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ユーロドル再び下値を試す展開か? 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は上値の重い展開が続き、海外市場ではユーロ円などの

    下落に伴い円買いが優勢となり、79円23銭までドルが下落。

    その後はユーロが反発したことや、長期金利が上昇したことを手掛かりに

    79円半ばまで戻して取引を終える。

  • ユーロドルはアジア時間では1.25の大台が底堅かったものの、欧州市場

    に入ると大きく割り込み、NYでは1.24台半ばまで下落。EU首脳会議では

    建設的な結論には達しないとの見方が優勢。

  • ファンロンパイEU大統領は、「銀行同盟」などを含む行程表をEU首脳会議に

    提案することを発表。「欧州共同債」についても中期的に検討すべきとの内容。

  • 株式市場は反発。ケース・シラー住宅価格が前月比でプラスに転じたことや、

    ユーロが反発したことなどで、ダウは32ドル高と小幅高で引ける。

  • 債券相場は下落。長期金利はやや上昇し1.62%台に。

  • 金価格は反落し、原油は小幅に上昇。

  • 4月ケース・シラー住宅価格指数 → -1.90%(前年同月比)

  • 6月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数 → 62.0

  • 6月リッチモンド連銀製造業景況指数 → -3


    本日の注目イベント




    • 独   独6月消費者物価指数(速報値)

    • 欧   イタリア短期国債入札

    • 欧   レーン・欧州委員講演

    • 欧   モンティ・イタリア首相、ユンケル・ユーロ圏議長講演

    • 米   5月耐久財受注

    • 米   5月中古住宅販売成約


      著名投資家ジョージ・ソロス氏が、欧州が混迷している理由の一つに

      メルケル・独首相の言動を挙げていたように、「欧州の女王メルケル首

      相」はドイツにとって負担増になる政策には徹底的に反対しています。

      「生きている限り債務共有はない」・・・・。昨日ベルリンで開かれた議

      員らとの会談でこう語ったとブルームバーグは伝えています。

      これまで欧州危機の拡大を防ぐため様々な対策が検討されてきまし

      たが、同首相はそのほとんどに対して「NO」と、態度を変えていませ

      ん。

      ファンロンパイ・EU大統領は明日から開かれるEU首脳会議に、将

      来の金融・財政統合に向けた行程表の案を発表しました。

      その中身は、域内の銀行を一元的に監督できる「銀行同盟」の創設

      を早急に行うべきとの案や、将来的には「欧州共同債」の発行も検討

      すべきといった内容です。

      混乱の続く欧州にとって、ギリシャやスペインの危機をイタリアに波及

      させないことが最大の課題です。

      EU首脳会議ではこの大統領提案を軸に議論がなされるものと思われ

      ますが、その成り行きは上述のようにメルケル首相の判断次第というこ

      とになります。

      メルケル首相は既に大統領提案に対し、「責任の共有と監督の共有

      のバランスが悪い」と述べ、不快感を示しています。

      今週再びEU首脳会議がベルギーで開かれますが、同首脳会議は

      既に「月例行事」になっている感があります。

      これまで過去2年間で何十回となく顔を合わせていますが、建設的

      な結論には至っていません。

      市場はその都度「失望感」からユーロ売りで反応してきましたが、

      時間を稼ぐのはそろそろ限界にきているのではないでしょうか。

      有効な対策を打ち出せないことで、市場はスペインやイタリアの国

      債を売り、金利を押し上げ、これが徐々に国の財務体質の悪化や資

      金調達を困難にさせています。

      ユーロドルは欧州の混乱が収束しないとの見方を背景に、昨日の海

      外市場では2週間ぶりに1.24台半ばまで下落した後1.25近くまで

      反発して引けています。

      投機筋のユーロ・ショートのポジションが依然として高水準のため、

      下落するとユーロ買いが持ちこまれるため一段の下落には至ってい

      ませんが、1.24台を割り込むと再び1.22程度まで売り込まれる可

      能性が常にあると思われます。

      現在「1時間足」では「雲」が徐々に下にさがってきており、ユーロド

      ルの上値を抑えた格好になっています。

      「雲」の下限は1.25を若干上回ったところに位置していることから、

      今日もユーロドルの上値は重いと見ています。

      明日から始まるEU首脳会議で、これまでと同様に対策が打ち出さ

      れなければ、週明けには再び「窓開け」で取引が始まる可能性もあ

      ります。

      ドル円についてはまだ下値を探っている段階かと思われます。

      昨日は79円台半ばを突破しましたが、「4時間足」の120日移動平

      均銭がある79円20銭手前で下げ止まり折り返しています。

      足元では「1時間足」の200日銭を上回っていることから、この水準

      (79円46銭前後)がサポートされるかどうかに注目しています。

      明確に割り込むようなことになれば、上記79円20銭を再び試しに

      行くことも考えられますが、円買いの勢いもひところほど強くはない

      という印象を持っています。

      予想レンジは79円20銭~79円80銭と見ていますが、引き続き勝

      負は欧州時間です。
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