fc2ブログ

ユーロドル、ドラギ発言を受け1.28台に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 欧州市場で一時99円台半ばまで売られたドル円は、材料が乏しい中

    100円台まで戻して引ける。債券・株式市場が休場のため、取引は閑散。

  • ECBは理事会で政策金利の据え置きを決めたが、その後の記者会見で

    ドラギ総裁が利下げの可能性を示唆したことで、ユーロドルは急落。

    一時は1.2883と、5月末のレベルまでユーロ安が進む。

    本日の注目イベント
  • 日   5月景気動向指数

  • 欧   クーレ・ECB理事講演

  • 米   6月雇用統計

  • 加   カナダ6月失業率



米国が「独立記念日」のため、株式・債券市場が休みです。

そのため為替市場もNY時間では閑散な取引に終わっていますが、

欧州ではECBの政策金利を巡りユーロに動きがありました。

政策金利は0.5%で市場予想通り据え置かれましたが、その後の

記者会見でドラギ総裁は、政策金利は

「長期間に渡り現行水準か、それより低い水準に据え置く」と述べ、

今後の利下げを示唆しました。

また、市中銀行がECBに預けている預金金利をマイナスにする案

についても「技術的な準備は整っている」と「マイナス金利」導入を

否定しませんでした。

さらに米国が出口を模索している状況とは一線を画し、「出口は非

常に遠い」とも発言しています。

欧州では高失業率に加えて、景気の低迷が長期間にわたって続

いており、欧州委員会が「緊縮」から「成長」へと舵を切り直しては

いるものの、目立った成果は出ていません。

そんな中、ポルトガルでは財務大臣に続き、外務大臣が辞任する

など「欧州危機の再燃」が意識され始めてきた矢先です。

ドラギ総裁は、そのあたりの状況を考慮したうえで、これまで金利政

策は事前に通告しないことが通例だったものを、現行水準をいつまで

続けるかに言及し、いわゆる「フォワードガイダンス」の導入に踏み切

ったものと見られます。

海外メディアの反応も「ECBは再び未踏の領域に」といった見出しを

掲げています。

ユーロドルはこれらの発言を受け、5月末以来となる1.28台後半ま

で下落しました。

市場では、「ユーロ安ドル高」と同時に「円安ドル高」も進行している

ためドルが全円高の様相になっていますが、今後何かをきっかけに

「ドルも買えない」となると、2012年まで吹き荒れた「円高旋風」の再

来という事態も想定されます。

足元では大きく売られたポルトガル国債もやや買い戻され小康を保っ

ていますが、今後は周辺国のギリシャやスペインの国債の利回りにも

注意が必要です。

エジプトではモルシ大統領が追放され、暫定政権が樹立されましたが、

今後の政権の行方は不透明です。

特に今後の政権に軍部がどこまでかかわってくるのかによっては、混迷

の度合いが変わってきそうです。

最高憲法裁判所の長官が暫定大統領に就任したことで、エジプトの株

式市場など、金融市場は落ち着きを取り戻していますが予断は許しません。

朝方の市場はややドル高円安傾向で推移しています。

今夜の雇用統計を控えて、ドルが大きく上昇するとも思えませんが、下値

も限定的と見られます。

「100円の攻防」という展開を予想しますが、日経平均株価が堅調に推移

しそうなことから、ややドル高方向にバイアスがかかりそうです。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gaitameonline.blog50.fc2.com/tb.php/1354-13815574

このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。