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ユーロ、仏大統領選の結果を受け急落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米4月の雇用統計では失業率が8.1%と、0,1ポイント

    改善していたものの、非農業部門雇用者数が11.5万人増と

    市場予想から大幅に減少していたことで、ドル円は80円台を割り込み

    79円81銭まで下落し、同水準で引ける。

  • ユードルは1.31台半ばから下落し、約2週間ぶりに1.30台まで

    売られる。6日に行われるフランス大統領選とギリシャの総選挙の行方を

    懸念しユ-ロ売りが優勢となる。ユーロ円は104円台前半まで下落し

    約2ヵ月ぶりの水準まで下落。

  • さらに、今朝のオセアニア市場ではフランス大統領選でオランド氏が

    勝利したことで大きく下落して始まり、7時すぎには1.29台半ばまで下落。

  • 株式市場は3日続落。雇用統計の悪化を受け、資源エネルギー株や

    金融株に売りが膨らみ、ダウは168ドル安で1万3100ドル台を割り込む。

  • 一方、米債券は大幅続伸でし10年債利回りは3ヵ月振りに1.9%台を

    割りこむ水準に。雇用の低迷が続くとの見方から安全資産の債券に資金が流れた。

  • 金は5日ぶりに反発。原油価格は米景気の減速懸念から大幅に売られ、

    100ドルの大台を割り込み、約3ヵ月振りに98ドル台に。

  • 4月非農業部門雇用者数 → 11.5万人増

  • 4月失業率 → 8.1%





本日の注目イベント


  • 豪   豪3月小売売上高

  • 豪   豪3月住宅建設許可件数

  • 英   ロンドン市場休場(バンクホリデー)

  • 米   3月消費者信用残高

  • 加   カナダ3月住宅建設許可




3月に続き、4月の非農業部門雇用者数も市場予想を大きく下回る数字でした。

3月の同数字が12万人から15.4万人に上方修正されたにもかかわらず、市

場の反応は「米雇用の増加傾向にブレイキがかかった」との見方が優勢でした。

失業率も8.2%から0.1ポイント改善し8.1%になったものの、こちらも労働参

加率の低下が主因で実質的には低下していないとの声が挙がっています。

3ヵ月連続で順調に20万人の大台を超えていた米労働市場は、これで2ヵ月

連続の悪化を見せました。

ここまで発表された経済指標などを見ると、米労働市場が急激に悪化する要

因は見つかりません。冬場の気温が平年よりかなり暖かめで、これが雇用の増

加に繋がったことが指摘されていますが、これまでの昨年12月ー今年2月の

雇用者増がむしろ良すぎたのかもしれません。

今回の予想外の悪化を受け、FRBがすぐに「QE3」に踏み切るとは思えませ

んが、次回のFOMCが6月の19-20日に開催されますので、このタイミング

が重要になります。

6月初めに発表される「5月の雇用統計」の結果しだいでは、「QE3」の可能

性がぐっと高まると思われます。5月の雇用統計が期待外れに終わると、昨年

春以降に観られた「米景気の息切れ」が彷彿され、再び追加緩和が必要な

状況になってくるからです。

再び80円台を割り込んだドル円は、米景気の回復期待の後退を背景に徐々

に上値が重くなりつつあります。

昨年10月の75円32銭は「当面はドルの底値」だったとの見方は変えていま

せんが、82円台が次第に遠くなり、本日の展開によっては80円が上値のメド

となってくる可能性もあります。

焦点は「52週移動平均線」が示す78円77銭辺りになろうと思います。

この移動平均線は、今回のドル高が始まった2月13日にローソク足が上抜

けして以来、上昇傾向を示しています。

この水準を下回ると、再びドル売りが強まることが予想されることから、注目

される水準です。

本日のドル円はやはり下値を探る展開になりそうです。

米雇用統計の悪化からドル売りが出易い上に、欧州の政治的混迷からユー

ロも買えない状況になりつつあります。

フランス大統領選ではオランド氏が勝利し、17年ぶりに社会党の大統領が

誕生します。オランド氏はこれまでのサルコジ路線とは組せず、緊縮財政だ

けでは景気が回復しないとの立場を明らかにしています。

ギリシャ危機以来欧州各国は緊縮財政を実施することで合意してきました

が、新大統領の誕生でとくにドイツのメルケル政権との連携が不安視され

ているところです。

ユーロ圏第2の大国フランスが他の諸国と足並みを揃えなくなればユーロ圏

の混迷が深まり、ユーロ売りに拍車がかかることになると見られますが、少なく

ともドイツとのこれまでのような良好な関係は維持されていくと考えています。

従って、独仏の2大国がユーロ圏をけん引して行く構図は変わらないと思わ

れます。

メルケル独首相は、オランド氏に電話し、勝利を祝福するとともに、ベルリンを

「できるだけ早期に」訪問するよう要請しています。(ブルームバーグ)

本日のレンジですが、日経平均株価も150円-200円程度の下落を見せる

と予想しています。

そのためドル円の下落圧力も高まってくると思われますが、目処は79円50銭

と、79円33銭と見ています。

79円台の半ばという点と、120日移動平均線がサポートしていることから意識

されそうです。

レンジは79円30-80円00、としましたがどうでしょうか・・・・。
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