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豪ドル円などクロス円下落 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • 103円台でもみ合いを続けていたドル円は、NY株式と

    商品相場の下落を手がかりに円買いが進み、3日ぶりに102円台

    後半まで下落。その後は底堅い動きを見せ、103円前後まで戻して

    引ける。

  • ユーロドルは1.38台半ばまで下落した後に小反発。材料が乏しい中

    ユーロ円の下落に引っ張られる展開ながら値幅は約30ポイント。

  • 株式相場は続落。銅や原油価格などが下落したことで資源株を中心に

    売り物がかさんだ。また中国をめぐる懸念などもあり、ダウは67ドル安。

  • 債券は小幅に続伸したものの、前日とほぼ同水準。3年債入札が好調だった

    ことを好感し、長期金利は2.77%台に。

  • 金は反発。原油価格は連日1ドルを超す下げに。中国景気の不透明さに加え、

    在庫が積みあがっているとの観測が手がかり。


    本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏1月鉱工業生産

  • 欧   メルシュ・ECB理事講演

  • 欧   プラート・ECB理事講演

  • 欧   クーレ・ECB理事講演

  • 米   2月財政収支

  • 米 ルー・財務長官議会証言

    103円台で堅調に推移していたドル円は、NYダウが続落したことでやや

    「リスク回避」の動きが勝り、先週金曜日以来となる102円台まで下落し

    ました。

    それでも下落には勢いはなく、102円85銭前後まで下落した後103円

    近辺まで反発しています。

    ただ、豪ドルやユーロに対しては円が強含んでいますが、これは水準が水準

    だっただけに、利益確定の売りが先行したものと思われます。

    したがって特段材料がない中、ドル円自体は依然として堅調な動きだと言え

    ますが、気のなるのは米国株式市場の動きです。

    ウクライナ情勢や、中国の景気先行き懸念にはほとんど反応せず、順調な動

    きを見せてきましたが、ナスダック指数などの推移を見ると、下落懸念がな

    いわけではなく注意が必要です。

    雇用統計の発表を終え、米国からの材料に乏しくなっていることが相場をお

    となしくさせている部分はありますが、国内からの材料もいまひと一つ盛り

    上がりません。

    昨日は日銀金融政策決定会合があり、政策変更は事前予想通りありませんで

    したが、黒田総裁の記者会見での発言は注目されていました。

    黒田総裁は市場の緩和期待に対して「現時点では必要ない」との認識を示し

    ました。

    その理由として外部のリスクは依然として低下していることを挙げています

    が、市場への配慮も忘れずに、「何度も申し上げるが、必要があればちゅう

    ちょなく調整する」と述べています。

    いよいよ来月から消費税増税が実施されます。

    これまでの駆け込み需要の反動がどこまで続くかがポイントになりますが、

    4月~6月程度までの景気後退であれば「想定内」と言えますが、7月以降

    夏場まで続くようだと日銀の目標値である「2年程度で2%の物価上昇」

    にとって大きな障害になります。

    そのため、このタイミングで追加緩和に動くのではないかと予想していますが、

    これまでの黒田総裁の発言からするとその可能性は十分にあると思われます。

    本日も米国からの材料はありません。

    シカゴの日経平均先物は150円程度下げているため、今日の現物取引も下落

    が見込まれます。ドル円にとっては下落圧力になるため、どこまで下値を試す

    かがポイントです。

    NY市場の下値である102円80~85銭を維持できるかどうかが重要で、

    ここは昨日も「1時間足」の120日線でしっかり止められています。

    さらに下落した場合は102円の半ばが意識され、ここを下回る様だと、先週

    末の103円77銭は「目先のドルの天井」の可能性が高まります。

    株価の下落を見込みながら、本日のレンジは102円50銭~103円30銭

    程度と予想します。



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