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ユーロ円131円台から急落 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は97円台半ばから、海外市場では98円台に乗せる場面も

    あったが、NY株の下落に連れドル安が進み、結局前日と同水準の

    97円50-60銭で引ける。

  • ユーロドルは1.33台半ばを中心に小動きだったものの、

    ドル円の動きに引っ張られる形でユーロ円が値幅を拡大。

    ユーロ円は一時131円台まで上昇した後130円前後まで下落。

  • 株式市場は4日続落。長期金利の上昇が止まらないことを嫌気し、

    ダウは70ドル安と、1万5000ドル台をかろうじて維持して引ける。

  • 債券相場は続落し、10年債利回りは2年振りとなる2.88%台まで

    上昇。市場は9月のFOMCでの緩和縮小開始を徐々に織り込んでいる状況。

  • 金、原油はともに反落。利益確定の売りに原油価格は7営業日振りに

    売られる。

    本日の注目イベント
  • 豪   RBA議事録

  • 独   独7月生産者物価指数


    ユーロ円が2週間ぶりに131円台まで上昇する場面がありました。

    昨日の東京市場では株価が堅調に推移したことからドル円は97円65-70銭

    で取引を終え、その後の海外市場でも円売りドル買いが優勢の展開でした。

    この日発表された7月の貿易収支(通関ベース)が、市場予想を上回る1兆円

    を超えていたこともドル買い円売りを促したようです。

    欧州市場ではドイツ連銀が、ECBが低金利維持を言明していることについて、

    「インフレ圧力が増せば利上げの可能性を排除しない」との見解を示したことで

    ユーロが対ドルと円で買われ、ユーロ円が上昇しました。

    ECBは景気の回復を最優先することで、現在の低金利を維持することを表明し

    ているだけではなく、場合によっては追加利下げの可能性も示唆していました。

    ドイツ連銀は月報で、「フォワードガイダンスはより強いインフレ圧力が顕在化し

    た場合の政策金利引き上げの道を断つものではない」と説明したことでユーロ

    買いにつながりましたが、ECBとのスタンスの違いが表面化したと言えなくもあり

    ません。

    ユーロ円は一時131円台に乗せましたが、そこから約1円も下落しており、上値

    の重さも確認されました。ここ2カ月ほどは底堅い動きを見せているユーロ円です

    が、「日足」では7月24日に記録した132円33銭を頂点に徐々に上値を切り下げ

    ています。

    昨日の高値も、ちょうどここを頂点とするするトレンドラインに頭を抑えられた格好

    になっており、底堅い動きを見せる一方、ユーロ円もこの抵抗線を上抜けできるか

    どうかが今後の動きを見る上で重要です。

    ドル円も98円台を回復する場面がありましたがNY株式市場の下落に影響され

    上値を切り下げています。

    NYダウはこれで4日続落し、8月5日に記録した引けでの最高値1万5658ドル

    から既に565ドル、率にして3.6%程下げています。

    第2四半期の企業決算では、金融を中心に予想を上回る決算を発表する企業

    が多かったことで株価の上昇につながりましたが、ここにきて9月のFOMCが俄

    然意識されるようになっています。

    株価の下落は順調に回復を見せて来た米景気に水を差すことになり、FRBとし

    ても避けたいところです。

    また、債券相場の下落に伴って上昇を見せている米長期金利も住宅ローン金利

    の上昇につながり、こちらもできれば避けたいところです。

    一方で足元の経済指標を考慮すれば、債券購入プログラムの縮小にも踏み切

    らなければならない状況であることも明らかです。

    9月のFOMCで緩和縮小を決定する可能性は依然高いと思われますが、仮に

    決定されたとしてもその規模は小ぶりになることも考えられます。

    あるいは今後NY株式市場はさらに大幅な下げを見せるようなら、その影響の大

    きさから緩和縮小そのものを延期することがあるかもしれません。

    今週から来週にかけてのNY株式市場と債券市場の動きには注目です。

    本日も株価の下落がドル円の上値を抑えそうです。

    日経平均株価が大幅な下落を見せるようなら97円割れを試すかもしれません。

    一方上値では98円には届かないのではないかと予想しています。
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