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ドル円早朝に104円台半ばまで上昇 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円はイエレン議長の講演を受け上昇。

    内容的には中立だったと思えたものの、

    今年1月以来となる104円20銭まで上昇。

    その後はドル売りに押され、103.90銭前後で引ける。

  • ユーロドルも続落。ドラギ総裁が緩和の可能性を示唆

    したこともあり、1.3220までユーロ安が進む。

  • 株式市場は小反落。イエレン議長の講演では特に

    「ハト派」的内容ではなかったと受け止められ、

    ダウは38ドル下落。

  • 債券相場はまちまち。2年~5年債などは利回りが上昇した

    ものの、30年債などは低下。

  • 金は反発し、原油は反落。


    本日の注目イベント


  • 独   独8月ifo景況感指数    

  • 米   7月新築住宅販売件数

    ドル円は102円、103円と大台を変え、先週末のNY市場では、今年1月以来となる

    104円20銭までドル高が進行しました。

    米国の利上げのタイミングを探る動きが活発となり、ジャクソンホールでのイエレン議長

    の講演を材料にドルが円だけではなくユーロに対しても大きく買われ、やや昨年後半の動

    きに近くなっています。

    イエレン議長は講演で、「米経済は、大恐慌以降で最も大きく、かつ長期にわたる雇用喪

    失からの回復過程で相当の進展を遂げてきた」と指摘。その上で、「労働力の活用はなお

    極端に低い状態にある」と述べ、先日公表された7月のFOMC議事録を追認する発言内

    容でした。

    そして労働市場と利上げについては、労働市場の改善が「予想より速いペースで続いてい

    た場合」は、利上げが現在の想定よりも早く実施され、追加利上げのペースも速まる可能

    性があると述べています。逆に、完全雇用および物価安定の達成という当局の目標に向け

    た進展が期待はずれな動きになった場合は、政策は一層緩和的なものになると説明し、こ

    れまでの主張と特に変わっていません。(ブルームバーグ)

    基本的には今後の経済指標を慎重に見ながら対応していくという姿勢を繰り返しており、

    この点ではニュートラルだったと思いますが、市場、とりわけ為替市場の反応は「ハト派」

    的な姿勢が弱まったとの見方に傾いたようで、ドルは円や、ユーロに対して大きく買われる

    結果になりました。

    債券市場では短期債が売られ、長期債が買われたことでイールドカーブ(利回り曲線)が

    フラット化しています。

    短期債では利上げを織り込みつつ、長期債では依然として地政学的リスクを反映したもの

    と思われます。

    ドル円は週明けの今朝早い時間には104円49銭まで買われ、一段と円安が進む展開にな

    っています。

    上述のように「ドル高には敏感」になってきている証左です。

    これで年初来のドル高値である105円台半ばが意識される水準まで来ました。まだ手の届

    くレベルまでには来ていませんが、これまでドル高に振れた際には確実に輸出予約を持ち込

    んでいた輸出筋には、相当余裕が出てきたため、ドル売りを控える可能性があります。

    一方ドル先高感が出てきたため、輸入などはドルの手当てを急ぐ動きもありそうです。

    テクニカル的にはやや上昇のスピードが早すぎるとみえ、ボリンジャーバンド(日足)では、

    2シグマを超える「異常値」が出ています。

    またストキャスティクスでも買われ過ぎを示していることから、ここからの追撃買いには注

    意が必要です。もっとも、上昇トレンドは明確であるため、押し目は拾っておきたいところ

    ですが、この流れが落ち着けば104台の攻防になるのではないかと予想しています。

    本日の予想は103円80銭~104円60銭程度を予想します。


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