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米長期金利上昇でドル高に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は98円台前半から半ばで膠着。前日とほぼ同水準のため取引も

    閑散。米長期金利の上昇が支えとなり98円50銭前後と、この日の

    高値近辺で引ける。

  • ユーロドルは上値が重い展開。ECB理事が欧州景気に慎重な見方を

    示したことでユーロドルは1.34台半ばまで下落。

  • 株式市場はまちまち。ダウは高値警戒感から20ドル下落し、ナスダックは

    3ポイント高。

  • 債券相場は反落。経済指標の好転が金融緩和縮小を前倒しするとの連想が

    債券売りに繋がり、長期金利は2.66%台まで上昇。

  • 金、原油はともに下落。原油価格は1.25ドル下落し、約4ヵ月振りに

    93ドル台を記録。

  • 10月ISM非製造業景況指数 → 55.4

    本日の注目イベント
  • 豪   豪9月貿易収支

  • 独   ラウテンシュレーガー・独連銀副総裁講演

  • 欧   ユーロ圏10月総合景気指数(改定値)

  • 欧   ユーロ圏10月サービス業景気指数(改定値)

  • 欧   ユーロ圏9月小売売上高

  • 英   英9月鉱工業生産

  • 米   9月消費者信用残高

  • 米   ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演

    98円台で推移しているドル円は、材料難から上下どちらにも動きにくい

    展開です。東京市場引け後の欧州では98円17銭まで下落する場面が

    ありましたが、そこを底値にNY市場ではISM非製造業景況指数が予想

    を上回っていたことで、緩和縮小が前倒しされるとの連想から長期金利が

    上昇し、それを手掛かりにドルは底堅く推移。

    結局、昨日の朝方と同水準の98円45-55銭で取引を終えています。

    ドルはユーロに対してもやや値を上げ、ユーロドルも1.34台後半で推移。

    アスムセン・ECB理事は講演で「ユーロ圏の景気回復は依然として極め

    て弱々しい」との認識を示し、回復基調にあるものの、「まだ極めて若く、

    回復の芽は慎重に育む必要がある」と述べています。

    ECBが明日の理事会で追加利下げに踏み切るとの観測がありますが、依

    然として高い失業率を考えると確かに利下げの可能性も排除できませんが、

    9月の消費者物価指数だけを判断して利下げに踏み切るとも思えません。

    この先消費者物価指数の低水準が続き、さらにユーロが一段と上昇するよ

    うだとその可能性が高まると思われます。

    ただ、明日の記者会見の席でドラギ総裁が「ユーロ高を牽制する発言」を

    行うことは十分考えられるため注意は必要です。

    ドル円は「三角保ち合い」(さんかくもちあい)を形成しながら、相場もかな

    り煮詰まってきた感があります。

    個人的にはドルが上昇する前に、一度下落をし、底値を確認したあとで

    上昇に転じると予想していましたが、ここ数日の動きを見ると底値が徐々に

    切り上がってきており、また「一目均衡表」(日足)の遅行スパンもローソク

    足を上抜けしそうな気配を見せています。

    さらに、「MACD」もゼロの軸をやや超えており、「どちらかと言えば上に

    行きたがっている」形を見せています。

    量的緩和の縮小が先送りになり、さらに先月のFOMC声明分でも触れ

    ていたように「住宅市場に減速」が見られる状況の中、ドル円の上値が

    重いと考えることに無理はないと思われますが、「相場の方向は相場が

    決める」という基本に帰り、ここは相場観を一旦「ニュートラル」に戻したい

    と思います。

    短期的には、98円65銭を上抜けしたらロングで追随し、98円30銭を下

    抜けしたらショートで攻めるといったスタンスです。

    明日は米GDPの発表があり、週末には雇用統計が控えていることから、

    今日も大きな値動きは期待できません。

    11月はヘッジファンドの決算ということもあり、投機筋も敢えてポジションを

    取らないこともボラティリティーを低下させていると考えられます。

    予想レンジも昨日とほぼ同じで、98円20銭ー99円20銭といったところで

    しょうか。


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