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ドル円92円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 米1月の雇用統計では、失業率、非農業部門雇用者数はともに
    市場予想を下回ったものの、昨年の雇用者数が大幅に上方修正された
    ことで米雇用の増加傾向が定着したとの観測が広がり、ドル買い円安が加速。
    ドル円は一時2010年5月以来となる92円97銭まで上昇。
    米長期金利の上昇や、その他の経済指標も軒並み改善したことも
    円売りを加速させた。

  • ユーロドルも続伸。ユーロ円の上昇につれ、ユーロドルは1.3711まで
    ユーロ高が進む。ユーロ円は127円台目前まで買われ、ユーロ円の上昇が
    急ピッチで進む。

  • 株価は急騰。雇用を含む米経済指標がほぼ市場予想を上回ったことを好感し、
    ダウは149ドル高と、引け値でも1万4000ドル台を回復。

  • 債券相場は大幅下落。株高に加え、景気回復を示す指標が相次いだことから
    価格は下落し、10年債利回りは2.01%台で引ける。

  • 金、原油はともに反発。

  • 1月失業率 → 7.9%

  • 1月非農業部門雇用者数 → 15.7万人

  • 1月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値) → 73.8

  • 1月ISM製造業業指数 → 53.1


    本日の注目イベント


    • 豪   豪12月住宅建設許可件数

    • 日   1月マネタリーベース

    • 欧   ユーロ圏12月生産者物価指数

    • 欧   スペイン1月雇用統計

    • 欧   メルケル首相、スペイン首相と会談

    • 英   英1月建設業PMI




    昨年12月の安倍政権誕生以来、「円高是正」を旗印に「大胆な金融緩和」、

    「大規模な財政出動」という「2本の矢」を放ち、今後の期待も込めて急激な

    「円安、株高」が進んできましたが、これらはいわば「円サイド」の要因で

    進行してきました。

    先週末のNY市場では、今度は「ドルサイド」、米国側の要因で大幅なドル高

    円安が進む結果になっています。


    1月の雇用統計は失業率、非農業部門雇用者数はともに市場予想を下回りました。

    その結果を受け、ドル円は92円台前半から91円台後半まで円を買う動きが

    加速しましたが、その後に発表された昨年の非農業部門雇用者数が大幅に上方修正

    されたことで一気に円売りに傾き、その後も株価の上昇やその他の指標の改善に、

    ドル円は93円目前の水準まで売られました。


    ドル円は結局ほぼ高値圏で引けていますが、米雇用の回復が鮮明になっており、

    この状況が続けばFRBが緩和政策を解除する時期は早まりそうな気配です。

    非農業部門雇用者数の上方修正は、昨年12月分が15万5千人から19万6千人に。

    同11月分に至っては、16万1千人から24万7千人まで増加しています。

    また、10月も13万8千人から16万人に修正され、昨年末3ヵ月だけをみれば平均で

    月20万人増加したことになります。

    これはFRBがこれまで「ゼロ金利政策」解除のメドにしてきた「20万人以上の

    雇用増加」に合致したしたことになります。


    ただそれでもFRBが先行き慎重な姿勢を崩さないのは、この傾向が継続されるかどうか

    不透明だからです。

    ちょうど1年前の2012年初めも同じように毎月20万人以上の雇用増加が続き、

    「FRBは年内にも緩和政策打ち止めか」といった観測が広がりました。

    実際にはその後夏場にかけて労働市場が急速に悪化し、「QE3」に繋がったことは

    ご承知の通りです。

    少なくとも半年程度「20万人増加」が続けば、「出口戦略」が本格的に議論されることに

    なりそうですが、これから春にかけて米労働市場は正念場を迎えることになりそうです。

    タカ派で知られるブラード・セントルイス連銀総裁はワシントンでのインタビューに答えて

    「過去3ヵ月の雇用者の伸びは米経済にとって明るい兆し。今年の経済成長が約3%に加速する

    との自身の予想を支持するものだ」と語っています。


    ドル円はついに93円に迫る水準まで円安が進行してきました。

    昨年12月中ごろに2013年の相場見通しを固め、「78円~92,3円」とのレンジを

    予想しましたが、その予想の上限に近付いてきました。

    正直、これほど早いタイミングで92円台まで円安が進むとは予想外でした。

    期待感が先行していることはこれまでも書いてきましたが、今回はそれに加え上記

    米国サイドで「ドル買い材料」が出てきたことで「リスク選好」が高まり、円売りが加速した

    ようですが、ここからさらに95円を目指すのかどうかは不透明です。


    NYダウが史上最高値まであと150ドル余りに迫っていることや、調整が続いていた

    上海株式市場も急回復するなど世界的に株式市場に安心感が漂っていることから円は

    売られ易い状況にあると言えます。

    今週末にはEU首脳会議があり、ドイツのメルケル首相の言動が気になります。

    ここからさらに円が下落しても、様子を見ることをお勧めします。

    なかなかショートしても機能せず、ストップを取られますが様子を見て損出を被る

    ことはありません。

    円に対してさらに弱気になるには、もうすこし円を取り巻く状況を精査する必要が

    あると思ってます。
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