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ドル円切り返し93円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は昨日の早朝に92円を割り込んだものの、そこから切り返し

    92円台半ばで推移。欧州時間に「白川日銀総裁3月に辞任」のニュースが

    流れるとさらに上昇し、NYでは93円66銭まで円売りが加速。

    直近の円最安値を更新。

  • ユーロドルも反発。ユーロ圏PMIが好調だったことや、ECBは

    ユーロ高を懸念しないとの観測が広がり、1.36目前までユーロ高が進む。

  • 株式市場は反発。好調な企業決算に加え、デルの株式非公開化決定が

    好感されダウは99ドル高。

  • 債券相場は反落。欧州株の上昇で欧州危機は拡大しないとの見方が広がり

    債権は下落。10年債利回りは引け値で2.01%台まで上昇。

  • 金は3日振りに反落。原油価格は小幅に反発。

  • 1月ISM非製造業景況指数 → 55.2

    本日の注目イベント


    • 豪   豪10-12月小売売上高

    • 日   佐藤日銀審議委員懇談会で挨拶



    昨日の早朝には一時92円台を割り込んだドル円でしたが、日経平均株価の大幅

    下落にも関わらず1日で大台を変える「ドル高円安」に振れ、改めて円売り圧力の

    強さを知らされました。

    白川日銀総裁の辞任報道で、今後の新総裁人事への思惑から円が主要通貨に

    対して大幅に売られ、ドル円は93円台半ばまで円安が進み、直近の安値を更新

    しました。

    ドル円は欧州市場が開くにつれ上昇し、「白川総裁来月辞任」の報道に、一気に

    93円台まで円売りが加速しました。

    4月8日に任期を終えることで、既に新総裁人事を巡る動きはあったわけですが、

    これで来週中にも新総裁が決まりそうな気配です。

    安倍総理は「金融緩和に積極的な人」を選ぶと公言していますが、現在候補者と

    して名前が挙がっている人物はだれが総裁に就任しても金融緩和には積極的で

    す。

    その中でも「より積極的」な候補者が就任するかどうかが市場の関心を集めていま

    す。

    連日「微調整」が続いているドル円は、95円の節目まであと1円強の水準まで迫

    ってきました。前日大きく下げたNY株式市場も切り返しています。

    本日の東京株式市場の上昇幅によっては95円がより近づく可能性がありそうです。

    スペイン、イタリアなど南欧諸国の財政不安が再び浮上し、ユーロが一旦売られま

    したが、昨日は切り返し、

    対ドルでは1.36目前まで上昇し、対円では127円台前半までユーロ高が進んで

    います。

    明日のECB理事会ではユーロ高を懸念する発言がでるのではないかとの観測も

    ありますが、フランスのオランド大統領は「われわれは最も現実的と思われ、われ

    われの実体経済に最も即したユーロ相場の中期的な水準を決める必要がある」と

    語り、ユーロ圏各国政府がユーロ相場について行動する必要があるとの見方を示

    しました。

    「中期的な水準」を設定する必要があるとの考えですが、具体的な水準について.

    は触れていません。

    ユードドルは先週1.37台まで上昇した後、昨日は1.34台まで下落していま

    すが、1.3620辺りを明確に抜けると、再び1.37を目指すと予想していま

    す。

    ドル円は早朝に93円79銭までの上昇を見せましたが、ストキャスティクス(日

    足)は既に「90」まで上昇しており、過熱感を示しています。

    ただそれでもこの種のオシュレーター系では判断できないところに、今の相場の難

    しさがあるように思います。

    株価次第では94円台乗せも視野に入ってきましたが、ショートの買い戻しは早め、

    ロングはストップを深く設定し、やや長めに保有するしかありません。

    水準を意識したポジションメイクはあまり機能しないのが今の相場です。

    米株高を背景に、米長期金利も上昇傾向にあり、さらに決算発表が本格化した日

    本企業では、輸出企業を中心に円安効果が利益を押し上げる結果につながって

    います。

    これが株価を押し上げ、さらにドル買い円売りを促す好循環が続いており、「円安

    株高」の構図が定着しています。

    この構図はしばらく続きそうですが、日銀総裁人事と今月下旬の日米首脳会談が

    水を差す可能性はあります。

    94-95円の水準まで円売りが進めば、日銀総裁人事も織り込み始めたと考えら

    れるからです。
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