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ユーロ買い戻しが活発。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ギリシャの再選挙を前に、ユーロドル買い戻しが活発となり

    「ドル安ユーロ高」が進む。ユーロドルは1.25台から1.26台に

    乗せたものの、テクニカルポイントもあり一段の上昇には至らず。

  • 「ドル安ユーロ高」に引っ張られ、ドル円もやや円高に振れ

    一時79円16銭まで下落するも、クロス円の買い戻しや米金利高などに、

    押し戻され79円35-40銭で引ける。

  • 株式市場は大幅に反発。17日の選挙で新民主主義党(ND)が

    勝利するとの観測が広がり、ダウは幅広く買い物を集め155ドル高に。

    約1ヵ月ぶりの高値を記録。

  • 債券相場は反落。欧州の中央銀行が協調行動をとるとの報道に、軟調な展開

    となり10年債利回りは1.64%台に上昇。

  • スペイン国債は一段と下落し、10年債利回りはユーロ導入以来初の

    7%台まで上昇(価格は下落)。

  • 金は小幅ながら5日続伸。原油価格も反発し83ドル台後半に。

  • 5月消費者物価指数 → -0.3%

  • 新規失業保険申請件数 → 38.6万件



    本日の注目イベント




    • 日   日銀金融政策決定会合

    • 日   白川日銀総裁、記者会見

    • 欧   ドラギ・ECB総裁講演

    • 欧   ユーロ圏4月貿易収支

    • 米   6月NY連銀製造業景況指数

    • 米   5月鉱工業生産

    • 加   5月設備委稼働率

    • 加   6月ミシガン大学消費者信頼感指数



      米新規失業保険申請件数が増加していたことや、ユーロドルの

      買い戻しが旺盛なことなどからドル円は円買いが優勢となり、79

      円前半まで下落しました。ただ、基本的には方向感もないことから

      78円台を試す勢いも無く、79円半ば近辺で引けています。

      値幅も小さく、参加者も減少しているように思えます。

      一方ユーロドルは、17日のギリシャの選挙を前に「ユ-ロ買い戻し」

      が活発になっており、1.26台乗せとなっています。

      昨日も述べた通り、ユーロのショートポジションが大きく積み上が

      っているため、ショート筋は買い戻しのチャンスを伺っている節もあ

      ります。

      昨日はスペイン国債の長期金利が「危険水域」とされる7%を上回

      る場面もあり、本来ならユーロが急落してもおかしくない状況にも関

      わらず上昇しており、このところ連日こういった動きが続いています。

      17日の選挙では緊縮財政を支持する新民主主義党(ND)が勝利

      するとの観測が広がり、市場はこちらの報道に反応した格好となり

      ユーロを押し上げています。

      実際に、アテネ株式指数は銀行株を中心に急騰しています。

      17日の選挙結果を見るまでは何とも言えませんが、やはり注意した

      いのはショートポジションの巻き戻しです。

      ここに来て「仮に急進左派連合が勝っても、ユ-ロはそれほど下

      落しないのではないか?」といった見方も増えてきました。

      EU財務相も選挙結果が出次第、緊急の電話会議を開催し対応

      策を協議するとの報道もあります。

      オズボーン・英財務相は「財務省とイングランド銀行は英経済を

      守るため協調行動を取る」と発言しています。

      おそらく、ギリシャの選挙結果が世界経済にマイナスに働くよう

      なら、日米欧を含む主要中銀は混乱を防ぐために市場に資金

      を潤沢に供給する協調行動をとる可能性が高いと思われます。

      すぐさまギリシャがユーロ圏を離脱することはなく、問題はその

      後のEUの対応です。

      合意した緊縮財政策の緩和に踏み切るのか、あるいは現行の

      合意策を維持しながら追加の支援策を講じるのか、どこかで

      「落とし所」を探ってくるのではないかと予想しています。

      一方でメルケル・独首相は昨日のスピーチで「ドイツの力は無

      限ではない」と、さらなる追加支援に警戒感を隠していません。

      ギリシャの選挙はいよいよ「秒読み段階」に入ってきましたが、

      選挙後の最初の主要マーケットは18日月曜日の東京市場

      です。

      結果がどうであろうと、来週月曜日の相場は本日のNY市場

      の引け値から「窓を開けて」取引が開始されると思われます。

      できるだけ今夜までにはポジションを縮小するか、不要なポ

      ジション・メイクは避けるべきです。

      選挙結果を睨んだポジション・メイクは「ハイリスク・ハイリタ

      ーン」ですが、逆指値が大きく不利な方向に働く可能性も

      あります。

      ユーロドル、ユーロ円の急変には注意したいところです。

      ロンドンオリンピックまで、あとひと月強です。

      「聖火」はギリシャから欧州大陸を経由し、ドーバー海峡

      を渡ってロンドンを目指します。

      世界中の人々がこの成り行きを注目しています。

      しかし、ギリシャ発の「金融危機」の拡大だけはいただけません。

      欧州大陸を経由して世界に広がるのかどうか、こちらも世界中

      の人々が注目しています。

      良い週末を・・・・。
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