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ユーロ反発して始まる。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 連休前ということもあり、ドル円は小動き。

    79円半ばから79円70銭の間で取引され、ユーロ円など

    クロス円の動きを見る展開が続く。

  • スペインやギリシャの銀行の資本不足が明らかになり、

    ユーロドルは一時1.250台を割り込み、1.2495まで下落。

    その後は3連休前でもありポジション調整の買いが優勢となり

    1.25台前半で引ける。

  • 株式市場は反落。消費者マインド指数が改善していたにも関わらず

    欧州問題の深刻化懸念からダウは74ドル安で引ける。

  • 債券相場は反発。スペインの地方政府が財政難に陥っているとの

    報道を受け、米国債への需要が高まった。10年債利回りは低下し1.74%台に。

  • 金、原油はともに続伸。

  • 5月ミシガン大学消費者信頼感指数(改定値) → 79.3




本日の注目イベント


  • 豪   スティーブンス・RBA総裁講演

  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(4/27日分)

  • 米   NY市場休場(メモリアルデー)








ユーロドルが一時的に2010年7月以来、約1年10カ月ぶりに1.25の大台を割り

込んでいます。スペインの地方政府が財政難にあるとの報道から1.2495まで下

落し、その後は反発し1.25台に乗せてはいますが、連日大台替えをおこなって

おり、ユーロの底値が見えない状況です。

ギリシャの公的金融機関が資本不足に陥っていることや、スペインでも国有化され

たバンキアにさらなる資本注入が必要といった報道が駆け巡り、欧州危機は日増

しに悪化して行くような印象さえあります。

6月17日に再選挙がおこなわれるギリシャでは、緊縮財政に反対の急進左派連合

の支持率が上がっているとの調査結果もあり、このままではギリシャ発の欧州危機は

さらに深刻化していくとの見方が優勢です。

新聞報道でもギリシャのユーロ圏離脱後の姿を予想した内容の記事も増えており、

それによるとギリシャに取っても離脱後は「大きな試練」が待ち受けていることになり、

国民も今以上の経済危機に直面する可能性が高いと観られます。

そのことが分かっているため多くの国民が「ユーロ圏への残留を希望」している訳で

すが、ドイツ国民からすれば「むしが良すぎる」と言わざるを得ません。

先週末、国際金融協会(IIF)のダラーラ専務理事はギリシャの離脱コストについて、

「手に負えないほど膨らみ、協会がこれまで予想していた1兆ユーロ(約100兆円)

を上回る公算が大きい」と警告しています。

専務理事はさらに、ギリシャがユーロ圏を離脱すれば、「欧州中央銀行(ECB)が

支払い不能に陥り、欧州は真っ先にECBの資本を増強せざるを得なくなるだろう」と

述べ、ギリシャの離脱問題は予想以上に大きな影響を及ぼすと警告しています。

今後もギリシャやスペインの債務問題を中心に欧州からの情報に右往左往させら

れる展開が続くと思われます。投機筋のユーロ売りネットポジションが記録的な高

水準であることから、買い戻しも考えられますが、その必要性を考える間もなくユー

ロの悪材料が出てくるといった状況です。

あるいは買い戻しも徐々に進んでいながらも下落を続けているのかもしれません。

週明けのオセアニア市場ではユーロが反発し1.2570-75辺りで取引されて

います。ギリシャの複数の世論調査で有権者が金融支援に賛同する政党を支

持していることが示され、ギリシャのユーロ圏からの離脱懸念が後退したことが

手掛かりとなっているようです。

欧州危機が継続されるとすれば、「リスク回避」の流れが続き株安、債券高ととも

にドルと円が買われ易い展開が続きそうです。

ユーロドルが下落し、ドル円は79円半ばを挟み一進一退の展開となり、依然とし

て方向感のない動きが予想されます。

特に本日はNY市場が休場のため、これまでのポジションの買い戻しの動きがあ

るかもしれませんが、基本的には欧州の参入を待つ展開かと思われます。

予想レンジは79円50銭から79円90銭と考えます。
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