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NY株続伸でドル円95円台半ばに 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は株価が堅調に推移したこともあり終始95円台を維持。

    FOMCの結果を控えてポジション調整が進み、一時95円77銭まで

    ドルが買われ、95円30-40銭で引ける。

  • ユーロドルは続伸。独ZEW景況感指数が予想を上回ったことから

    ユーロは上値を追い、一時約4ヵ月振りに1.34台に乗せる。

  • 株価は大幅に続伸。住宅着工などが高水準だったことから主要セクターで

    株価が上昇。S&P500は月初来高値を記録し、ダウも1万5300ドル台を

    回復。

  • FOMCが開催され長期金利は小幅な動きに留まる。10年債利回りも

    小幅に上昇したが、取引は限定的。

  • 金は大幅に続落。原油は続伸。

  • 5月消費者物価指数 → +0.1%

  • 5月住宅着工件数 → 91.4万件

  • 5月建設許可件数 → 97.4万件

    本日の注目イベント
  • 日   5月貿易統計

  • 英   BOE議事録

  • 米   FOMC政策金利発表

  • 米   バーナンキ・FRB議長記者会見

    昨日からFOMCが開催され、明日(日本時間20日未明)には

    バーナンキ議長の記者会見が予定されているため、

    さすがにドル円も値動きが小幅となり、NY市場では終始95円

    台で推移しました。

    昨日のこの欄でもドル円はやや底堅く推移するのでないかと予

    想しましたが、NY株式市場が堅調で、2日間で250ドルほどの

    上昇を見せたことがドル円のサポート材料になっています。

    今後ドル円が再度100円に向かっていくには株価の安定が不

    可欠であるということです。

    ドル円が93円台を底固めしたかどうかはまだ確認できませんが、

    バーナンキ議長の記者会見までは堅調に推移しそうです。

    テクニカルを見ても、「1時間足」では120日線を上抜けしており、

    本日ドル円が下げた場合のサポートになりそうです。95円13銭

    がその水準で、ここには「基準線」も接近しており、短期的にはこ

    こが維持できるかどうかも重要です。

    NY市場での上昇は95円77銭で抑えられましたが、96円台に

    乗せることができたら、抵抗線は96円11銭に位置している200日

    線ということになります。

    これら重要な水準をどちらかに抜けるとすれば、やはりバーナンキ

    議長の会見内容次第です。

    既に各方面から会見内容について予想が出ていますが、個人的

    には、緩和縮小は今後避けられないところだが、その基準を明確

    に示してくる可能性があると予想しています。

    例えば「今後数カ月雇用者数が20万人を超えたら」といったように、

    その中心になるのはやはり雇用ということになります。

    先ずは足元で起きている混乱を収束させることを意図し、その後に

    市場が判断し易いような目安を示すのではないかと考えております。

    仮に予想外の展開になった場合、下値のメドは93円台後半、そし

    て上値のメドは今回のドル円の下落幅の「半値戻し」にあたる、98

    円77銭前後ということになります。

    上述のように、ドル高円安が進行するには株式市場の安定が不可

    欠ですが、昨日の海外の新聞では、日本の株式市場は

    大幅な調整を経たことで、「割り安感」が出てきているといった論調

    が目立っています。

    引き続き株価の推移には目を向ける必要があります。

    ユーロドルが約4ヵ月振りに1.34台に乗せました。

    1.28から1.32台で長らくもみ合っていましたが、先週あたりから1.

    33台が見えており、上値は重そうでしたが徐々に切り上げる展開にな

    っています。

    昨日はドイツZEW景況感指数が好調だったことを好感してユーロ買

    いが進みましが、ドラギECB総裁の講演もユーロ買いにつながったと

    思われます。

    ドラギ総裁はエルサレムで講演し、「われわれの組織の仕組みの中で

    特に効果的であり、当中銀の責務の範囲内にあるこれらの措置につい

    て、予断を持たずに検討する」と語り、ユーロを守ることもECBの使命

    であることを確認した格好になっています。

    「必要なら何でもする」という言葉で、ユーロ危機を救った昨年7月の同

    総裁の言葉が思い起こされました。

    ユーロは対ドルで堅調に推移していますが、ユーロ圏内では高失業率

    とマイナス成長に直面しており、財政規律一辺倒から成長へ舵を切り直

    してはいるものの前途は多難です。

    同総裁は伝統的な金融政策に加え、中銀預金に対するマイナス金利

    等の非伝統的な金融政策も検討していることも示唆しています。

    投機筋のユーロドルのポジションを見ても、直近のユーロ売り枚数はかな

    り減少してきています。

    1.34台半ばを抜けば、上昇に弾みがつくと見ていますが、5月までに見

    られた、ドル全面高に戻るとユーロの上値は限られることになります。
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