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ドル円、ラガルド発言等で急反発。 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 東京市場で92円台前半まで円買い戻しが進んだが、「G20」では

    円安誘導批判は回避できるとの見方に加え、ラガルド・IMF専務理事の発言や

    米経済指標の好転から再び円を売る動きが加速。

    ドル円は93円85銭まで上昇し荒っぽい展開に。

  • ユーロドルも堅調に推移。ラガルド発言もあり、対ドルでは1.33台半ば、

    対円では大幅なユーロ高に125円台まで反発。

  • 株式市場は小動き。連休前で取引も少なく、ダウは小幅高。S&P500は

    小幅安。

  • 債券相場も小動きの中、やや売りもの優勢の展開。

  • 金は大幅に下落。ソロスファンドなどファンド勢が金の保有高を減らしたことが

    判明したことで、売りが加速。前日比26ドル安の1609ドルで引ける。

    原油も大幅安となり、3週間ぶりに95ドル台に。

  • 2月NY連銀製造業景況指数 → 10.0

  • 1月鉱工業生産 → -0.1%

  • 1月設備稼働率 → 79.1%

  • 2月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) → 76.3

    本日の注目イベント


    • 欧   ユーロ圏12月経常収支

    • 欧   ドラギ・ECB総裁、公聴会で証言

    • 米   プレジデンツデー(株、債券は休場)




    注目されたモスクワでの「G20」では、日本に対する直接的な円安誘導

    批判はなく、共同声明でも「通貨の競争的な切り下げを回避する」、「為

    替レートを競争力強化の目的には使わない」との文言は挿入されたもの

    の、日本を名指しで批判する動きはなかったようです。

    白川日銀総裁も会合後の記者会見で、「今回のG20声明は日銀の政策

    に影響しない」との認識を示しています。

    先週末の市場では、「G20」での円安批判懸念からポジションを一旦手

    仕舞う動きが優勢となり、ドル円は一時92円台前半まで円を買う動きが観

    られましたが、91円台突入は避けられました。

    91円台に入ると、今回の「調整」は長引く可能性があると予想していまし

    たが、ラガルド・IMF専務理事の「円とユーロの動きはともに経済政策の

    効果」といった発言に、急速に反発し、ドル円はNY市場で93円85銭ま

    でドル高円安が進行しました。

    ただ、このまま先週までに2回記録した94台半ばを上回り、すぐに円が

    直近最安値を更新するとも思えません。

    ドル高円安のトレンドが変わっていなことは確認できたものの、これまで

    のスピードで円が売られる展開になれば再び円安批判が出てくることも

    考えられ、TPP交渉の行方など、安倍政権の実行力を睨みながら円が

    緩やかに売られる展開を予想します。

    今回のドル円の反発は「G20」が開催されるということもあり、アベノミク

    スにとって政権奪回以来最初のハードルだったわけです。

    デフレからの脱却を最大の課題として大規模な金融緩和を行い、二本

    目の矢でもある、財政出動も行い、その結果円安に振れました。

    少なくとも市場で「ドル買い円売り介入」のような円安政策を取ったわけ

    ではなく、上記政策を推進して行くとの強い意志を示したことで、市場

    参加者の「相場観」が急速に円売りに傾いた結果「円の全面安」が進

    んだわけです。上記説明に加えて、日本の景気回復が米国を始め世

    界経済に好影響を与えるという点もアピールできた結果「G20」での日

    本パッシングを回避できたのではないかと思います。

    さて、「G20]という一つのハードルを越えたドル円は、今朝も値を戻し

    て94円に迫る水準まで円売りが進んでいます。先ずは94円台を回復

    できるのかどうかが注目されます。

    94円台を回復し、定着するようなら、緩やかな円安に押されて今週中

    にも「95円テスト」も考えられそうです。それには従来同様、日本の株

    価の行方も重要です。

    株式市場の方もドル円と同じように株価の上昇にブレイキがかかり、利

    益確定の売りが出易い展開が続いています。その売りをこなし、上昇

    する力があればドル円も円安に振れやすいと見られますが、今週は安

    倍総理の訪米もあり引き続きボラティリティーの高い展開が予想される

    ため注意が必要です。

    日米首脳会談では、「TPPへの交渉参加」問題でどのような対応をみ

    せるのかが最大のポイントですが、さらに今週は日銀総裁人事も大枠

    が固まりそうです。先週末、ロイター通信が総裁人事で「武藤大和総

    研理事長を軸に進んでいる」とのニュースを流したとたんに、円買いが

    進んだ経緯があります。

    武藤氏は元財務次官で、日銀総裁候補者の中では金融緩和には積

    極的でないと市場が見ている証です。このように誰が総裁になるのかで、

    さらなる円売りが出るのかどうか市場への影響が大きい材料です。

    安倍総理は今回の3名の総裁・副総裁人事では「バランスも考えて行

    う」と語ってます。

    日銀、財務省、学者といったバランスで構成される可能性が高く、そう

    なると上記、武藤元事務次官の日銀総裁就任の可能性は高いと思わ

    れます。

    武藤氏は既に副総裁を歴任しており、再度副総裁での就任は考えに

    くいと思われるからです。
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