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米金利上昇ドル円をサポート 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 上値の重くなったドル円は、消費者信頼感指数が予想外に悪化していた

    ことからドル売りが進み90円44銭まで下落。もみ合い後は株価の上昇と

    米長期金利の上昇を手掛かりに90円75銭近辺まで反発。

  • ユーロドルは続伸。独GFK信頼感指数が上振れしたことを好感し、

    1.3498までユーロ高ドル安が進む。

  • 株式市場は反発。好調な決算発表が相場の地合いを好転させ、本日の

    FOMCでも金融緩和姿勢維持との観測が株価を押し上げた。ダウは72ドル

    高で、1万3954ドル。

  • 債券相場は続落。株価の上昇や世界景気の好転をはやし、売り物優勢。

    10年債利回りは1.996%まで上昇。

  • 金、原油はともに上昇。原油価格は97ドル台に乗せ、昨年9月以来の

    高値を記録。

  • 11月ケースシラー住宅価格指数 → +5.52

  • 1月消費者信頼感指数 → 58.6


    本日の注目イベント


    • 欧   スペイン10-12月GDP(速報値)

    • 欧   ユーロ圏1月景況感指数(速報値)

    • 欧   モンティ・イタリア首相講演

    • 欧   ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演

    • 欧   ワイトマン・独連銀総裁講演

    • 英   英12月マネーサプライM4

    • 米   FOMC

    • 米   10-12月GDP(速報値)

    • 米   1月ADP雇用者数



    91円台が徐々に重くなりつつあるドル円は、海外市場にかけて値を下げ、

    NY市場では90円40-45銭水準まで下げたが、そこから反発し90円台

    後半で引けています。

    これまでと同様小幅な調整に終わり、短時間の下落に収まっています。

    昨日この欄でも書きましたが、米長期金利の上昇傾向が続いています。

    米国や中国などの景気底入れ観測が広がり、欧州危機に関してもドラギ・

    ECB総裁が回復に自信を見せるなど、「リスクオン」が進み易い環境が整

    ってきたためです。

    さらに日米欧などがこぞって大規模な金融緩和を行ったため、次の投資

    先を求める「待機資金」が膨大に膨れ上がっている状況です。

    それらの一部は既に原油市場などに流れ込んでおり、WTI原油価格は

    昨日も続伸し4ヵ月振りの高値となる97ドル台まで上昇しています。

    株式市場への資金の流入が続き、安全資産の債券が売られたことで、

    米長期金利の上昇につながり、これが昨日のようにドル円を下支えしてい

    る側面もあります。

    債券から株へ資金が流れたことで、米株式市場は今年初めから上昇に

    向かい、前日、7日振りに反落したNYダウは切り返し、リーマンショック後

    の最高値を更新しました。

    2007年10月に記録した歴史的高値である1万4164ドルも視野に入って

    きたと見られます。

    ユーロドルが続伸し、1.35に迫るレベルまで上昇しました。

    1.33台の上値のメドを抜けたことで強含むと見ていましたが、1.35台乗

    せも時間の問題のような気配です。

    「週足」では1.3527に重要な「200日線」があるため、抵抗することが予

    想されます。

    ここから上値ではもみ合うか、小幅な反落がみられるかもしれませんが、既

    に「雲」と「120日線」は上抜けを完了しているため、上昇モメンタムは強い

    と考えられます。

    さらに長いチャートである「月足」のトレンドラインを抜けるには1.43程度ま

    で上昇する必要がありますが、ひとまず「週足」の「200日線」を抜けることが

    できるかどうかがポイントです。

    株価との相関度が強いドル円ですが、NYダウが直近高値を更新したことで、

    本日の日経平均株価も上値を追う動きが予想されます。

    1万1000円の大台に乗せるかどうかが注目されますが、ここからの上値は、

    ドル円の91円台と同様にかなりのもみ合いが予想されます。

    基本的な「ドル高円安」基調は変わりませんが、91円台は3回トライしました

    が定着には至っていません。

    「そろそろ円を買い戻す水準か?」と考えている市場参加者が増えているこ

    とも事実です。

    そういった相場観を持った市場参加者が増えていることが、ドル円のボラティ

    リテーを増幅させているということです。

    本日も株価を睨みながらドル円が91円台を試すかどうか。

    同時に、小幅な調整を繰り返しながらも上昇し続けてるドル円がもう一段の上

    値を試すには、本日から順次発表される米国の重要イベントからの「ドル買い

    材料」も不可欠です。

    特に本日は、FOMC、GDP、さらにはADP雇用者数など重要なイベントが

    目白押しです。

    結果次第ではさらにボラティリティーの拡大につながるため注意が必要です。
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