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日銀決定会合受け、円高株安加速 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 日銀決定会合では特に新たな政策を取らないことが決められたことで、

    失望のドル売り円買いが加速。NYでは一時95円59銭まで円買いが進む。

  • ドル安の流れからユーロも上昇。ユーロドルは3日振りに1.33台に乗せる。

  • 日欧の株価が大幅下落したことから、NY株式市場も大幅安。ダウは前日比

    116ドル安で引ける。

  • 債券相場は反発。日銀決定会合失望からの混乱で、安全資産の債券に資金が

    流入。10年債利回りは2.18台%に低下。

  • 金、原油は小幅ながら下落。

    本日の注目イベント
  • 日   日銀金融経済月報

  • 独   独5月消費者物価指数(確報値)

  • 欧   ユーロ圏4月鉱工業生産

  • 欧   クーレ・ECB理事講演

  • 英   英5月失業率



    「ドル高円安」への戻しはわずか1日でしぼんでしまいました。

    日銀は昨日の決定会合で債券市場安定に向けた新たな施策は取らず、

    これまでの大規模な金融緩和を継続することで一致したと発表。

    この発表があった昨日の昼過ぎ、ドル円は99円近辺から97円台後半まで

    一気に円買いドル売りが進み、日経平均株価も午後の寄りつきから200円

    も下げる展開で、市場は決定会合の結果に失望した「円買い、株売り」で

    反応しました。

    黒田総裁は午後の記者会見で、「市場は次第に落ち着きを取り戻している」

    と発言し、市場で予想されていたような、金利安定に向けた固定金利オペ

    の期間延長は現段階では必要ないとの認識を示しました。

    その後の海外市場ではドル円はさらに下落し、NY市場では一時95円台半

    ばまで円買いが進み、NY株式市場も大幅に下落し、本日の東京株式市場

    の大幅安は避けられない状況です。

    昨日のコメントでも市場はまだ不安定であると書きましたが、「日銀動かず」と

    いった情報だけでドル円が1日で3円以上も下落する事態は、正に不安定で

    す。

    正直、そこまで値幅がぶれる情報ではないと思いますが、5月23日の日経平

    均株価1100円下落以来、市場は一方方向に振れやすい地合いが続いてい

    ます。

    プロの為替ディーラーでさえ、どちらに振れるか解らないことから、「とにかく

    流れについて行く」ことしか方法がない状況です。

    そのため、「買いが買いを呼ぶ」、あるいは「売りが売りを呼ぶ」相場展開が

    続いており、相場の振幅を拡大させています。

    ドル円はNY市場で95円59銭まで下落したことで、先週末に記録した94円

    98銭が意識されます。基本的には95円以下は売る方もリスクが高く、そこか

    らさらに大幅な下落は考えにくいと思いますが、何が起きてもおかしくない状

    況であるため注意は必要です。

    95円59銭を「二番底」として上昇に向かう可能性も十分あると考えますが、

    本日の日経平均株価が500円以上下げるようだと、一旦は95円を目指す展

    開があるかもしれません。

    米「出口」を巡る議論から始まった今回の混乱は、アベノミクスへの期待感や、

    黒田日銀の異次元の緩和に対してもその実現に疑問符を投げかける状況に

    なってきました。

    東京株式市場の大幅下落が、海外市場にも影響を与えていますが、それで

    もまだNYダウは1万5千ドル台を維持しています。

    NYダウが現在の水準を維持できなくなり、1日に300~500ドル下げるような

    状況になると、収拾がつかなくなる恐れがあります。

    重要なことは、成長戦略を前倒しでやることと、できればさらに踏み込んだ規

    制改革にとり込むことです。

    秋には成長戦略の第二弾が発表される見通しですが、それまで市場が待て

    るかどうかです。

    今朝の新聞では、昨日の日銀発表後に為替や株式市場が大きく下落したの

    は「催促相場」だと説明しています。

    今後さらに混乱が続くようだと、圧勝だと言われている7月の「参院選」で、想

    定外の結果がでないとも限りません。

    「安倍ー黒田」コンビにとってはまさに正念場に差し掛かっていると言えます。

    非常に先行きが読みにくい相場展開ですが、先週末の94円98銭は「日足」

    の120日線でしっかり止められています。

    また昨日の95円台半ばも同じく「日足」の雲の下限を意識した水準で下げ止

    まっています。

    現在、120日線は95円12銭、雲の下限(先行スパン2)は95円52銭に位

    置しています。

    この水準を割り込まなければ反転のチャンスはあろうかと思いますが、割り込

    んだ場合には注意が必要です。
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