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ドル円スピード調整でもみ合い 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は101円を挟みもみ合い。米長期金利が下落したことや、

    急ピッチのドル高に対する警戒感などでドルの上値が重い展開となり、

    100円台後半までドルが売られたが勢いはなく101円近辺で引ける。

  • ユーロドルは1.28台前半から後半の狭いレンジ内で推移。

    この日は利益確定のドルの売りが優勢となり、ユーロドルもジリ高で推移。

  • 株式市場は3日続伸。アルコアが好決算を発表し、今後の好決算期待

    からダウは88ドル高と、引け値では約3週間ぶりに1万5200ドル台を回復。

  • 債券相場は反発。このところの金利上昇で投資魅力が増し、債券に買い物が

    入り価格は上昇。

  • 金は反発。原油価格は3日振りに反落。

  • 米5月消費者信用残高 → 196億ドル

    本日の注目イベント
  • 中   中国6月消費者物価指数

  • 中   中国6月生産者物価指数

  • 日   6月マネーストック

  • 欧   EU財務相会合

  • 欧   アスムセン・ECB理事講演

  • 英   英5月鉱工業生産

  • 英   英5月貿易収支

    ドル円は昨日の朝方101円台半ばを超える場面もありましたが、

    そこをピークにドル安に転じ、一時は100円台後半まで円が買

    い戻されています。

    日経平均株価が朝方は勢いよく上昇したものの、上海株式市

    場が軟調な展開を見せるとジリジリ値を下げ、それを見てドル円

    でも円の買い戻しが優勢となりました。

    海外からは「急ピッチの円安に対する警戒感もあった」との声も聞

    かれました。

    ただ、それでもNY株式市場が続伸したこともありドル売りは限定的

    で、100円台後半で下げ止まっています。急騰した米長期金利も

    100ベーシスポイントほど下げていますが、先週末の雇用統計で見

    られたように「米景気の回復基調が鮮明」であることが、基本的には

    ドル円をサポートするといった見方が根底にはありそうです。

    米企業の第1四半期決算の発表が始まりました。

    昨日アルミ大手のアルコアが先陣を切って発表を行いましたが、市場

    予想を上回る好決算でした。

    自動車販売が好調なことを受けてアルミの消費量が拡大しているよう

    です。

    米自動車販売台数は2007年以降最速のペースで伸びており、自動

    車メーカー各社は厳格化した燃費基準を達成するためアルミの消費

    を増やしていることが背景です。

    米自動車販売は年換算で1500万台ペースで拡大しており、その中

    でも米自動車メーカーがシェアを伸ばしています。

    アルコアが好決算を発表したことで、今週から本格化する米企業決算に

    対する期待が高まってきています。

    トムソンロイターによると、米主要企業500社の決算は前期比3%程度の

    伸びを見せると予想されており、前期程の伸びではありませんが、株式

    市場にとっては好材料となっているようです。

    週末にはJPモルガンなど米大手金融機関の決算発表も始まります。

    米長期金利が上昇傾向で推移してきたことから、リテール業務を中止に

    収益が拡大しているとの見方が優勢です。

    ドル円はややトレンドレスです。

    明日のバーナンキ議長の講演を見極めたいとの雰囲気もあり、議長が

    「量的緩和縮小」に向け、どの様な発言をするのかといった点に注目が

    集まっています。

    6月19日のFOMC後の記者会見では、予想以上に「タカ派的な発言」

    だったことで、一気に出口戦略が近いとの観測が

    高まり、株式市場などが混乱しました。

    今回の公演は先週末の良好な雇用統計が確認された後だけに、議長

    が「量的緩和縮小」にさらに前向きな発言をするのかどうかに注目して

    います。

    縮小への第一歩が9月のFOMCで決定されるのか、あるいは12月に

    延びるのかどうかはそれ程大きな問題ではなく、個人的には「量的緩和

    縮小」への第一歩を踏み出すことは「既定路線」であり、既に市場は織

    り込みつつあると考えています。従って、「縮小開始」が来年以降にずれ

    込むようは事態になった方がむしろ市場への影響は大きいと思われます。

    そのような事態になればドル円が円高方向に大きく振れることになり、債

    券相場は急騰し、米長期金利が低下するはずです。

    明日の講演を待ちたいと思います。
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