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円、ユーロともに閑散相場続く 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米第2四半期GDP改定値が1.7%に上方修正されるなど、

    経済指標の改善を背景にドル高が進む。ドル円は小動きながらも

    78円80銭近辺まで上昇。

  • メルケル独首相が欧州安定メカニズム(ESM)には銀行免許を

    付与しないとの認識を示したことが重荷となり、ユーロドルは小反落。

    1.25台半ばから1.25台前半まで売られたものの、値幅は限られた。

  • 株式市場も盛り上がりに欠け、ダウは反発したものの小幅に留まり、

    ナスダックも5日続伸したが上昇は小幅。

  • 金価格は続落し、原油は反落。

  • 4-6月期GDP(改定値) → 1.7%

  • 7月中古住宅販売成約指数 → 2.4%


    本日の注目イベント





    • 豪   豪7月住宅建設許可件数

    • 独   独8月雇用統計

    • 独   メルケル首相中国首脳と会談

    • 欧   ユーロ圏8月消費者信頼感(確報値)

    • 欧   アスムセン・ECB理事講演

    • 米   7月個人所得

    • 米   7月個人支出

    • 米   7月PCEコア・デフレーター

    • 米   新規失業保険申請件数


      米経済指標の改善に加え、ベージュブックでは「多くの地区

      で緩やかな経過拡大が続く」と、前回から大きな変化はなく、

      雇用についても「大部分の地区で横ばいか、若干の増加に留

      まった」と報告されたことでややドル買いが優勢な展開となって

      います。

      ドル円は小幅に上昇し、78円80銭近辺までドル高に推移しまし

      たが、78円30-80銭のレンジは抜け切れていません。

      ただ、「1時間足」では先週金曜日のドル急落で「120日移動平

      均線」を下抜けして以来、再びこの線を上回っています。

      上記、経済指標の改善傾向が続いていることから、「追加緩和」

      観測がやや後退していることが、ドルを押し上げているものと思わ

      れます。

      また、ここにきて明日のバーナンキ議長の講演でも「追加緩和」

      に関する言及はないのではないかといった見方が急速に高まっ

      てきています。

      確かに明日のジャクソンホールでの講演では特にサプライズは

      ないのかもしれません。

      重要なのはやはり、来週末の雇用統計の結果であることから、

      その内容を確認するまでは安易な言葉は発しないのではない

      でしょうか。

      だからと言って「追加緩和」の可能性がなくなったわけではあ

      りません。あくまでも「8月の雇用統計」の結果次第ということです。

      一方ユーロドルも1.25台を維持しているものの、やや軟調な動

      きを見せています。

      昨日の独伊首脳会談では、欧州安定メカニズムの銀行免許を

      巡り意見の対立がありました。

      メルケル独首相は「ESMに関する限り、銀行免許の付与は条

      約と相いれないというのが私の信念だ」と発言し、モンティ伊首相

      は「さまざまな部分で構成する全体を見渡す視点から見るべきだ」

      と、意見の違いが明らかになりました。

      メルケル首相は、ドラギECB総裁の意見も私と同じだとも語ってい

      ます。

      そのドラギECB総裁はドイツ紙への寄稿で、ECBは「常に、託さ

      れた責務の範囲内で行動する。しかしながら

      その責務を果たすためには時には、伝統的な金融政策以外の手

      段の採用が必要であることが理解されねばならない」と論じ、国債

      市場に介入する方針を批判するドイツに対して反論しています。

      実際にバイトマン独連銀総裁は、ECBによる国債購入には再三

      反対の立場を表明しています。

      バイトマン総裁はECB理事会のメンバーであることから、来週6日

      のECB理事会ではどのような議論がされ、ユーロを守るためにどの

      ような対策が打ち出されるのか注目されます。

      昨日のアジア市場ではドル円だけではなく、ユーロドルも「固定相

      場」のような静けさでした。

      今日も同じ様な展開が続く可能性が高いと思われますが、海外市

      場では経済指標の発表もあることから、そこそこの値動きも期待され

      ます。

      日本時間の朝方にはなりますが、アスムセンECB理事の講演があ

      ります。アスムセン理事はドイツ人です。

      元ドイツ財務省の次官を経てECBの専務理事に就任していますが、

      メルケル首相の信頼が厚く、同首相に近い人物と見られています。

      ドラギ総裁に近い発言をするものと思われます。
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