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FOMC追加緩和を見送る。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は約1週間ぶりに79円70銭まで反発。

    FOMCで「QE3」が見送られたことで、円買いのポジションを

    巻きもどしたとの指摘もあり、円は主要通貨に対して全面安に。

  • ユーロドルは連日の大相場からやや落ち着きを取り戻す。

    メルケル・独首相はESFSが南欧諸国の国債を直接購入することに

    前向きな発言をしたことや、ギリシャで新政権が樹立されたことなどを

    背景にユーロ買いが強まる。

    ただ、1.27台半ばまでユーロが買われたが一段の買い戻しには至らず。

    ユーロが買われ、円が売られたことでユーロ円は約1ヵ月ぶりに101円台

    まで上昇。

  • 株価は軟調。一部では「QE3」が実施されるとの観測があったことで、

    後場からは失望売りが優勢となりダウは小幅に下落し、ナスダックは小幅に続伸。

  • 債券相場は株価の下落を見ながら小幅に買われ、利回りは低下。

  • 金は続落し1615ドル台に。原油価格は大幅に続落し、約8ヵ月半ぶりとなる

    81ドル台まで売られる。原油在庫が増加していたことや、FOMC声明文で景気の

    見通しが下方修正されたことなどが嫌気された。

    本日の注目イベント




    • 独   独6月製造業PMI

    • 独   独6月サービス業PMI

    • 欧   ユーロ圏6月製造業PMI

    • 欧   ユーロ圏6月サービス業PMI

    • 欧   6月ユーロ圏消費者信頼感指数

    • 欧   ユーロ圏財務相会合(ルクセンブルク)

    • 欧   スペイン長期国債入札

    • 英   英5月小売売上高

    • 米   新規失業保険申請件数

    • 米   6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数

    • 米   5月中古住宅販売

    • 米   4月住宅価格指数

    • 米   5月景気先行総合指数

    • 加   カナダ4月小売売上高


      注目のFOMCでは大方の予想通り「QE3」は見送られ、今月末

      で期限の来る「ツイストオペ」を年末まで半年延長しました。

      会合終了後の記者会見でバーナンキ議長は「必要に応じて緩和

      行動を取る用意がある」と述べましたが、これまでの発言の繰り返

      しに終始し、特に目新しい内容は無かったようです。

      景気見通しについては、前月の雇用の伸びが鈍化したほか、年

      内の失業率の改善が見込めないことを反映し、2012年の経済予

      想を下方修正しています。

      議長は雇用の伸びが依然として重要なキーであることを意識し、

      「労働市場が継続的に改善しなければ、追加行動を取る準備を

      適切に行う」として、今後も「QE3」に踏み切る際の重要なファク

      ターは雇用であることを強調しています。

      今回のFOMCが市場予想通りであったことで、株式市場などで

      は失望売りが優勢な状況になりましたが、概ね混乱はなかった

      ようです。

      昨日もこの欄で述べましたが、欧州危機が拡大傾向を見せてい

      る中、やはり「QE3」という実弾は温存しておき、議長の発言に

      もあったように「必要ならいつでも行動する」という臨戦態勢は

      取っていることを、市場に知らしめるという選択をしたのだと思い

      ます。

      雇用者の増加は昨年12月から3ヵ月連続で20万人を大きく

      上回る数字を示した後、一転して3月から先月までは増加ペ

      ースが急激に鈍化し、先月は6万9千人の増加と、1月の

      「四分の一」に留まっています。FOMC声明文では今後も大

      幅な改善が見込めないとしていますが、さらに増加数が減

      少するようなら、今度は追加緩和に踏み切ることが明確にな

      ったとも言えます。

      今週初めの「G20」では目新しい対策が打ち出されず、さら

      に昨日のFOMCでもサプライズがなかったことでユーロ危機

      の拡大から、ユーロが売られ、円が買われる展開が予想され

      ていましたが、昨日の市場の動きは全く逆でした。

      ドル円は79円20-30銭が重く、レジスタンスポイントになっ

      ていましたが、この水準はあっさり上抜けを完了させています。

      「日足」で見ると、このところの上下の値幅は移動平均線でほ

      ぼ忠実に示されています。

      「200日移動平均線」は78円76銭の所に位置し、下落をサポ

      ートしています。

      一方「120日移動平均線」は現在79円79銭に居て、こちらは

      上昇を抑えている格好になっています。いわば「ボックス」を形

      成している訳ですが、両移動平均線の位置を見ると「200日」が

      「120」の下にいることから相場は「上昇トレンド」と見ることがで

      きます。

      また、「MACD」では既にゴールデンクロスを完成させており、

      今後は「ゼロの軸」を上回れるかどうかがポイントに

      なりそうです。

      今後は上記79円79銭を明確に抜けて来れば、80円台に乗

      せる可能性があると考えますが、80円10銭前後からは

      「一目均衡表」の雲が横たわっています。

      しかも、この雲は比較的厚みもあり、簡単には抜けさせてく

      れない雰囲気を持っています。

      さらに、相場の先行きを表すとされている「基準線」は現在下

      向きです。

      まだしばらく、上述の二つの移動平均線内で収まると見るべ

      きかもしれません。

      豪ドル円についても昨日、「200日移動平均線」が80円73銭

      にあって、この水準を抜ければ81円台乗せもあり、もう一段の

      上昇も見込めそうですと記述しました。

      既にこの水準を上抜けし、NY市場では81円42銭まで続伸

      しています。

      ただこの上にはドル円と同様に「雲」があることから、一旦は

      利益を確定しておくべきと思われます。
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