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ウクライナ情勢再び緊迫しドルの上値抑える 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円はウクライナ情勢が再び緊迫してきたことを受け、

    102円13銭まで円買いが進む。ウクライナ軍がロシアの

    装甲車を攻撃したことで緊張が一気に高まる。

  • ドル安が進み、ユーロドルでもユーロが買われ一時

    1.34台に乗せる。

  • 株式市場はウクライナ情勢の緊迫から一時130ドルを超える

    下げを見せたが引けにかけては下げ幅を縮小し、結局ダウは

    前日比50ドル安で取引を終える。

  • 債券相場はウクライナ情勢の混乱を受け続伸。10年債利回りは

    昨年6月以来となる2.30%台まで低下し、2.34%台で引ける。

  • 金は反落し、原油は急反発。


  • 8月NY連銀製造業景況指数          → 14.69

  • 7月消費者物価指数              → +0.2%

  • 7月鉱工業生産                → +0.4%

  • 8月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報    → 79.2



    本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏8月貿易収支

  • 米   8月NAHB住宅市場指数 

    102円台半ばで安定した動きを見せていたドル円は、再びウクライナ情勢の緊迫で

    円買いが進み、102円台前半まで円高ドル安が進みました。

    ウクライナ軍が、ロシアから国境を越えて入ってきた装甲車を攻撃し、一部を破壊し

    たことを明らかにしました。

    ロシア側はこの声明に対して「挑発行為」であり、「情報戦」の一部だと一蹴しまし

    たが、この発表に、NYでは株価が急落し、安全資産の債券が買われ、利回りは1年

    2ヵ月ぶりに2.30%台まで低下し、ドル円下落の一因になってます。

    ウクライナ情勢の緊迫に加え、この日発表されたミシガン大学消費者マインドなど経

    済指標も、軒並み悪化しており、ドルの上値を抑える結果になっています。

    ロシアが装甲車を数十台ウクライナに向けて進行させたという情報では、市場は特に

    反応しませんでしたが、ウクライナ国境を越えたことでウクライナ軍が攻撃をした様

    です。だだロシア政府はこうした事実はないと否定しているようです。

    プーチン大統領は国内の高い支持率を背景に強硬姿勢を崩そうとはしませんが、一部

    には国内の急速な景気悪化から、批判の声も徐々に高まってきているとの報道もあり

    ます。

    気になるのは米長期金利の低下傾向です。

    2.4%~2.6%台でもみ合いを続けていた米長期金利が、先週末は2.30%ま

    で低下しました。

    長期金利の低下傾向は、米国だけではなく、日本の長期金利も0.5%を割り込み、

    ドイツでは初めて長期金利が1%を割り込んでいます。

    金融緩和が長期にわたって継続されているため、余った資金が債券市場にも向かっ

    ているということが背景かと思われますが、米長期金利とドル円は相関度が強く、

    金利低下はドル売り円買いにつながり易いため、注意が必要です。

    テクニカルを見ると、ドル円は「日足」では依然として「雲」の上で推移しており、

    先週末の下落も「120日線」で止められた格好になっています。

    現在、「200日線」が102円36銭辺り、「120日線」は102円12銭辺

    りにあるため、目先はこの水準が維持されるかどうかが注目されます、

    また、「MACD」も「プラス圏」で推移しており、ドルがすぐに急落する気配は

    ありません。

    ウクライナ情勢がさらに急激に悪化することがないという前提に立てば、ドルロン

    グのチャンスを探る展開を予想します。

    本日のレンジは102円から102円60程度を予想します。


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