FC2ブログ

FOMC議事録を受けユーロドル急落 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場



  • ドル円はFOMC議事録の内容が「ハト派的」であった

    ことから、一時100円25銭までドル高が進むが、この

    水準では前日同様ドル売り

    意欲が強く、100円前後まで押し戻されて取引を終える。

  • FOMCでドル買いが進んだことに加え、ECBが

    マイナス預金金利の摘要も検討しているとの報道から

    ユ-ロドルは急落。1.34台前半まで売られ安値圏で引ける。

  • 債券購入の規模が「数カ月内」に縮小する可能性があるとの

    FOMC議事録の内容で、株価は続落。ダウは66ドル安、

    S&P500は3日続落。

  • 債券も売られる。月額850億ドルの債券購入額が

    縮小され可能性がでたことから売りが膨らみ、10年債利回りは

    約2ヵ月振りに2.8%近辺まで上昇。

  • 金は反落。一時1240ドル台まで売られ、7月以来の安値まで売られる。

    引けにかけては値を戻し1258ドルで取引終了。原油は前日と同水準で変わらず。

  • 10月消費者物価指数 → -0.1%

  • 10月小売売上高 → +0.4%

  • 10月中古住宅販売件数 → 512万件


    本日の注目イベント
  • 豪   スティーブンス・RBA総裁講演

  • 日   日銀金融政策決定会合

  • 日   黒田・日銀総裁記者会見

  • 独   独11月製造業PMI(速報値)

  • 独   独11月サービス業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏11月製造業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏11月サービス業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏11月消費者信頼感(速報値)

  • 米   10月生産者物価指数

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   11月フィラデルフィア連銀景況指数

  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演

  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演


    注目された10月29-30日のFOMC議事録では、政策当局者は経済の

    改善に伴い、現在実施している月額850億ドルの債券購入の規模を

    「数カ月内」に縮小する可能性があるとの認識をを示していたことが明らか

    になりました。

    議事録の内容が予想以上に「ハト派的」だったことから、ドルがユーロに

    対して買われ、ユーロドルはアジア市場の高値1.3579から1.34台

    前半まで下落。ドル円も100円25銭までドル高が進む場面がありました。


    議事録では、当局者らは「労働市場の状況改善に関する委員会の見通しと

    整合性がある経済データになり、よって数カ月内の購入ペース減速が正当化

    されると、おおむね予想した」と記されていました。(ブルームバーグ)

    また議事録では「2、3人の委員は6.5%という失業率の基準の

    引き下げを支持した」ともあり、一部市場で噂されている「失業率目標の

    引き下げ」も議論されていたことが確認されました。


    為替市場では「ドル高」が進み、円、ユーロなど主要通貨が売られ、

    さらに株価も下落し、債券価格も下落しています。

    ただ、ドル円は債券が売られ長期金利が2.8%近辺まで上昇したことを

    受け100円台前半まで買い進められましたが、依然として

    100円~100円50銭の水準では「ドル売り意欲」が強く、

    100円近辺まで押し戻されています。

    またユーロでは、ECBが必要ならマイナスの預金金利を検討しているとの

    報道もあり、ユーロ下落に拍車をかけた格好になっています。

    アジア市場で135円93銭まで上昇したユーロ円は134円台前半まで

    売られました。


    市場の最大の関心事である「緩和縮小」の開始は、もっとも可能性が高いのが

    来年3月のFOMCと見られます。

    来月12月と来年1月にもFOMCが開催される予定ですが、FRB議長の後退や、

    年末年始といった時期的な問題もありここでのテーパリングは「ない」という

    見方が主流になっています。

    また、イエレン次期FRB議長が「ハト派」であることや、そもそも雇用拡大の

    経済データが不足している面もあります。

    そのため、今月初めに発表された雇用統計が「ネガティブ・サプライズ」で

    あったにも拘わらず、テーパリング実施は来年との見方が優勢です。

    個人的にも12月の可能性がまったくないわけではありませんが、現時点では、

    「ハト派」の多いFOMCでは慎重論が優勢だと予想しています。


    ただ、12月のFOMCは17-18日に開催されます。

    11月の雇用統計が12月6日に発表されることから、仮にここで20万人を

    大きく超えるような内容であれば「12月実施」観測が急速に高まることになります。

    20万人~22万人に届くようなら「12月実施」も否定できません。

    株価の上昇もあり、個人消費も堅調なようです。

    昨日発表された小売売上高も+0.4%で、まずまずの内容でした。

    今後の相場、あるいは来年に向けての相場を予想する上で、来月の雇用統計は

    極めて重要だと言えます。


    100円台での取引は今日で6営業日連続になりそうです。

    海外市場では「ドル高円安」が進み、東京市場に入るとドルの上値が重く

    やや「ドル安」に振れる展開が続いています。

    ポイントは100円30-50銭が上抜けできるかどうかです。

    一目均衡表(日足)を見ると「転換線」が「基準線」を上抜けしています。

    現時点では、相場の先行きを表す「基準線」は横ばいであるため、ここからの

    大幅な上昇は見込みにくい状況ですが、100円台半ばを抜けば「基準線」も

    上向きに変化します。

    また仮に、ドル円が現在の水準でもみ合いを続けたとしても、1週間後には

    「基準線」は上向く予定です。

    まだ今の段階では判断できませんが、ひょっとすると今回のドル高は9月の動き

    とは異なっているかもしれません。

    予想レンジは99円70銭~100円70銭程度にしたいと思います。
    スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gaitameonline.blog50.fc2.com/tb.php/1438-2b40e421

このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。