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ユーロ円2週間ぶりに100円台に。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は続伸し、NY市場では79円79銭まで反発する。

    中国が3年半ぶりに利下げを決めたことで、豪ドル、ユーロなどの

    買い戻しが活発となりドル円を押し上げた。

  • バーナンキ議長の議会証言も「行動を起こす用意がある」とは発言した

    ものの、「QE3」への具体的な言及がなかったことでドル売りには

    繋がらなかった。

  • 欧州不安が依然として意識されるものの、ユーロドルは買い戻しの流れが継続。

    中国の利下げも「リスクオフ」の流れをやや後退させ、ユーロは対ドルで

    1.26台前半、対円でも約2週間ぶりに100円台まで上昇。

    スペイン国債の入札が好調だったこともユーロ買い戻しを後押し。

  • 株式市場は3日続伸。FRBの追加緩和期待が相場を押し上げているものの、

    バーナンキ発言では、期待された内容ではなかったことから上げ幅を縮小する場面も。

    ダウは小幅に続伸し、ナスダックは反落。

  • 債券相場は3日ぶりに反発。10年債利回りは小幅に低下し1.64%台に。

  • 4月消費者信用残高 → 65.2億ドル

  • 新規失業保険申請件数 → 37.7万件

    本日の注目イベント


    • 豪   スティーブンス・RBA総裁講演

    • 豪   豪4月貿易収支

    • 日   1-3月GDP(改定値)

    • 日   4月国際収支

    • 日   5月景気ウォッチャー調査

    • 独   独4月貿易統計

    • 欧   ギリシャ1-3月GDP

    • 英   英5月生産者物価指数

    • 米   4月貿易収支

    • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演

    • 加   カナダ5月失業率

    • 加   カナダ5月住宅着工件数










    ユーロ円など「クロス円」の買い戻しが活発になっています。

    ユーロ円は5月23日以来の100円台を回復し、NY市場では100円台半ばまで

    反発しています。同様に豪ドルの買い戻しも進んでおり、これらの動きがドル円を

    79円台後半まで押し上げたものと思われます。

    豪ドルは前日のGDPが予想外の伸びを示したことに加え、昨日の雇用統計でも

    雇用者数の伸びが大きく、豪ドルの買い戻しをけん引しました。

    利下げを決めた直後の経済指標が予想外に好調だったという皮肉な結果になり

    ましたが、これで追加の利下げ観測が後退し豪ドルを押し上げる動きに繋がって

    います。

    75-80円のレンジの上限まで上昇してきましたが、これで豪ドルの下落は終わ

    り「反転」するかどうかはまだ未知数です。

    ギリシャの再選挙や米FOMCなど重要なイベントを控えていることから、まだど

    ちらにも振れる可能性を残していると見ておいた方がいいでしょう。

    ただ、テクニカルでは豪ドルの底堅さは確認されており、ここから5円も下落する

    ような状況は想定しにくくなっています。

    ユーロもそうですが、まだ依然としてリスク回避の流れが継続されていると見られ

    ますが、足元の動きを見る限り、円とドルが売られ、リスクオフの状況です。

    これはやはりこれまで実態以上にリスク回避が進み、積み上がったショートの

    買い戻しが進んでいると見るべきです。

    ユーロが明らかに下落すると見ても、ユーロショートの積み上げには限界があり

    ます。流れが変わったわけではなく、買い戻しが終わった後の動きが重要になっ

    てきます。

    バーンナンキ議長が議会で証言を行いました。

    欧州危機が拡大したら「行動を起こす用意がある」とこれまでの発言とは違いが

    ありませんでした。

    「欧州情勢は米国の金融システム及び経済に顕著なリスクをもたらしており、注

    視する必要がある」との見解を示し、市場が期待していた「QE3」に関しては特

    に触れていません。

    ただ、言葉の中には今後の欧州情勢次第ではいつでも「カードを切る用意があ

    る」ことをにじませています。

    17日のギリシャの再選挙の結果によっては危機が拡大することになるため、そ

    の時には躊躇なく行動を起こすと言いきっているようです。

    ただ、「われわれには検討可能な選択肢がある」と言っていることから、次回の

    FOMCで「QE3」が見送られたとしても何らかの施策を行う可能性は高いと思

    われます。

    ドル円は79円30-60銭の重要なレジスタンスを抜けてきたことから、やや底固

    さが意識される状況になりました。

    先週末の雇用統計発表直後の77円66銭から1週間かけて、ほぼ2円の反発を

    見せたことになります。

    何度かこの欄で指摘しているように、トレンドを確認し易い「52週移動平均線」を

    レートでは一時抜けていましたが、「週足」という意味ではまだ抜けていません。

    むしろ「週足に絡んだ後」このまま79円台で越週すれば、完全にサポートされた

    ことになります。

    上述のようにまだ不安材料が多く残っていることから、このまま80円台に乗せ上

    昇に転じるかどうかは予断を許しませんが、

    78-80円のレンジに収まり、急激な円の先高観は後退していくのではないかと

    予想します。

    80円台にしっかり乗せる前のレジスタンス・ポイントは、「8時間足」では79円76

    銭と79円92銭となります。また「日足」では79円66銭と80円15銭です。

    値ごろ感からクロス円の売りが再び出て来るようだと、ドル円の78円台への下落

    も考えられます。

    良い週末を・・・・。
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