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米雇用統計悪化でドル下落 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 8月雇用統計では非農業部門雇用者数が予想を大きく下回り

    ドルが急落。ドル円は78円台後半からドル売りが加速し、

    78円02銭と、約1ヵ月振りの円高水準に。その後やや買い戻しが

    入り78円20-30銭で引ける。

  • ユーロドルでもドル安が進み、ユーロドルは約4ヵ月振りに

    1.28台までユーロ高が進む。前日のECBによる無制限の国債

    購入と、米「追加緩和」観測が高まったことが背景。

  • 株式市場は小幅ながら続伸し、ダウは14ドル高。引けは

    1万3300ドル台に乗せ、2007年12月以来の高値更新。

  • 債券相場は小幅に反発。雇用統計の結果が予想外に伸びなかった

    ことで債券への需要が高まり10年債利回りは小幅に低下。

  • 金は大幅に続伸し、1740ドル台に。原油価格も続伸し

    96ドル台まで上昇。

  • 8月失業率 → 8.1%

  • 8月非農業部門雇用者数 → +9.6万人


    本日の注目イベント




    • 日   4-6月GDP(第二次速報)

    • 日   7月国際収支

    • 日   8月景気ウォッチャー調査

    • 中   中国8月貿易統計

    • 独   独8月卸売物価指数(9/12までに発表)

    • 米   7月消費者信用残高

      米8月の失業率は8.1%と、前月より2ポイント改善したものの、

      非農業部門雇用者数は9万6千人と、市場予想だけではなく、

      前月比大幅な減少でした。

      さらに、7月分も16万3千人から14万1千人に下方修正されて

      います。

      前日のADP雇用者数が20万人を超え、市場予想を大きく上回

      ったことから、雇用者数改善への「期待感」も膨らんでいただけに、

      ややサプライズでした。

      この欄でも「雇用統計は蓋をあけるまでわからない」と書きましたが、

      まさにその通りの結果でした。

      ADP雇用者数と労働省が発表する非農業部門雇用者数には、

      それほど「連続性」がないと言うことです。

      この結果、今週行われるFOMCでは「追加緩和」観測がさらに高

      まり、「時間軸政策」はほぼ確実に実施されると見られ、「QE3」の

      可能性が急速に高まってきました。

      ドル円は前日のADP雇用者数の改善で79円前後までドル高に進

      んでいましたが、この日の発表直後からドル売りが加速し、78円02

      銭までドル安円高が進行しました。

      77円台への突入は避けられましたが、FOMCまではドルの上値の

      重い展開が続くと見られます。

      今朝の海外からのニュースでも「今回の雇用統計の結果は決定的

      な一打だった」というコメントや、「バーナンキ議長がいよいよ決断す

      る時が来た」といった内容の報道が目立っています。

      バーナンキ議長はこれまでも雇用の回復に関して「いらいらするほど

      回復のスピードが遅い」といった表現で雇用に対する懸念を表して

      来ました。

      7月の雇用者数が大幅に改善していたことで、追加緩和見送りの

      観測もありましたが、個人的には8月のそれが10万以下なら「追加

      緩和」が実施され、15万人以上なら見送り、と予想してきたことから

      12~13日に開くFOMCでは「追加緩和の実施が正当化される」と

      考えています。

      77円台突入は一旦避けられたドル円でしたが、FOMCを控えて

      上値の重い展開が続くことは避けられないと思われます。

      7月末から8月にかけても、ドル円は78前後で「粘り腰」を見せ、そ

      の後79円台まで反発した経緯がありましたが、今回も同様の展開

      になるかどうか予断を許しません。

      77円90銭前後に軽いサポートがあると考えられますが、ポイントは

      6月1日に記録した77円65銭です。

      この水準を下回るようだと市場参加者の相場観も下向きになり、円

      高が加速する恐れがあります。

      そして、その先は政府・日銀の市場介入レベルを探る展開となり、

      売り買いが交錯する展開が予想されます。

      先ずは足元で78円を維持できるかどうかという点に注目です。

      ユーロドルの反発が予想以上に進んできました。

      1.28台まで上昇したことで、既に「週足」のトレンドラインを上抜

      けしています。戻っても1.27台までと予想していましたが、正直

      この反発には驚いています。

      ECBによる無制限の国債購入という材料はすでに消化されてお

      り、むしろ、ギリシャへの追加支援が実施されるか

      どうかという問題や、ドイツでのESMを巡る判決、さらにスペイン

      州政府の財政問題など、ユーロの悪材料には事欠きません。

      1.28台まで反発したユーロドルですが、ここから1.30台に向

      かうにはまだ多くのハードルを超えなければならないと考えられます。

      テクニカルでは上昇を示唆していますが、相場観的には葛藤があります。
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