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米1月CPIは年率3.1%と予想を上回る 

ひと目で分かる昨晩の動き  

NY市場

◆ドル円は150円台に乗せ、一気に150円88銭まで上昇。
米1月のCPIが予想を上回り、利下げ観測が大きく後退。
◆ユーロドルは1.08台を回復したが、CPI発表後に下落。
◆株式市場は大幅に反落。FRBの利上げサイクルは終了していない
との観測も出て、3指数が大幅安。
◆債券は大きく売られ、長期金利は4.31%台に急騰。
◆ドルが買われたことで金は大きく売られ4日続落。
原油は7日続伸。

◆1月財政収支   → -21.9b

本日の注目イベント

◆欧   ユーロ圏10-12月期GDP(確定値)
◆欧   ユーロ圏12月鉱工業生
◆英   英1月消費者物価指数
◆米   グールズビー・シカゴ連銀総裁、質疑応答に参加
◆米   バー・FRB副議長講演

昨日のウィークリー・レポート(今週のレンジ予想)に、「やはり、一度は150円を
見ないと収まらない動きかと思われ、今夜の米1月の消費者物価指数(CPI)がその
きっかけになるのか、注目です。」と書きましたが、ドル円はNY市場で150円台に
乗せ、一気に150円88銭までドル高が進みました。
150円台乗せは、2次攻撃、3次攻撃を経てからと予想していましたが、150円を
超えてからは「ストップロス」のドル買いもセットされていたとみえ、想定以上のドル
上昇でした。

米1月の総合CPIは前月比0.3%上昇(市場予想は0.2%)、前年同月比では3
.1%上昇(同2.9%)でした。
コアCPIは、前月比0.4%上昇(市場予想は0.3%)、前年同月比では3.9%
(同3.7%)と、いずれも市場予想を超えており、米国のインフレ率は3%台で高止
まりしていることが確認された格好です。
パウエル議長を初め、多くのFOMCメンバーが「勝利宣言するのは時期尚早だ」と述
べていたように、3%台から金融当局の目標である2%までは「近くて遠い」、まさに
「ラストワンマイル」であるということです。当局者の慎重な発言も今思えば、「正鵠
を射ていた」ことになります。
ブルームバーグは、「FOMCはこの統計で5月か6月まで待つ理由が増えたと考える
だろう。しかし、トレンドの方向性はなお下向きだ。伸びの大半が住宅によるものだ。
これらのコストがいつ下がるのか分かるのは待つしかない」といったコメントを紹介し
ています。
1月のCPIは上振れましたが、この単月だけでFRBによる利下げの可能性が消滅す
るわけではなく、3月の可能性はほぼなくなったものの、6月までには利下げが開始さ
れるとの見方を個人的にも維持しています。
ダブルライン・キャピタルのジェフェリー・ガンドラック氏はCNBCとのインタビュ
ーで、「現時点では、消費者物価指数(CPI)よりも個人消費支出(PCE)の方が
重要だ」と述べていました。

バイデン大統領は13日ホワイトハウスで、国防費のコミットメントを満たさないNA
TO加盟国に対して、ロシアが好きなように侵攻するのに任せると在任中に欧州の首脳
に語ったとするトランプ氏の発言をあらためて強い口調で非難しました。
バイデン氏は「常識を欠き、恥ずべきもので、危険であり、米国的ではない」と指摘し
、「米国の不幸を願う人々が最も期待するのはNATOの崩壊だ。トランプ氏の発言を
聞いて彼らが歓声を上げたのは確かだろう」と述べるとともに、「私が大統領である限
り、プーチン氏がいずれかのNATO加盟国を攻撃すれば、米国として加盟国を隅から
隅まで守る」と語っています。(ブルームバーグ)また、NATOのストルテンベルグ
事務総長も声明で、「同盟参加国が互いに防衛しないと示唆することは、米国を含む全
加盟国の安全保障を損う」と批判しています。
まだ大統領選にも勝利していないこの時期に、「トランプ流」を声高に宣言する危険性
を市場も徐々に織り込み始める必要があります。

150円台後半まで上昇してきたドル円ですが、当然この先のターゲットは昨年11月
に記録した151円90銭前後ということになります。
介入警戒感も出て来そうですが、足元の相場の動きは、決して「投機的」でも「急激な
変動」でもなく、当局が介入に踏み切るにはやや難しい状況かと思います。

本日のドル円は149円80銭~151円30銭程度を予想します。


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