FC2ブログ

バーナンキ講演でドル安進行 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • バーナンキ議長がジャクソンホールでの講演で「追加緩和」

    に言及したことからドルは主要通貨に対して下落。ドル円は一時

    78円19銭まで売られ安値圏で引ける。

  • ユーロドルでもドル安が加速。一時1.2637と、7月2日

    以来のユーロ高水準まで上昇し、1.25台まで値を下げて引ける。

  • 株式市場はバーナンキ議長の講演内容を好感し上昇。

    ダウは150ドルを超える上昇をみせたが、引けは前日比

    90ドル高に留まる。

  • 債券相場は急伸。追加緩和の思惑が高まり、債券への需要が

    拡大、10年債利回りは1.55%台まで大幅に低下。

  • 「追加緩和」期待から金、原油はともに大幅高。金価格は

    前日比30ドルプラス。

  • 8月ミシガン大学消費者信頼感指数 → 53.0

  • 8月シカゴ購買部協会景気指数 → 74.3


    本日の注目イベント




    • 中   中国8月非製造業PMI

    • 中   HSBC8月製造業PMI

    • 豪   豪7月小売売上高

    • 欧   ユーロ圏8月製造業景気指数(改定値)

    • 欧   欧州議会経済金融委が銀行同盟について審議

    • 米   NY市場休場(レーバーデー)


      バーナンキ議長はジャクソンホールでの講演で失業率は「深刻な

      懸念材料だ」と、何度も失業率が高止まりしていることに懸念を示し、

      その上で「注意深く検討した場合、非伝統的な政策のコストは管

      理可能なようだ。

      それは経済状況が正当化すればそのような政策を追加で実施す

      る可能性を排除すべきでないことを意味する」

      と発言し、雇用の状況次第では「追加緩和」を実施する可能性が

      高いとの認識を示しました。

      今回の講演内容については「追加緩和」には言及しないのでは

      ないかとの見かたも強かったことから、

      講演内容が伝わるに従ってドル売り、株高、債券高が進行し、

      ドル円は78円19銭まで円が買われました。

      78円30-80銭のレンジを下方に抜けたことで、78円台割れが

      あるかどうか注目されます。

      ドル円は8月の初めにも78円10-15銭の水準を試しましたが、

      この時の米10年債利回りは1.45から1.6%台で、その後金利

      が上昇したことで78円台割れは避けられました。

      今回も米10年債利回りは1・55%台まで低下していることから、

      ドル円と米10年債利回りの相関が強いことを考えると、78円台を

      割り込むかどうかは、米10年債の行方に注目する必要があります。

      その10年円債は6月23日に1.39%台まで下落しています。

      9月12-13日のFOMCで「追加緩和」に踏み切れば、10年債な

      ど債券への需要が高まり、利回りは低下します。

      過去最低の1.39台を下回るかどうかがドル円の水準を決定しそう
      な状況です。

      「追加緩和」観測の高まりはユーロドルも上昇させています。

      先週末のNY市場では1.2637まで買われ、約2ヵ月ぶりの、戻り

      高値を記録しました。

      ユーロドルは長期的なトレンドを示す「週足」で見ると、1.2650-

      60の水準を明確に上抜けするとトレンドラインを抜けそうに見えます。

      このトレンドラインは昨年8月29日の1.4548を起点にしているもの

      で、この抵抗線を抜けるとちょうど1年振りの

      「トレンドの転換」が完成する可能性があります。

      足元のユーロドルは1.25台後半で推移していますが、上記水準を

      抜けるかどうかはECBの対策次第です。

      今週木曜日のECB理事会でどのような対策を打ち出してくるのかが

      非常に重要になっています。

      ラホイ・スペイン首相は「ECBの結果を待って支援を要請するかどう

      かを判断する」と語っており、ここでもECBの対応に注目が集まりま

      す。

      スペイン国債を購入するとの期待が高まってるようですが、これに反

      対するドイツ連銀総裁が辞意を表明し、メルケル首相に慰留されたと

      の報道もあります。

      また、今朝のブルームバーグは、ECB理事会はドラギ総裁がまとめ

      た債券購入プログラム案の内容を、政策決定会合の1日前に各国

      中銀総裁に明示し、各国で検討する時間を与えるという、当局者の

      匿名情報を伝えています。

      米国ではFOMCが開催され「追加緩和」緩和が議論され、ECB

      理事会ではユーロ防衛に関する議論がされます。決定されればど

      ちらも「円高要因」と見ることができます。

      ドル円が78円台を割り込んでくれば、今度は日銀の番です。

      自国の利益を守るため行動を起こし、その影響で他の国が多少困

      っても止むを得ない。そんな「ナショナリズム」さえ意識されます。

      今月は日銀の本気度を確認する月にもなりそうです。
      スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gaitameonline.blog50.fc2.com/tb.php/1147-85b248da

このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。