FC2ブログ

ドル円91円台前半まで下落後反発 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 上値の重いドル円はバーナンキ議長の議会証言を受け一時

    91円11銭まで円高ドル安に振れた。その後株価の反発や米長期金利

    の上昇を手掛かりに92円近くまで値を戻して引ける。

  • ユーロドルも引き続き上値が重く売り優勢の中、1.3037まで下落。

    ユーロ円の売りも活発で一時119円を割り込んだが、引けにかけて120円台

    まで反発するなど荒っぽい展開が続く。

  • 株価は反発。バーナンキ議長の議会証言で、金融緩和姿勢が継続されるとの

    見通しが株価を押し上げた。住宅関連指標の上振れも好影響を与えダウは115ドル高。

  • 債券価格は3日振りに反落。緩和政策が続くとの見方で上昇する場面もあったが、

    売りに押され小幅に反落し、利回りは上昇。

  • 金は大幅に反発。緩和政策継続との見方から買い戻しが入り1600ドル台を回復。

    原油は小幅に続落。

  • 12月ケースシラー住宅価格指数 → +6.84%

  • 2月消費者信頼感指数 → 69.6

  • 1月新築住宅販売件数 → 43.7万件

  • 2月リッチモンド連銀製造業指数 → 6


    本日の注目イベント



    • 独   独GFK消費者信頼感調査

    • 欧   ユーロ圏1月マネーサプライ

    • 欧   ユーロ圏2月景況感指数

    • 欧   ECB2回目の3年物オペの資金返済開始

    • 欧   ドラギ・ECB総裁講演

    • 英   英10-12月GDP(改定値)

    • 米   1月耐久財受注

    • 米   1月中古住宅販売成約指数

    • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁講演




    イタリアの総選挙結果を受け一気に「リスクオフ」が進み、為替市場も

    株式市場も方向感のない神経質な展開になってきました。

    ドル円は月曜日だけでほぼ4円近く円高に振れたことになり、ユーロ円

    に至っては6円以上の円高でした。

    昨日もイタリア選挙の影響を引きずり荒っぽい展開が続き、92円75銭

    まで値を戻した場面もありましたが、海外市場では91円11銭近くまで

    下落し、その後再び値を戻しています。

    これまでほぼ「調整」のないまま順調に円高修正が進んできましたが、

    今回ようやく「イタリア総選挙」を引き金に「本格的な調整」が始まったと

    見られます。

    神経質な動きを見せる背景には市場関係者の相場観にも変化が表れ、

    混沌としてきたことが挙げられます。

    「円安修正の動きは今後大きな変化を見せる」といった意見も出ており、

    昨年10月後半以来続いてきた円安トレンドも一旦修正を余儀なくされ

    るといった見方です。

    個人的には「ドル高円安」トレンドは崩れていないと見ています。

    日足チャートで一目均衡表の「転換線」と「基準線」に注目すると、ロー

    ソク足は依然として基準線を上回る水準で推移しています。

    「転換線」が「基準線」を下から上に抜け「好転」を見せたのが昨年10月

    で、それ以来反対に上から下へ抜ける「逆転」は一度も見せてはいませ

    ん。

    現在「基準線」は91円30銭に位置しており、「転換線」は92円70銭程

    度で下げ止まっています。

    月曜日のNY市場でドル円が急落し90円85銭を記録した際には、ロー

    ソク足が「基準線」に交わり、下抜けしそうな形を見せましたが、昨日の

    92円台後半への反転でむしろ「長い下ヒゲ」を示現しています。

    基本的にはこの両線が「逆転」を起こすまではトレンド継続と考えられます。

    ただし、90円を割り込む水準まで円高に進むようだとその限りではありま

    せん。

    ドル円の上値は徐々に重くなっており、94円台半ばに届くにはかなりの

    時間を要すると見られます。

    イタリア総選挙では上院で過半数を獲得した陣営はなく、今後連立の枠

    組みなどを巡ってさらに混乱が続くと予想されます。

    昨日のイタリヤ株式市場では株価が大幅に下落し、国債も売られ、10年

    債利回りは5%に迫る水準まで上昇(価格は下落)しています。

    今のところ昨年夏場まで続いた「欧州債務危機」のような重大なリスクに

    至る可能性はほとんどないと思われますが、火種はくすぶっています。

    救いは歳出削減期限の問題はあるものの、米景気が堅調なことです。

    バーナンキFRB議長は昨日上院で証言を行い、景気について「今年に

    入り再び上向きつつある」との認識を示し、これまでの「足踏み」という表

    現から上方修正しています。

    住宅市場の回復が周辺業種にも好影響を与えていると見られます。

    昨日発表された新築住宅販売件数は前月比で大幅に増加し、2008年

    7月以来の高水準を記録しました。また、

    全米20都市の住宅価格指数(ケース・シラー総合20)も前年同月比で約

    6年ぶりの高い伸びを見せています。

    それでもバーナンキ議長は慎重姿勢を崩さず、議会証言では「出口戦略」

    に言及することはありませんでした。

    議長は、日本の安倍政権の政策についてどう考えるかという質問に対して、

    苦笑いをしながらも「日本のデフレ脱却努力を支援する」と答えています。

    安倍総理は昨日の補正予算成立後の記者会見で「決める政治」という言

    葉を使っていました。「TPP交渉への参加」や「日銀総裁人事」など、確か

    に次々と「決めて」います。

    米景気の回復基調と、中国でも景気底入れ観測が出るなど、グローバル

    で見れば日本のデフレ脱却に向けた施策を推進するにあたって、経済環

    境は悪くありません。今回の「イタリアショック」さえうまく乗り切ることができ

    れば、2年以内のデフレから脱却することも「夢」ではありません。

    そのための日銀正副総裁人事だったと受け止めることができます。
    スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gaitameonline.blog50.fc2.com/tb.php/1266-c52021ce

このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。