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米雇用統計を受けドル全面高 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米10月の雇用統計が好調だったことを受けドルは主要通貨に対して

    全面高の展開に。ドル円は約半年ぶりに80円台半ばを超え、80円68銭

    までドル高が進む。米雇用市場の改善が続き、追加緩和観測が急速に後退。

  • ユーロドルでもドル高が進みユーロは下落。ユーロ圏製造業景気指数の

    悪化もありユーロドルは1.28台後半から、1.28台前半まで売られ

    約3週間ぶりの安値を記録。

  • 株式市場は雇用統計が改善していたにも関わらず大幅反落。大統領選を

    まじかに控え、先行きが不透明だとの見方もあったが、予想外の株価の下落

    を懸念する声も。ダウは前日比139ドル安で1万3100ドルを割り込む。

  • 株価の下落から債券相場は堅調に推移。長期金利は小幅に低下し、

    1.71%台で取引を終える。

  • 10月非農業部門雇用者数 → +17.1万人

  • 10月失率率 → 7.9%




本日の注目イベント



  • 豪   豪9月貿易収支

  • 豪   豪9月小売売上高

  • 中   中国10月HSBCサービス業PMI

  • 米   G20(メキシコ市)

  • 米   10月ISM非製造業景況指数

  • 加   カナダ9月住宅建設許可


    10月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が市場予想

    を大幅に上回る17万1千人だったことを受け、ドル円はこれ

    まで抑えられていた80円35-65銭を一応抜けました。

    NY引けでは80円45銭水準で、ドル高値からやや下落し

    ましたが、これまで抜けなかった重要なレジスタンス・ポイン

    トをひとまず抜けた意義は大きいと思います。

    80円35-65銭の間にはテクニカル上でも重要な抵抗線

    が集まっており、これが意識されていたこともあり、ドル円は

    80円台半ばを前にして上昇が何度か止められていました。

    この重要な水準を上抜けするには、さらなる「ドル買い材料」

    か「円売り材料」が必要とのコメントも残しましたが、今回の雇

    用統計の結果が「ドル高材料」となりドルを押し上げたことに

    なります。

    今回は、10月の雇用者数が予想を上回っただけではなく、

    9月の雇用者も11万4千人から、14万8千人に、3万4千人

    も上方修正されました。

    これで7月以来、4ヵ月連続で14万人以上の雇用増が続い

    たことになります。

    今回の上昇で、今朝の段階では「週足」のローソク足は「1

    20週移動平均線」を上抜けしています。この移動平均線は

    3月に84円台までドル円が急騰した際に上値を抑える役目

    もしており、完全に上抜けすることに失敗しています。

    その結果、ドル円はズルズルと値を下げ77円台前半まで下

    落したことは記憶に新しい所です。

    「120週線」を上抜けしたのは2007年10月以来、実に5年

    ぶりのことです。

    「週足」では「MACD」もゼロの軸を超えて来ており、中長

    期的なドルの上昇を示唆しています。

    しかし、まだ安心はできません。

    現在足元では「120週線」を抜けてはいますが、一目均衡

    表の「雲」の中を上昇している所です。

    この「雲」を完全に抜けるには80円82銭を明確に上回る必

    要があります。

    その意味ではドル円の上昇はまだ「正念場」が続いており、

    手放しで喜ぶわけには行きません。

    81円台に乗せた時にはようやく安心感が出てくると思われ

    ますが、明日は米大統領選もあることから依然ドルの先行

    きには不透明感が残っていると思います。

    米大統領選ではオバマ、ロムニー両氏への支持率は拮抗

    しているようで、先のハリケーンの対応を巡り、ややオバマ氏

    有利と伝えられています。

    市場では、オバマ氏が再選されれば、金融規制がさらに強

    まり「ドル安円高」に振れ、ロムニー氏が勝利すれば、

    「追加緩和」観測が後退することから「ドル高円安」に振れる

    と読んでいますが、それほど明確な影響があるかどうかは

    疑問です。

    また、大統領選とともに、上下院議会選挙も極めて重要です。

    日本と同様に議会の「ねじれ現象」が解消しない限り、いわゆ

    る「財政の崖」問題の解決が簡単ではないからです。

    また、2011年にもありましたが、財政赤字の上限問題も紛糾

    しそうです。

    米国が最上級格付けの「AAA」(トリプルA)から格下げされ

    たのも、この問題がきっかけでした。

    このように、潜在的な「ドル売り材料」もあることは意識してお

    く必要があろうと思います。

    さらに現在行われている「ツイスト・オペ」が12月で終了します。

    そのため、FRBはもう一段「追加緩和」を実施するとの観測も

    根強くあります。

    今年最後のFOMCは12月11日(火)に予定されており、今

    年と言うより、来年の相場を占う意味で重要なイベントになろう

    かと思います。
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