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スペイン予算案を好感しユーロ反発 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は77円台半ばで動かず。材料に乏しい上、積極的に売り買いを
    手掛ける参加者も減少気味。上値が重い一方、下値では介入警戒感も
    意識される展開が続く。

  • ユーロドルは1.28台前半まで下落した後、スペインの緊縮財政案が
    発表され、その内容が好感されたことから急反発。底値から100ポイント
    上昇し、1.2910-20で引ける。

  • 株式市場は反発。スペインの緊縮予算案が、スペインが支援要請に
    近づいていると受け止められダウは72ドル高。

  • 債券相場は9日ぶりに反落。スペインが緊縮予算案を発表したことから
    欧州危機が落ち着くとの見方が広がり、売り方優勢となる。
    10年債利回りは1.65%に上昇。

  • 金、原油は大幅に反発。金は引け値で1780ドルを回復。

  • 新規失業保険申請件数 → 35.9万件

  • 8月耐久財受注 → -13.2%

  • 8月中古住宅販売成約指数 → -2.6%


    本日の注目イベント


    • 日   8月失業率

    • 日   8月消費者物価指数

    • 日   8月鉱工業生産(速報値)

    • 中   中国 9月HSBC製造業PMI

    • 独   独8月小売売上高

    • 欧   ユーロ圏9月消費者物価指数(速報値)

    • 欧   アスムセン・ECB理事講演

    • 米   8月個人支出

    • 米   8月個人所得

    • 米   8月PCE・コアデフレータ

    • 米   9月シカゴ購買部協会指数

    • 米   9月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)

    • 米   中国代表、国連演説

    • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁講演

    • 加   カナダ7月GDP


      注目のスペインの緊縮財政案が発表され、その内容が救済を

      要請した場合の条件を満たせるとの観測が広がったことから
      ユーロは急反発し、対ドルでは1.29台前半まで買われ、

      対円でも底値から70銭程度ユーロ高が進みました。


      欧州委員会のレーン委員長はこの予算案について、EUが

      示す国別の推奨に対応しており、一部はそれを上回る内容だと

      評価しています。

      また、モントロ・スペイン予算相も「財政赤字削減に向けた

      大々的な取り組みだ」と語っています。

      今回の予算案は、財政赤字をGDP比4.5%とするため、

      宝くじの賞金に対する新税の導入や、各省庁の支出削減を盛り

      込んでいるため、今後は国民の反対行動も予想されます。

      しかし一方で、当初から緊縮で臨んだため、支援要請を行った

      際に課せられる厳しい条件を避ける狙いもあるとの見方も

      あります。


      支援要請を躊躇し、欧州各国から早期決断を迫られている

      ラホイ首相は、米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙に、

      国債利回りが高すぎる状態が続くなら確実に救済を求めると言明

      しているようです。(ブルームバーグ)

      デギンドス・スペイン経済相も「、全ての情報を入手し、時間を

      取ってデータを検討した後、救済についての決定をする」と

      述べています。

      支援を要請するのかどうか、近いうちに決定されそうですが、

      早ければ今週末にも決断が下される可能性もありそうです。

      支援要請を決めれば、ユーロ危機が後退するとの見方から

      ユーロ買いが進み、対ドル、対円でも上昇すると見られます。


      ドル円は77円台半ばを割り込みそうですが、割ってはいません。

      それでも上値が確実に切り下がってきており、今日あたり

      77円50銭割れをテストする可能性がありそうです。

      昨日発表された米経済指標でも、第2四半期GDP確報値は

      1.7%から1.3%に下方修正され、耐久財受注は

      2009年1月以来の大幅なマイナスを示しています。

      経済指標が全般的にさえない中、焦点は来週の雇用統計と

      いうことになります。

      そのため77円台半ばを割り込むことがあっても、そこから大幅に

      下落する可能性は少なく、「雇用統計を確認してから」といった

      行動がとられ易いと見ています。


      来週末の雇用統計の前に、3日(水)にはADP雇用者数が発表

      されます。

      先月もこの指標が市場予想を大きく上回ったことで、雇用統計にも

      改善期待が高まり、大きな失望に繋がった経緯があります。

      この指標発表を契機にドル円は動意を見せてくるのではないかと

      予想しています。

      本日の東京市場も、特段のニュースでも無い限り、

      77円50-75銭程度のレンジではないでしょうか。


      先週末はまだ30度を超す気温が続いていましたが、

      今週に入り急速に気温が低下しています。

      体調管理に気を付け、良い週末を・・・・。

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