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ドル円NYで再び95円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円はアジア市場から欧州市場にかけては買われたものの、

    NY市場では株安を手掛かりに円買いが優勢となり、一時95円13銭まで

    下落。その後は96円前後まで戻して引ける荒っぽい展開が続く。

  • ユーロドルも一段と上昇。ドルが下落する流れを受け、ユーロは

    1.3359まで上昇し、約4ヵ月振りの高値を記録。

  • 株式市場は前日に続き大幅に続落。公益事業株が下げをけん引し

    ダウは126ドル下落。1万5000ドルの大台を割り込む。

  • 債券相場は株価が下落したにも拘らず軟調。10年債入札が不調

    だったことを受け価格は下落し、長期金利も2.22%台まで上昇。

  • 金は15ドル反発し、原油は小幅に上昇。

    本日の注目イベント
  • 豪   豪5月雇用統計

  • 欧   ECB月例報告

  • 欧   クーレ・ECB理事講演

  • 欧   アスムセン・ECB理事講演

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   5月小売売上高


    ドル円は東京時間では買われて上昇するが、NYに入ると下落する展開が

    続いています。

    昨日の東京時間では大幅な株価下落で始まり、ドル円は96円台前半で推

    移しましたが、午後株価の下落幅が縮小すると96円台後半まで円が売られ、

    欧州時間早朝には一時97円台に乗せる場面もありました。しかし、NYに入

    ると流れは一変しています。

    特に経済指標の発表に反応したわけでもなく、NY株式市場の下落に歩調

    を合わせドルは下落。

    一時95円13銭まで下落した後、96円前後まで戻して取引を終えています。

    この動きは先週末のNYでも同様に見られ、前日も同じような動きでした。

    FRBが量的緩和の縮小に動くのではないかという観測は根強く、強い経済

    指標が出ると「出口戦略」が早まるといった見方が高まり株価の下落につなが

    り、ドル円はその時の相場観で下落する場合もありますが、「出口」を意識し

    てドル高円安に振れるケースも見られます。

    一方弱めの経済指標が出ると、株価は上昇するものの、米国の景気そのも

    のには悪材料としてドル売りにつながるケースもあります。

    株価と為替が強い関係を見せている基本形が時には崩れる時もあり、投資

    家を混乱させています。

    「出口」を巡る混乱がそれらの動きを引き起こしていますが、米長期金利の上

    昇傾向はドル円の下落をサポートすることになり、一方的に円を買うわけにも

    いきません。非常に先行きが読みにくい相場が続いているということです。

    それでも足元の動きを見れば、ドル円の上値が徐々に重くなっていると言えま

    す。問題はどこまでドルが下落するのかという点です。

    下値の重要なポイントは「95円の壁」ということになります。

    先週末には一時95円をわずかに割り込む場面もありましたが、それは「誤差」

    の範囲で、この節目を割り込むかどうかが、今後の相場展開を読む上でも重要

    です。

    昨日のドルの下落も95円目前で折り返しています。

    これはちょうど、その位置に「日足」の120線があり、これが機能したものです

    が、この重要なサポートも含めて、「95円割れ」は大きな意味を持ちそうです。

    本日も日経平均株価は前日比マイナスで始まりそうです。

    下落幅が300-500円に拡大するようだと、ドル円は再び下値を試す動きを

    見せそうです。

    その際、95円台半ばを割り込むのか、そして95円の節目を維持できるのか

    が確認できそうです。

    今回の下落局面で、東京時間では95円台はほとんど経験していません。

    それだけに実需を含めたドル買い意欲も見られるかもしれません。

    仮にドルの下落が進めば日経平均株価も一段と下落する恐れがあります。

    11日の日銀決定会合後の記者会見で黒田総裁は、期間1年超の資金供

    給オペ導入について「将来、必要になったら検討する」と、追加策の導入

    を見送りました。

    円高がさらに進み、株価が下落すれば導入が「必要」なタイミングと言える

    かもしれません。

    本日は米小売売上高が発表されます。

    この指標も上述のように、市場予想よりも強めであれば株価の下落につなが

    る可能性もあります。

    日本の株価が大幅な調整を見せる中でも、比較的堅調に推移していたNY

    ダウは昨日大台の1万5000ドルを割り込みました。

    連日過去最高値を更新し続けてきただけに、一旦調整モードに入ると株価

    の大幅下落は避けられません。

    そうなると1万3000ドル程度までの下落も考えられます。

    NYダウの大幅下落は世界の株式市場に下落圧力を加え、日経平均も相当

    な調整を余儀なくされます。

    来週18-19日にFOMCが開かれ、バーナンキ議長の会見も予定されて

    ます。

    金融緩和縮小に伴う「副作用」が予想外に大きいことも考えられ、バーナン

    キ議長からは「緩和縮小」に前向きな発言は出にくいと、個人的には考え

    ていますがどうでしょうか・・・。
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