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ユーロECB理事会を控え神経質 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ISM製造業景況指数の悪化でドル円は78円前半を試したが、

    その後米金利の上昇を手掛かりに78円台半ばまで反発。

  • ユーロドルは欧州時間の朝方1.2626までユーロ高が進んだものの、

    この水準はトレンドラインの上限にもあたり、上値を抑えられる格好で下落。

    NYではECBの対策では危機解決に不十分との見方も広がり1.25台

    半ばまで下落。

  • 株式市場は下落。経済指標の悪化から景気の先行き懸念が広がりダウは

    54ドル安で引ける。ナスダックは小幅な上昇を見せる。

  • 債券相場は反落。ECBの理事会を控え債券購入に動くとの見方も

    根強く、10年債利回りは先週末より小幅に上昇。

  • 金価格は続伸し、約半年ぶりに1700ドル台に乗せる。

    追加緩和観測を手掛かりに金への資金流入が続いていることが背景。

    原油価格は反落し95ドル台に。

  • 8月ISM製造業景景況指数 → 49.6


    本日の注目イベント





    • 豪   豪4ー6月GDP

    • 中   中国 HSBCサービス業PMI

    • 欧   ユーロ圏8月総合景気指数(改定値)

    • 欧   ユーロ圏7月小売売上高

    • 欧   ファンロンパイEU大統領、オランド・仏大統領と会談

    • 英   英8月サービス業PMI

    • 加   BOC政策金利発表



      ECB理事会を明日に控えユーロは神経質な動きが続いています。

      昨日も欧州市場の朝方ユーロドルはポジションン調整の買いに動

      意づき、1.2626まで上昇する場面がありました。

      明日の理事会でECBが国債購入を決めるとの見方も根強く、ショ

      ートポジションを手じまう動きが出た様です。

      一方NY市場では、ECBの対策では危機解決には至らないとの

      見方もあり、ユーロドルは一転して下落し1.25台半ばまで下落し

      ています。

      ユーロは底堅い動きを続けてはいるものの、1.2620-30辺りで

      やや「天井感」が出てきたように見えます。

      このレベルは「週足」のトレンドラインの上限にもあたり、一旦は上

      昇が止められてもおかしくないレベルです。

      市場の関心はECBが打ち出す対策に集中しています。

      ブルームバーグが入手した非公式のドラギ総裁の発言によると、

      「ユーロ圏が分断化されている今、物価安定という目標を追求す

      ることができない。金利変更が域内の1国か、せいぜい2ヵ国にし

      か影響しないからだ」とし、「ユーロ圏の残る諸国に対して、政策

      金利は全く意味を持たない」と指摘、従って、ECBによる国債購

      入は「われわれの第一の責務を果たすための手段」だと述べてい

      ます。

      スペインを救済するには「国債購入をすべき」というドラギ総裁の

      強い意志が伝わってくるようですが、経済格差が大きく異なる国

      々が混在する中で、一つの政策金利を適用する限界はユーロ

      発足当時から指摘されていたことで、約13年経って、ようやくそ

      れが現実的な問題になってきたと言えます。

      それも、最も悪い形でその矛盾が露呈された格好になっています。

      7月末のロンドンの講演で「私を信じてほしい」と発言したドラギ総

      裁の言葉が、たんなる時間稼ぎの口先介入だったのか、あるいは

      上記の発言のように断固として「国債購入」に踏み切るのか明日

      には判明しますが、その内容によって情勢は大きく変化すること

      も考えられます。

      地方政府の財政が急激に悪化したスペインでは、ECBの決定

      内容を踏まえてEUなどに支援を要請すると見られています。

      モンティ・イタリア首相との会談を終えたオランド・仏大統領は、

      「ECBの国債への介入は当然だ」と発言しています。

      ドイツ連銀が依然として国債購入には反対の立場を維持してい

      ますが、個人的には、ドラギ案に押し切られる格好で国債購入

      が決定されるのではないかと予想しています。

      ドル円は78円台前半から半ばでの膠着が続いていますが、米

      追加緩和観測が強まっている割には円が強くなっていないとの

      印象があります。

      「QE3」に踏み切るかどうかは依然として五分五分であると思い

      ます。

      昨日発表されたISM製造業景況指数が「49.6」で、これで

      3ヵ月連続で節目の「50」を割り込んでいます。

      このため、製造業でも景気減速が確認され始めたとの声も出

      てきたことから「QE3」の可能性が高まったとの見方もあったよ

      うですが、雇用統計の結果は「開けて見なければ分からない」

      というところがあります。

      「非農業部門雇用者数」の予想と実際の結果を調べて見ても、

      2011年では事前予想より増加していた月は6回、減少してい

      た月も6回で、正に「五分五分」でした。

      また、今年についても7ヵ月が経過した現在、事前予想を上回

      った月が3回、下回った月が4回となっており拮抗しています。

      8月の数字がもし事前予想の12万5千人を上回ればちょうど

      「五分五分」となり、結局「蓋をあけるまでは分からない」という

      ことになります。

      しかも、この指標は「速報値」のため、数カ月後に修正される

      こともままあります。

      そして重要なのは、実際にこの指標で為替だけではなく、大

      げさに言えば世界中の相場が動くと言うことです。

      何か切ない気持にもなります。
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