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NYダウ大幅安で円買い加速 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 昨日の昼ごろ安倍総理の成長戦略に関する講演をきっかけに

    ドル円は急落。100円46銭を頭に下落し、株価の急落がさらに円買いを

    加速。NY市場ではADP雇用者数の悪化や株価の大幅下落から「リスクオフ」の

    円買いが進み、一時98円97銭までドル安が進行。

  • 経済指標の悪化を理由にユーロ買いドル売りが進み、ユーロドルは1.30台

    半ばから1.3118まで買われユーロ堅調地合いは継続。

    対円では円の上昇に勢いがあり129円台半ばまで円高ユーロ安に振れる。

  • 株式市場は大幅安。ADP雇用者数が予想を下回ったことを反映し、堅調だった

    米株式市場も下落基調に。ダウは216ドル下落し1万5千ドルの大台を割り込む。

  • 債券相場は反発。世界的な株安と米経済指標の悪化を背景に債券への見直し買いが

    入る。10年債利回りは2.0%台まで低下。

  • 金、原油はドル安を受け、ともに反発。

  • 5月ADP雇用者数 → 13.5万人

  • 5月ISM非製造業景況指数 → 53.7

    本日の注目イベント
  • 豪   豪4月貿易収支

  • 欧   ECB政策金利発表

  • 欧   ドラギ・ECB総裁記者会見

  • 英   BOE政策金利発表

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演





安倍政権の成長戦略に対して市場は「NO」を突きつけたようです。

昨日の昼過ぎ、安倍総理の講演が始まるとすぐに「ドル高円安」反

応し、日経平均株価も120円程の上昇を見せましたが、そこをピー

クに円買い、株安が急速に進み、結局講演の内容は「成長戦略に

は乏しい」との印象を残しました。

その後も円買い、株安の勢いは止まらず、日経平均株価は、このと

ころ頻繁に見られるように「引け際」にかけて一気に値を下げ、日経

平均は518円安、ドル円は99円40銭前後まで下落しました。

相変わらず、株価とドル円が同時に値動きを強める動きになっています。

日経平均株価は短期間でピークから約3000円程(約18%)下落し

ていますが、NY株式市場はそれでも堅調な地合いを保っていました。

しかしさすがに昨日は悪条件が重なったこともあり、ダウは216ドル安と

急落しました。

日本株に比べるとまだ下げ幅が浅いだけに、今後さらにNY株が調整

色を強めるようだとそのまま日本株にも影響し、さらに日経平均株価の

下落につながる懸念があります。

注目されたADP雇用者数は市場予想を下回る13.5万人で、これが

直接株価の下落につながっています。

今週月曜日にはISM製造業景況指数が節目の「50」を割り込み、

「49.0」だったことから、FRBによる「金融緩和縮小が遠のく」との連

想に株価は大幅な上昇を見せました。

しかし今回は同様に、経済指標は予想を下回ったものの、株価はそ

のままそれを「悪材料」と捉え、大きく下落しました。

市場の反応が「日替わりメニュー」のように日々変わる今の状況は、プ

ロの人たちでも「出口」を巡って混乱しているということです。

「出口」が近づくのか、遠のくのかが焦点になりますが、その判断基準

はいまいち明確ではありません。

個人投資家にとっても非常に難しい相場展開が続くことになります。

ここは敢えて相場に参加する必要はなく、しばらく「様子見」を決め込

むことも重要です。

「1000円の利益」を狙いに行って、「3000円を失う」、そんな相場展

開では敢えてリスクを取る必要はありません。

連日500円以上の値幅を見せる株価が落ち着くまで、為替の大幅な

変動も避けられない状況です。

ドル円は再び98円台を覗く展開になってきました。

「日足」チャートでは一目均衡表の「基準線」が上値のメドになりつつ

あります。

現在その水準は100円40銭です。まずここを抜けない限りドル円の上

昇は見込みにくい状況になっています。

一方下値のメドは、先ずは月曜日のNY市場のドル最安値である98円

86銭と、その下は「8時間足」の200日線がある98円40銭辺りと見てい

ます。

本日も日経平均株価は1万3千円の大台割れは間違いなさそうです。

株価の下落を見ながら、ドル円がどこまで売られるかを見極める展開に

なりそうです。

豪ドル円の下げもきついと思います。

95円を割り込み、94円台前半まで下落していますが、NYダウが大幅

に下落したことや、資源価格が軟調なこと、さらに再利下げ観測が払

拭できないことなどが理由として挙げられますが、加えてドル円が円高

傾向に推移してる下落に拍車をかけています。

下値のメドを見つけにくいところですが、「日足」の200日線が91円54

銭にあります。

さすがにこの水準は足元の相場から深すぎるとは思いますが、ドル円が

再び円安トレンドに戻るまでは大幅な反転は見込みにくいと考えられま

す。

多くの個人投資家がロングをキープしていることから、戻りも鈍い展開が

予想されます。
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