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NY市場株高債券高でドル円もみ合い 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円はアジア市場での乱高下をよそに落ち着いた動きで推移。

    99円を挟みもみ合ったが、バーナンキ議長の発言を手掛かりに、

    早期の金融緩和縮小観測が後退し、ドル円の上値を重くした。

  • ユーロドルは1.30台から1.31台で推移。アジア市場ではストップに

    よるユーロ買いが相場を押し上げ1.32台まで上昇したが、30台後半で

    取引きを終える。

  • 株式市場は大幅に反発。バーナンキ議長の発言を材料に、緩和政策が今しばらく

    継続されるとの見方が台頭し大幅高に。ダウは169ドル高と、引け値では

    過去最高値を更新し、S&P500も同様に最高値を更新して引ける。

  • 債券相場も議長の発言から買い物が優勢となり大幅に反発。10年債利回りは

    2.57%台まで低下。

  • 金は大幅に続伸し1279ドル台に。原油はこのところの高騰から利益確定の売りに

    押され下落。

  • 6月財政収支 → +1165億ドル

  • 新規失業保険申請件数 → 36万件

    本日の注目イベント
  • 日   5月鉱工業生産

  • 欧   5月ユーロ圏鉱工業生産

  • 欧   コスタ・ポルトガル中銀総裁講演

  • 米   6月生産者物価指数

  • 米   7月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演

  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演

  • 米   決算発表→JPモルガンチェース・ウェルズファーゴ

  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁、金融政策に関する論文発表

    FOMC議事録とバーナンキ議長の講演後の質疑応答に対する発言に、

    為替市場は乱高下。ユーロドルは

    200ポイント以上急騰した後8割ほど下げ、ドル円は2円ほど下落した後

    やはり8割程度戻すなど、不安定な動きを見せました。

    ただその後の海外市場でも同様な展開を予想しましたが、大きな波乱は

    なくオセアニアからアジア市場だけに限定された動きだったようです。

    ドル円は一時98円20-30銭辺りまで円高ドル安が進みましたが、日経

    平均株価がプラスで終わったことで99円台前半まで戻して引けました。

    しかし海外市場ではバーナンキ議長の発言から「株高債券高」が進み、

    長期金利が低下したことからドル円の上値が重い展開になっています。

    バーナンキ議長は昨日の講演後の質疑応答で「予見可能な将来にお

    いて高度に緩和的な金融政策が米経済には必要だ」と発言し、先月

    19日のFOMC後の会見に比べると「ハト派的な発言」にトーンダウンし

    たと受け止められ、「ドル売り円買い」が進み、同時に「株高債券高」にも

    振れました。

    前回の発言では金融緩和縮小の時期や緩和停止の時期についても初

    めて言及したことで、一気に「緩和縮小」に焦点があたり、上記反応と反

    対な動きを誘発しましたが、昨日の発言は「市場の混乱を収める」意味

    合いも込めて、やや言葉を選んだものと考えられます。

    既に6月の雇用統計でも改善傾向が続いていることが確認されています。

    今後8月と9月の雇用統計で余程の下振れが起きない限り、「緩和縮小」

    は既定路線であるはずです。

    ドル円が昨日98円25銭近辺で下げ止まったことは、テクニカルで見ると

    ごく自然ななり行きです。

    ここは「日足」の一目均衡表の「雲の下限」にあたり、サポートされ易い水

    準でした。98円台を割り込むと、下落が加速しそうな気配もしますが、重

    要な水準は97円前後かと思います。ここを割り込むと「日足」では下値の

    メドが見えないことから、ドルロングポジションの解消が進む可能性があり

    そうです。

    現在のドル円は「4時間足」で見ると説明がつきそうです。

    上値は雲の下限で抑えられ、下値は「200日線」や「120日線」でサポ

    ートされています。

    ただ「MACD」では、マックDもシグナルも「ゼロの軸」をプラス圏からマイ

    ナス圏に下落しており足元のトレンドはやや下向きと考えられます。

    同時に「転換線」と「基準線」を見ると、依然「好転」を継続しており、さら

    に相場の先行きを表すとされる「基準線」が横ばいであることを考えると、

    下落する可能性はあるものの深押しはなさそうなイメージです。

    「参院選」まで残すところ1週間余りとなりましたが、どうやらそれまでは

    「もみ合い」が続きそうな気配です。

    戦略的には、95円~98円のどこかで「ドルの買い場」を探すスタンスで

    いいのではないかと思います。

    今週、豪ドル円が「日足」の「200日線」を上抜けすれば上昇基調に入る

    可能性があると書きましたが、未だに上抜けはできていません。

    NYダウが上昇基調のため、豪ドルにはプラス材料ですが、中国景気の

    不透明感が上値を抑えていることと、ドル円が、101円台から上方がやや

    重くなり円高に振れていることが主な要因と見ますが、「200日線」が思い

    の他強い抵抗を見せていることも予想外でした。

    「MACD」では既にゴールデンクロスが完了していますが、昨日90円台

    まで振り落とされたことで短期的には下落傾向を示しています。

    90-93円レンジを抜け切れない展開が続きそうですが、しばらくは推移

    を見守りたいと思います。


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