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ユーロ円100円を巡る攻防 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は消費者信頼感指数などの改善にドル買いが優勢となる場面が

    あったものの上値は重く、終始77円台で推移。欧州市場では77円66銭まで

    円が買われる場面も。

  • ユーロドルは1.29台を割り込んだものの、買い意欲も強く1.29台に

    押し戻される展開。オーストリア中銀のノボトニー総裁が、現時点で金利を

    引き下げる必要はないとの認識を示したことで買われ、1.29台後半まで

    上昇したが、上値も重く1.29台前半で引ける。

  • 株式市場は大幅に続落。午前中は米経済指標の改善を好感し上昇したものの、

    後場に入ると世界景気減速懸念から急速に下げ、ダウは100ドルを超す下落に。

  • 債券相場は続伸。株価の大幅下落から債券需要が高まり、10年債利回りは

    7日連続で低下し1.67%台に。

  • 金は小幅に反発し、原油は続落。

  • 7月ケース・シラー住宅価格指数 → +1.20%

  • 9月消費者信頼感指数 → 70.3

  • 7月住宅価格指数 → +0.2%


    本日の注目イベント


    • 独   独9月消費者物価指数(速報値)

    • 米   8月新築住宅販売件数

    • 米   野田首相、国連演説

    • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演


      ドル円は77円半ばでは下げ止まったものの78円台は回復できず、

      依然円買い圧力が続いている状況です。

      昨日は住宅関連指標だけではなく、コンファレンスボード発表の

      消費者信頼感指数も今年初めの水準を回復し、改善を見せたもの

      のドル買いには繋がっていません。

      NY株式市場が下落し、ダウが100ドルを超す下げを見せたことで

      米債券が買われ、長期金利は7日連続で下落し、9月5日以来とな

      る1.67%台まで低下しています。

      ドル円と米長期金利との相関関係はよく知られているところですが、

      7日連続で低下し続けている米長期金利がドル円の水準を押し下

      げている面もあります。

      ドル円は欧州市場で77円66銭まで下落しましたが、77円半ばを

      割り込むことは避けられました。しかし、78円台への回復もならず

      「材料不足」の感は否めません。

      既に、来週末の「9月の雇用統計」発表まではこの状態が続くとい

      った声もあります。

      フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁は、FOMCが今月発表し

      た「QE3」は成長や雇用を押し上げる可能性は低く、金融当局の

      信頼性を脅かしかねないとの認識を示しました。

      プロッサー総裁はフィラデルフィア連銀で講演を行い、「追加の資

      産購入が経済成長や雇用に大きなプラスとなることはなさそうだ。

      そうした行動が労働市場や景気回復ペースに実質的な効果をもた

      らすという考え方を広めるのは、金融当局の信頼性をリスクにさらす

      」と述べています。

      同総裁はFOMCメンバーの一人ですが、今年は投票権を持ってい

      ません。

      このような「タカ派」的な意見は、ダラス連銀のフィッシャー総裁と同

      じですが、先のFOMCでも、投票権を持たないメンバーを含めると

      1/3は「追加緩和」に反対だったとも言われています。

      FOMCメンバーの中でも意見が分かれていることは知られています

      が、「追加緩和」による副作用が顕在化してくるようだと、これら「タカ

      派」の意見が存在感を増し、今後のFRBの政策にも影響を与える可

      能性もありそうです。

      米住宅市場の回復が確認されるようになってきました。

      ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比で+1.20%と、2ヵ月

      連続でプラスに転じています。

      主要20都市でも18都市で価格が上昇しており、低金利が長い間

      続いている効果が確認されるようになってきました。

      7月の建設許可件数が81万戸まで回復するなど、リーマンショック

      以降最も回復が遅れていた住宅市場が底入れしたとすれば、今後

      個人消費などにも好影響を与えることになり、かつて「雇用と住宅市

      場」に強い懸念を表明していたバーナンキ議長も一息つけそうです。

      103円台後半まで上昇していたユーロ円が下落に転じ100円割れ

      を試すような展開になっていますが、テクニカル的にも重要な値位置

      にきていると言えそうです。

      昨日は欧州市場で100円15銭まで下落したものの、その後ノボトニ

      ー・オーストリア中銀総裁の発言に反発しましたが、この水準には

      「日足」の120日移動平均線があり、止まるべくして止まったと言えます。

      また、「4時間足」でも120日移動平均線(ローソク足120本分の平均

      値)にほぼ止められているのが確認できます。

      100円を明確に下抜けすれば、200日移動平均線がある99円40銭

      程度までの下落が見込めそうですが、反対に100円75-80銭がレジ

      スタンスポイントになっており、ここを抜けると上昇に弾みがつきそうです。

      これまでユーロ円については下落基調だとの見方で「ショート」に傾い

      ていた個人投資家のポジションが、「ロング」に転換したとの観測もあり、

      「100円」という節目の攻防が続きそうです。
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