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ドル円米議会の混乱から96円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • アジアと欧州市場の朝方にドル円は反発する場面もあったが、

    NY市場では予算交渉解決への糸口が見えないことや、経済指標の悪化

    に一時97円台を割り込む。引けには97円台前半まで戻したものの、

    政府機関閉鎖が重しに。

  • ユーロドルでもドル安が続き、一時1.3646まで上昇。

    1.36台では高値警戒感があるものの、ドル安の流れが継続との見方から

    ユーロ買いが優勢。

  • 政府機関閉鎖3日目を迎え、依然として議会の混乱が続いていることを

    嫌気し株式市場は続落。ダウは136ドル安と9月8日以来の1万5000ドル割れ。

  • 債券相場は続伸。経済指標の悪化や株安を背景に買いものが継続。

    長期金利は2.605%まで低下。

  • 金、原油はともに反落。

  • 新規失業保険申請件数 → 30.8万件

  • 9月ISM非製造業景況指数 → 54.4

    本日の注目イベント
  • 日   黒田・日銀総裁記者会見

  • 中   中国 9月HSBC非製造業PMI

  • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁講演

  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演

  • 米   スタイン・FRB理事講演

  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演


    米国では政府機関閉鎖3日目を迎えましたが、依然として民主、共和党の間で

    歩み寄りが見られず、17日に期限が来ると言われている「連邦債務上限問題」

    と併せ、重苦しい雰囲気が続いてます。株式市場は大幅な下落を見せ、ドル円

    も一時1ヵ月振りに96円台まで下落しています。

    政府機関閉鎖に伴い本日発表予定の「9月雇用統計」の発表を延期すると、米

    労働省は発表しました。今後の取り扱いについてはまだ決まっていないようです。

    オバマ大統領は昨日ホワイトハウスにベイナー議長など、議会の主要人物4人

    を呼び事態の打開をはかろうとしましたが、結局双方の歩み寄りが見られず失敗

    に終わっています。

    会談は1時間余り続いたようですが、オバマ大統領は無条件で債務上限が引き

    上げられるまでは共和党と交渉するつもりはないと語り、事態はさらに悪化した

    可能性もあります。

    一方でベイナー下院議長は共和党議員に対し、たとえ民主党の票が必要にな

    ったとしても米国をデフォルト(債務不履行)させるわけにはいかないと述べてい

    ることをNYタイムズが報じており、事態解決への希望も残っています。

    債務上限引き上げの期限が近づくに伴い、米国債の格下げのリスクも高まって

    います。

    米国債は現在、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)だけが最上級の格付け

    から1ノッチ引き下げています。

    ムーディーズは最上級の格付けを維持していますが、仮にデフォルトが起きれ

    ば格下げを決めるほか、S&Pもさらに1ノッチ引き下げるとの専門家の見方もあ

    ります。

    ドル円はNY市場では一時97円を割り込み、96円93銭までドル安が進みまし

    たが、米株式市場が大幅に下落し、安全資産の債券が買われ、それに伴い長

    期金利は2.6%前後まで低下しています。「円高」というよりも「ドル安」と捉える

    べきでしょう。

    この先どこまでドルが売られるか解りませんが、米国がデフォルトに陥るとは思え

    ません。

    オバマ大統領は6日からAPEC首脳会合に出席する予定です。

    本日も混乱が続くようなら、解決は首脳会合終了後の9日以降ということになりそ

    うで、米景気に与える悪影響も徐々に拡大します。

    ドル円は97円台割れまで下落したことで、「日足」のチャートでは6月13日の93

    円79銭を底値とするサポートラインを割り込んでいます。

    本日も日経平均株価が大幅な下げを見せるようだと、NYの円の高値をテストし、

    割り込めば「200日線」がある、96円62銭前後が意識される展開になるかもしれ

    ません。

    個人的には「95円割れは考えにくい」との観点から、緩やかに買い下がる戦略

    が有効かと思っております。

    今回の米国の混乱は欧州債務問題などとは異なり、「解決できる」問題だと考え

    ております。


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