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ドル円103円台を維持 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • ドル円は103円台前半から半ばで小動き。先週末の大幅な値動き

    から方向感もやや不透明に。それでも103円台を維持し、ドル以外の

    通貨に対しては軟調に推移。

  • ユーロドルも1.38台後半が重くなっており、1.38台半ば

    を中心にもみ合い。

  • 株式市場は下落。中国の貿易収支で輸出の伸びが予想以上に

    鈍化していたことを嫌気し、ダウは34ドル安で取引を終える。

  • 債券相場は3日ぶりに上昇。株価の下落を手がかりに、買いが

    やや優勢となり、長期金利は小幅に低下。

  • 金は反発し、原油は1ドルを超える下落。

  •  

    本日の注目イベント

  • 日   日銀金融政策決定会合

  • 日   黒田・日銀総裁記者会見

  • 独   独1月貿易収支

  • 欧   EU財務相会合

  • 英   英1月鉱工業生産

    先週末のNY市場で雇用統計を材料に活発な取引が見られたものの、

    103円台後半から103円台前半までドルが売られたことで、簡

    単には105円に向かうとも思えない一方、103円台はしっかり

    維持しているため、やや方向感を見い出せない状況です。

    昨日の海外市場では特に経済指標の発表がなかったこともあり、

    103円台前半から半ばで一進一退でした。

    中国の貿易収支が発表され、輸出の伸びが鈍化していることが確認

    されました。このため7.5%のGDP成長目標も危ういのではな

    いかとの見方が広がり、昨日の日経平均株価下落の一因にもなりま

    したが、それでもドル円は103円ちょうどまでの下落にとどまっ

    ていました。

    昨日の朝方に発表された日本の1月の経常収支が「4ヶ月連続の赤字」

    で、さらに赤字額が過去最大だったことが「円安要因」と捉えられ、

    ドル円の下落を抑制したものと思われます。経常収支赤字の最大の要

    因は、貿易収支の赤字額が1月は過去最大だったことです。

    円高要因と円安要因が引っ張りあっている状況です。

    オバマ大統領は議会に提出する年次経済報告で、今後2年、米国は経

    済強化と雇用増加の軌道にあるとの見解を示しました。

    10日に発表された同報告書は、「不屈の精神と決意に支えられた5

    年にわたる努力の結果、米国は地球上のどの国よりも21世紀にふさ

    わしい国となった」と記され、この報告書を手がける大統領経済諮問

    委員会は来年の経済成長率を3.4%と予想し、失業率は6.4%に

    なると見込んでいます。(ブルームバーグ)

    さすがに米国というべきか、この報告書にはきれいな言葉が並んでい

    ますが、中国の理財商品や、ウクライナ情勢など、米国だけではなく

    世界経済にとっても大きなリスクにつながりかねない「種」はありま

    す。

    そのウクライナでは、ウクライナ軍が軍事演習を開始したとの報道も

    あり、ロシアは東部の混乱に警告を発しているとブルームバーグは伝

    えています。

    また、インタファクス通信によると、クリミアのバフチサライ近くで

    ロシア軍兵士が発砲したとも伝えており、依然としてウクライナでの

    緊張は続いています。

    ドル円は103円台での取引ですが、昨日からの動きを見る限り10

    3円前後がサポートされているようにも見えることから、103円を

    明確に下抜けすると一時的に下落トレンドが形成される可能性があり

    ます。

    一方上値は、一目均衡表(日足)の雲を上回った位置で推移している

    ことで、再度上値を試しに行きそうな形状を見せています。

    ウクライナ情勢の行方に注意しながらドルの上値を確認する展開でし

    ょうか。

    レンジは102円60銭~103円60銭程度を予想します。



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