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NY株高でドル円小幅に上昇 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円は前日同様小動き。欧州時間に入るとやや値を下げるものの続かず。

    NY市場ではユーロ円が上昇したことに伴い98円74銭までドル高円安が進む。

    本日のECB理事会や明日の米雇用統計を控え様子見。

  • ユーロドルは1.34台から小幅に値を戻す。ユーロ圏のサービス業

    景況指数が速報値から上昇修正されたことで、ECBによる利下げ観測が後退。

  • NY株式市場ではダウが反発し最高値を大幅に更新。量的緩和継続が長引く

    との見方からダウは前日比128ドル高の1万5746ドルで引ける。

    一方ナスダックは小幅安。

  • 債券相場も小幅に反発。10年債利回りはやや低下して2.64%台に。

  • 金、原油は反発。

    本日の注目イベント
  • 豪   10月雇用統計

  • 日   9月景気動向指数

  • 独   独9月鉱工業生産

  • 欧   ECB政策金利発表

  • 欧   ドラギ・ECB総裁記者会見

  • 英   BOE政策金利発表

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   7-9月期GDP

  • 米   9月景気先行指数

  • 米   スタイン・FRB理事講演

    98円台でのもみ合いが続いているドル円は、欧州時間ではやや円買いが進む

    ものの勢いもなく、NY時間にかけては円売りが勝る展開が続いています。

    「既にクリスマスモードに入った雰囲気だ」との声が聞かれるほど動きに精彩を

    欠いています。

    それでもNY市場では一時98円74銭までドル高が進む場面がありました。

    欧州市場朝方に133円辺りまで下落していたユーロ円が、ユーロ圏のサービス

    業景況感が上方修正されたことで、本日のECB理事会での追加利下げ観測が

    後退しユーロ高が進みました。

    ユーロ円に引っ張られる格好でドル円も、ドル買い円売りが進んだものと思われ

    ます。

    また、NY株式市場ではダウが過去最高値を大きく更新し、前日比128ドル高で

    引けたことも「円売」に働いた模様です。

    ドル円は98円74銭まで上昇しましたが、98円80-85銭のレベルが抜け切れ

    ません。昨日の東京時間昼過ぎも、日経平均株価の急騰につられてドルが買

    われましたが、やはり上値は限定的でした。

    98円80-90銭の水準は9月下旬以来抜けていないことを考えると、この水準

    を抜けるかどうかが重要なポイントと見ることができ、「三角もちあい」上放れの

    第一関門です。

    それにしてもNYダウの力強さには驚きます。

    日経平均株価はアベノミクス効果で5月には1万5000円台を回復しましたが、

    それから約半年を経てアベノミクスもやや色あせて来ました。

    その間、2020年のオリンピックが東京に決まり、現在発表されている企業決算

    も好調で、明らかに株高要因があったにも拘わらず日本株は低迷したままです。

    もっとも、この傾向は今に始まったことではありませんが、それでも「今回はこれま

    でとは違う」と、多くの投資家が期待を持って株式市場に新規参入したはずです。

    今年も残り2ヵ月を切りましたが、今年のドル円の高値を「105円~110円」と予想

    していた多くの欧米銀行は、その予想を103円程度に下方修正しています。

    その根拠の一つに、上記日経平均株価の低迷があります。

    株高はドル高につながるため、仮に日経平均が1万8000円程度まで上昇して

    いたら、恐らくドル円は100円から105円程度まで円安が進んでいた可能性が

    あります。

    本日の注目は言うまでもなく、ECB理事会で追加利下げがあるのかどうかと、米

    GDPの発表です。

    個人的には今回は利下げに踏み切らないと予想していますが、それでもドラギ

    総裁の記者会見には注意が必要です。

    利下げの可能性に言及すればユーロ売りにつながり、ユーロが対ドルで1.34台、

    対円で131円台半ばを割り込むと、「ユーロ高トレンド」に変化が出て来ると予想

    されます。

    ドル円はNY株高に刺激され日経平均が上昇した際に、上記98円80-90銭を

    抜けるかどうかに注目が集まります。

    また、NY株高の反動にも注意したいと思います。


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