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ユーロ、対ドル対円で下落。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円はユーロ円の急落に引っ張られ、欧州市場では79円22銭まで下落し、

    2日前に記録した底値に並ぶ。その後はユーロが買い戻されたことに伴い

    79円台半ばまで反発して引ける。

  • ユーロドルは1.25台を頭に下落基調が続く。スペインの長期債利回りが

    再び7%を超えたことを手掛かりにユーロドルは急落。これまでサポートされていた

    1.24台半ばを抜け、欧州時間では1.2407まで売られる。

  • 株式市場は反落。JPモルガンチェースの損失額が90億ドル(約7200億円)

    に上るとの報道もあり、売り優勢の展開にダウは24ドル安。

  • 債券相場は堅調。7年入札が好調だったことに加え、株価も下落したことで

    10年債利回りは1週間振りに1.58%台まで低下。

  • 金価格は大幅に反落。対ユーロでドルが上昇したことや、原油価格の下落から

    前日比28ドル下げる。原油も世界的に需要が低迷するとの見方から、約9ヵ月振り

    となる77ドル台まで売られる。

  • 1-3月GDP(確報値) → +1.9%

  • 新規失業保険申請件数 → 38.6万件


    本日の注目イベント




    • 日   5月失業率

    • 日   5月消費者物価指数

    • 日   5月鉱工業生産

    • 欧   ユーロ圏6月消費者物価指数

    • 米   5月個人所得

    • 米   5月個人支出

    • 米   6月シカゴ購買部協会景気指数

    • 米   6月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)

    • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁講演

    • 米   ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演

    • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演


      昨日のドル円の動きは読み違えました。

      日経平均株価が堅調に推移し、NYでもドルが底堅かった

      ことから79円台半ばから後半での動きを予想していましたが、

      9時のオープン直後から円買いが優勢となり、欧州市場では

      ユーロの下落に引っ張られ79円22銭まで売られました。

      ただ、この水準は2日前にもサポートされたレベルで、昨日も

      ここを底値にやや反発を見せています。

      明確な方向感のないドル円ですが、やはり欧州情勢に左右

      される展開が続いており、ユーロ円の行方がドル円の方向性

      を決定する動きが顕著になっています。

      その欧州情勢は既に昨日からEU首脳会議が始まっています

      が、欧州危機解決への処方箋が承認されるのかどうか、不透

      明な状況に変わりはありません。

      今朝の情報では、メルケル首相が28日に記者会見をキャンセ

      ルしたというニュースや、ショイブレ独財務相がウォール・ストリ

      ート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、ユーロ圏債務共

      有を受け入れる用意があると語った、などといった報道があります。

      今回のサミットの討議内容は基本的にはファンロンパイEU大統

      領が示した「素案」を承認するかどうかということですが、焦点はド

      イツの判断です。

      初日の会議では既に、1200億ユーロ(約12兆円)規模の成長

      ・雇用協定を承認しており、その中心は欧州投資銀行(EIB)の

      1000億ユーロの資本増強になっています。

      ただ、今のところ「欧州共同債」や「銀行同盟」の創設について

      は議論されていないようです。

      ユーロドルは、今回のEU首脳会議でもサプライズはないとの見

      方が有力でユーロ売りに繋がっています。

      昨日はスペインの長期国債が再び7%台まで売られたことでユ

      ーロ売りが加速し、欧州時間帯には1.2407まで急落しました。

      このところ、アジア市場ではユーロの買い戻しが観られ、その後

      天井を付けると徐々に下落し、欧州勢が本格的に参入すると

      下落が速まる傾向が続いています。

      特に昨日はこれまでサポートと観られていた、1.2440-50が

      抜けたことで下落スピードが加速した模様です。

      昨日の底値の1.2407は約4週間ぶりの水準で、ここを割り込

      めば6月1日に記録した1.22台後半が

      見えてきそうです。

      そのため、ユーロドル、ユーロ円は「戻り売り」の姿勢を継続す

      ることでいいと思いますが、投機筋のユーロショートポジション

      が依然高水準であることは常に意識しておく必要があります。

      ドイツが態度を大幅に軟化させれば、ユーロの急反発もありえ

      るからです。

      引き続き今晩のスペインやイタリア国債の動向と、EUサミット

      からの情報が重要なことは言うまでもありません。

      EUサミットについては、明日の土曜日の早朝に共同声明が

      出されることになりそうですが、会議が紛糾すればさらに遅れ

      る可能性もありそうです。来週月曜日の「窓開け」には注意し

      たいところです。

      九州地方は連日の大雨で大変ですが、東京地方は「梅雨

      の晴れ間」が続いています。梅雨の時期はまだ3週間程度

      続くと思われます。

      外に出て汗を流し、束の間の「晴れ間」を楽しむのもいいか

      もしれません。

      良い週末を・・・・。
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