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ドル円99円台が徐々に重くなる 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は98円台で小動の中、ケリー国務長官がシリア政府を非難する

    発言を受け98円27銭まで下落。米長期金利の低下もドル売りにつながったが

    来週の重要イベントを控え反応は限定的で、98円50銭近辺で引ける。

  • 米経済指標の悪化を受け、ユーロドルでもドル安が進み1.34台手前まで

    上昇したが、明確な方向感もなくもみ合う。

  • 株価は午後に下げ足を速め、ダウは先週末比64ドル安と、再び1万5000ドルの

    大台を割り込む。ケリー国務長官のシリア非難発言が不安心理を高めた。

  • 株安とシリア情勢から安全資産の債券は買われる。10年債利回りは約10日

    振りに2.78%台まで低下。

  • 金、原油は3日振りに反落。

  • 7月耐久財受注 → -7.3%


    本日の注目イベント
  • 独   独8月ifo景況指数

  • 米   6月ケースシラー住宅価格指数

  • 米   8月リッチモンド連銀製造業指数

  • 米   7月消費者信頼感指数


    週明けの昨日の東京市場では99円台乗せは一度もなく、98円台後半さえ

    重く感じる展開が続きました。日経平均株価も、結局見せ場はなく小幅安

    で引け、売買高も低調でした。

    海外市場でもその流れは続き、ケリー国務長官がシリアのアサド政権が化

    学兵器を使用した可能性について「どのような基準でも許され難いことだ」

    と非難したことでドルの下値を試しましたが、ドルの下落も限定的でした。

    ドル円は上値を徐々に切り下げる展開が続いている中、99円台も重く感じ

    る状況になっており、今週このまま97円台半ばを割り込むようだと、再び上

    値の重さが意識され96-99円台のレンジに戻ることも考えられます。

    先週からは米株式市場もやや反転の兆しを見せ、長期金利も上昇したこと

    からドルの上値を試す展開となり、先週末のNY市場では99円台前半まで

    ドルが買われましたが、ここにきて息切れしています。

    レジスタンスラインの上限である99円台半ばを明確に上抜けすれば、もう

    一段の上昇も予想されますが、やはりこの水準を抜くにはそれなりの「材

    料」が必要なようです。そうなると「本命」は来週末の雇用統計ということに

    なりますが、今夜も比較的注目されている「消費者マインド指数」や「ケー

    スシラー」が発表されます。

    9月のFOMCで緩和縮小に踏み切るという見方は依然として優勢ですが、

    先週末の新築住宅販売件数の急激な落ち込みや、昨日の耐久財受注の

    悪化など、ここにきて経済指標の下振れが目立つようになっています。

    FOMCの政策判断のカギは「雇用」であるとしても、今後もこのような状況

    が続けば、緩和縮小の議論にも影響を与える可能性があるかもしれません。

    8月2日の雇用統計では、それまでに発表された経済指標がことごとく市場

    予想を上回り、雇用統計にも上振れ期待が高まった結果、発表直前には9

    9円95銭までドル高が進み、発表直後からドルが急落しました。今回は、そ

    の正反対になるのではないかとの予感もあります。

    今夜の経済指標にもその意味で注目したいと思います。

    ユーロ円が堅調に推移しています。

    先週末の132円台半ばから約1円ほど下落しているため、短期的なチャー

    トでは下落を示唆する格好にはなっていますが、「週足」までの比較的長め

    のチャートでは上昇トレンドが形成されていることが見て取れます。

    ようやく「月足」で「雲」の中を上昇しており、120日線で頭を抑えられている

    のが確認できます。

    この120日線は現在、131円97銭に位置しており、先週末は一旦は「上抜

    け」していましたが、そこから1円ほど下落したため、足元では120日線と交わ

    っている状況です。

    「月足」のため、来週132円台で取引が開始されれば「上抜け」した可能性

    が高く、「雲」を抜け切れるかどうかが次の焦点になります。

    ユーロ円は「一歩後退・二歩前進」を繰り返して132円台まで来ています。

    域内の景気も最悪期を脱し、徐々に回復しつつあります。

    テクニカル的には128円台を割り込まない限り、上昇トレンドが継続されてい

    ると判断できます。



    本日もドル円は下値を試す展開が予想されます。

    先ずはNY市場の98円27銭前後がサポートされるかどうか?

    そして、98円台が維持できるかどうかがポイントになりそうです。

    レンジは97円90銭-98円90銭程度を予想しています。



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