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ドル円米株式下落で103円台前半に 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 3月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が19.2万人
    の増加と発表され、ドル円はやや下落した後104円13銭まで
    上昇。その後は株式市場の大幅下落と長期金利の低下を横目に
    ドルが売られる展開となり103円20銭まで下落し、
    103円30銭近辺で引ける。

  • ユーロドルは約2ヶ月ぶりに1.36台後半まで下落。ECBが
    量的緩和を実施した場合の影響を試算しているとのうわさがユーロ売りに
    つながった。

  • 株式市場は大幅安。雇用統計発表直後のザラ場では最高値を更新する
    場面があったが、ハイテク株などの下落が相場全体を牽引し、ダウは
    159ドル安で引ける。

  • 債券相場は上昇。株安と雇用統計が市場予想を下回ったことで
    買いが優勢に。長期金利は2.72%台まで低下。

  • 金はドルが下落したことで大幅に反発。原油は続伸し101ドル台に。

  • 3月失業率       → 6.7% 

  • 3月非農業部門雇用者数 → +19.2万人

    本日の注目イベント

  • 日   3月マネタリーベース

  • 日   2月景気動向指数

  • 独   独2月鉱工業生産

  • 欧   ECB年次報告

  • 米   2月消費者信用残高

  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演 

    米3月の雇用統計では、注目の非農業部門雇用者数が市場予想の20万人を

    若干下回る、19.2万人と発表されました。ドル円はまず下落で反応しま

    したが、その後前月分と、前々月分が上方修正されたことで104円台に乗せ、

    104円13銭までドル高が進みましたが、株価が急落し、長期金利が

    低下したことで結局103円台前半までドル安が進行しました。


    2月分は12.9万人から14.4万人に上昇修正され、1月分も

    15.5万人から19.7万人に修正されたことで、今年に入ってからの

    3ヶ月平均は月18万人程度となり、FRBがメドとする20万人には

    届かないものの、決して悪い数字ではありません。

    むしろ、1月、2月は明らかに悪天候の影響で雇用者数が思ったほど

    増加しなかったことが確認され、米労働市場は依然として拡大しているとの

    印象を残す結果になりました。


    正直、その後のNY市場のドル安の展開には驚かされました。

    高値から約1円も円が買われ、ドルが売られたことになります。

    株式市場の下落が最大の要因と思われますが、株式関係者からも、この日の

    株価下落は説明できないと言った声も聞かれました。


    104円の10銭前後は、前日にも記録しており、結局この水準が

    「ダブルトップ」となり下落に転じたことになりますが、これは

    「日足」チャートで「遅行線」が「雲」に抑えられたことと無関係では

    ありません。

    4月3日の「今日のアナリストレポート」でも触れたように、

    「遅行線」が「雲」を上抜けするには104円20銭程度まで

    上昇し、104円台で取引を終える必要がありました。

    形とすれば、この「遅行線」が「雲」に抑えられたことで、上昇

    できなかった格好になっています。


    ドル円は一旦調整することになるかも知れませんが、米労働市場の

    拡大が確認されたことを考慮すれば、ドルの押し目を拾っていく

    ことになろうかと思います。

    102円台半ばから103円あたりではドル買い需要も強いと

    予想しますが、不確実要因はやはり株式市場の動きです。

    NYダウは、ザラ場では2日連続で「史上最高値」を更新する場面が

    ありましたが、結局維持できずに引けています。

    量的緩和が着実に縮小される中、急速に株価が上昇してきたことを

    考えると、こちらはさらに「長い調整」が必要なのかもしれません。

    そのため株価が予想以上の調整を見せるようだと、ドル円も再び

    上値の重い展開になる可能性があります。

    一方で、余り明確な理由もない中で大幅な下げにつながった

    NYダウだけに、週明けの月曜日には反発することもあり得えるため、

    ドル売りの水準には注意したいところです。


    本日もNY株式市場の大幅下落を受けて、日経平均株価がどの程度の

    下落幅になるかが注目されます。

    100円程度の下落幅であれば想定内ですが、300円を超すようだと

    102円台までドルが売られる展開も想定されます。

    本日は102円80銭~103円80銭程度を予想します。


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