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バーナンキ発言を受け市場は混乱 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • 公表されたFOMC議事録では、金融緩和縮小に関してメンバーの中で

    議論が分かれていたことが判明。円買いドル売りが優勢となり、さらに今朝方の

    バーナンキ議長の講演でも「すぐに金利を引き上げるわけではない」との

    発言に、98円27銭まで円買いドル売りが進む。

  • 全般的にドルが売られる中、ユーロドルは急反発。1.28台半ばから

    1.29台後半まで買い戻しが進み、一気に今朝方には1.32台に乗せる。

  • FOMC議事録を受け株価はまちまち、ダウは小幅に下げたが、ナスダックは

    16ポイント高。

  • 債券相場は小幅に反発。朝方は売られる場目もあったが、バーナンキ議長の発言で

    緩和縮小が早期に始まるとの懸念が後退し下げを埋める。10年債は利回りは

    2.67%台に。

  • 金は3日続伸。原油価格は在庫が予想以上に減少していたことを受け続伸。

    昨年3月以来となる106ドル台まで上昇。

    本日の注目イベント
  • 豪   豪6月雇用統計

  • 日   5月マネタリーサーベイ

  • 日   黒田日銀総裁記者会見

  • 独   ワイトマン独連銀総裁講演

  • 欧   ECB月報

  • 欧   クーレ・ECB理事講演

  • 米   6月財政収支

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   タルーロ・FRB理事議会証言

    6月18日ー19日に行われたFOMCの議事録が公開されましたが、

    予想通りメンバーの大半が金融緩和を縮小すべきだという意見であ

    った一方、他のメンバーは量的緩和は継続すべきとの意見で、議論

    が分かれていたことが判明しました。

    議事録によれば、参加者19人のうち「約半数」が「今年遅くに資産購

    入を終了するのが恐らく適切だろう」とし、「他の参加者の多くは2014

    年に入っても継続するのが適切となる可能性が高い」と指摘しており、

    意見が分かれてました。(ブルームバーグ)

    この内容にドル円はやや「円買いドル売り」が優勢となり、ドル円は99

    円台で推移しました。日本時間今朝方マサチューセッツ州で行われた

    バーナンキ議長の講演では、現在の金融政策にはコメントしませんで

    した。

    しかし、質疑応答の中で「失業率が6.5%を下回ってもすぐに政策金

    利を引き上げるわけではない」と発言したことで、早期の金融緩和縮

    小観測が後退し、ドル売りが加速しました。

    ドル円は早朝には一時98円台前半まで下落し、ユーロドルも1.32台

    まで値を戻すなど「ドル売り一色」となり参加者が少ない中、値が大きく

    飛んでいます。

    FRBによる早期緩和縮小が、ほぼ市場のコンセンサスになっており、

    「焦点は9月に決定か、あるいは12月か」と言われるほど市場は量的

    緩和縮小を織り込み始めており、そのため今朝方の議長の発言に反

    応しドル売りが加速したものと思われます。

    主要通貨がドルに対して同じように上昇したことで、クロス円ではドル

    ストレート程の変化は出ていませんが、各通貨に対するユーロの上昇

    が目立っています。

    しかし冷静に考えれば、先週の雇用統計でも見られたように、米景気

    回復に伴う雇用の拡大は鮮明です。

    2013年の上半期を見ても、非農業部門雇用者数は月平均20万人

    程度まで拡大しています。FRBが最も重要だと考えている雇用が順調

    に増加していることを基本とすれば、FRBが「年内の金融緩和縮小に

    向けて」行動を起こす可能性は非常に高いと思われます。

    個人的には7月と8月の雇用が先月と同様な内容を示せば、「9月のF

    OMCで行動を起こす」というシナリオは維持しております。

    NYでは株式市場と債券市場が終えており、今朝方のバーナンキ議長

    の講演内容やその後の質疑応答での受け答えに対する反応は未知数

    です。

    今日の東京株式市場の反応が参考になるかもしれませんが、こちらも

    「金融緩和縮小観測」の後退は株価にプラスですが、

    円高に振れていることが悪材料と受け止められそうです。

    依然として暑い夏の戦いは続きそうです。

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