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円、主要通貨に対して売られる 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米小売売上高の改善と長期金利の上昇を手掛かりにドル円は

    小幅に上昇。78円86銭まで買われたものの、その後はやや値を下げ

    78円65-70銭近辺で引ける。

  • ユーロドルも上昇。1.29近辺から1.2972までユーロ高が

    進むが、依然として手探り状態が続き方向感が見えない展開。

  • 株式市場は大幅に反発。小売売上高の好転や、シティーグループが

    特殊要因を除くと好決算だったことを好感。ダウは先週末比95ドル高の

    1万3400ドル台を回復。

  • 債券相場は小幅安。好調だった小売売上高を嫌気し売り物が優勢に。

    10年債利回りは小幅に上昇し1.66%台後半に。

  • 金は大幅な下落を見せ1737ドル台に。一方原油価格は前週末とほぼ

    同水準。

  • 10月NY連銀製造業景気指数 → -6.16

  • 9月小売売上高 → +1.1%


    本日の注目イベント


    • 豪   RBA議事録

    • 独   独10月ZEW景況感指数

    • 欧   ユーロ圏9月消費者物価指数(確定値)

    • 欧   ユーロ圏10月ZEW景況感指数

    • 欧   ユーロ圏8月貿易収支

    • 欧   スペイン短期債入札

    • 英   英9月消費者物価指数

    • 英   英9月生産者物価指数

    • 米   9月消費者物価指数

    • 米   9月鉱工業生産

    • 米   9月設備稼働率

    • 米   10月NAHB住宅市場指数

    • 米   大統領候補の第2回討論会(NY州ヘンプステッド)

    • 米   7-9月決算発表 → ゴールドマン・サックス、インテル、IBM、ジョンソン・エンド・ジョンソン

    • 米   ラスキン・FRB理事講演


      9月の米小売売上高は+1.1%、さらに10月のNY連銀製造業

      景気指数はマイナスだったものの、マイナス幅は3ヵ月連続で縮

      小していたことでドル円ではドルが買われ、78円86銭まで上昇し

      ました。

      ただ、それでも勢いは無く、ドルは発表直後の水準からじり安に転

      じ、値幅も22銭程度と依然として動きが鈍いことに変化はありません。

      79円台に乗せる場面でもあったら、やや展開は違っていたかもしれ

      ませんが、77円台が若干遠のいたといった程度です。

      先週の新規失業保険申請件数の改善など、このところの米経済指

      標は市場予想を上回るケースが目立ってきました。

      これらがドル円でドルの上昇に繋がっている様ですが、まだ上昇トレ

      ンドを確認できる状況には至っていません。

      明後日は中国の7-9月GDPが発表されますが、市場はこちらに注目

      しています。

      市場は7.4%程度の予想をしていますが、この数字を大きく上回れば、

      主要国の株価上昇に繋がり「リスクオン」から、豪ドルなどの高金利通

      貨が買われ、逆に円などの低金利通貨は売られ、円安が進むと予想

      されます。7.4%を下回ると反対に全般的に円高が進むことになり、

      まだ「ドルの下落リスクを」考えないわけにはいきません。

      テクニカルでは「週足」の重要な移動平均線である「52週線」を見ると、

      現在78円96銭にあります。

      ここ1ヵ月ほどドルの上値が重いのはこの「52週線」が機能し、上値を

      抑えていたことが一目瞭然で見て取れます。

      この重要なレジスタンス・ポイントを明確に上抜けできるかどうかが今

      後の焦点です。

      因みにこの「52週線」は7月の初旬を底値に、それまで一貫して下落

      していたものが徐々に反転しており底値からわずかですが40銭ほど

      上方にシフトしています。

      これは2007年7月以来「63ヵ月」続いている円高傾向が、「相場的に

      は煮詰まってきた」と言えなくもありません。

      「財政の崖」問題など、まだドル下落リスクは残っていますが、長期の

      チャートを眺めるとわずかですが変化を観て取れます。

      一度自分の眼で確認することをお勧めします。

      NYダウが100ドル近い上昇を見せたのは今月に入って初めてのこと

      です。本日の日経平均株価もこの影響から上昇すると思われますが、

      それに伴ってドル円がどこまで上昇するのかが注目されます。

      昨日のNY市場の高値78円86銭を上回れば79円台が覗ける可能性

      が出てきますが、79円台ではドル売り注文もあるようで、78円台後半か

      らはもみ合いが続きそうです。

      また、ユーロ円などクロス円もある程度の円安水準に近付いていること

      から、利益確定の「円買い」が持ちこまれることも予想されます。

      ユーロドルは方向感がない中、1.28台後半が底堅くなる一方1.30

      台から上値が重い展開が続いています。

      昨日もアジア時間では1.29台割れを何度か試しましたがその都度押

      し戻される展開でした。

      欧州ではギリシャへ追加支援を巡り、レーン欧州委員が「11月上旬ま

      でには完了する」との見通しを示したことでユーロが再び上昇しました

      が、上値は限定的でした。

      やはりスペイン支援問題も含め、どちらかに決着しないことには動けな

      いという状況です。
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