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米長期金利一時2.66%台まで上昇 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は世界的な株安の影響から円が強含みで推移したものの、

    米長期金利の高止まりからドルも底堅く、97円台半ばを挟んでもみ合い。

  • ユーロドルは1.31台を割り込んだがすぐに反発。1.31台前半で

    取引を終える。

  • アジア市場の株安に反応し、ダウは朝方には200ドルを超える下げを見せたが

    その後は下げ幅を縮小し、先週末比139ドル安で引ける。

  • 債券相場は続落する場面もあり、10年債利回りも2.66%台まで上昇。

    ただその後は地区連銀総裁の「市場は反応し過ぎている」との発言もあり、

    先週末とほぼ同水準で引ける。

  • 金は反落、原油価格は4日振りに反発。

    本日の注目イベント
  • 欧   クーレ・ECB理事講演

  • 米   5月耐久財受注

  • 米   4月ケースシラー住宅価格指数

  • 米   4月FHFA住宅価格指数

  • 米   6月消費者信頼感

  • 米   5月新築住宅販売件数

  • 米   6月リッチモンド連銀製造業指数


    昨日の昼過ぎ、ドル円は98円70銭まで上昇し、FOMC後のドル高値を

    付ける場面がありました。ただ、その後は上海株式市場の急落から、日

    経平均株価も連れ安し、ドル円も徐々に上値が重くなり欧州市場では

    すぐに97円台まで押し下げられました。米「金融緩和縮小」という好材料

    にドル円は戻り基調でしたが、まだ100円を目指す展開ではないようです。

    NY市場でも株安に引っ張られる形で97円前半までドル安円高が進みま

    したが、米長期金利が高止まりしていることもあり、97円台後半まで値を戻

    して引けています。

    NY市場ではダウが一時240ドルも下げる場面があるなど、依然として先

    週のFOMCおよびバーナンキ議長の会見内容を引きづっており、株式、

    債券市場はともに不安定な状態が続いています。

    「タカ派」の代表でもあるダラス連銀のフィッシャー総裁は昨日ロンドンで

    講演を行い「われわれがここで語っていることは元に戻すということだ。

    『出口』という言葉はこの場合適切ではない」と述べています。

    一方、「ハト派」のコチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁は「量的緩和終了

    後も金融政策はかなりの期間緩和的であり続けることをFOMC声明文

    で強調する必要がある」と語っています。

    FRBは早ければこの9月にも「量的緩和縮小」に動きだす可能性があり

    ますが、それには労働市場の安定的な改善が条件になっており、このま

    ま順調に失業率が6.5%まで低下し、雇用者数も20万人が維持できる

    かどうかは不透明です。

    米雇用統計はある意味「大きくぶれる」ことでも有名です。そのため今後

    も雇用統計の結果に失望し、

    「資産購入の縮小が先延ばしになる」といった見方が高まる場面もありそ

    うです。

    そしてその結果ドルが再び売られたりすることで、一喜一憂することにもな

    りそうです。

    米10年債が下落基調に入っており昨日は一時、2011年9月以来となる

    2.66%台まで上昇しました。

    5月1日の長期債利回りが1.63%だったことを考えると、わずか2ヵ月弱で

    1%も金利が上昇(価格が下落)したことになり、スピードが早すぎると言

    えます。

    フィッシャー総裁も「投資家は金融当局による資産購入縮小の計画に

    過度に反応すべきではない」との見解を示しており、この発言が昨日は

    長期債の安定につながっていました。

    いずれにしても市場の混乱はまだ続きそうです。

    当然日本だけが「蚊帳の外」ということはありません。

    株式市場や債券市場が大きな影響を受け、ドル円でも円が買い戻され

    る場面もありそうです。

    利益は確実に決済し、ポジションは取り過ぎないように注意することが

    必要です。

    本日の予想レンジは、96円70銭-97円90銭程度を見ています。
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