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ウクライナ情勢悪化で円買い進む 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 上値が徐々に重くなってきたドル円は、ウクライナでの緊張の

    高まりや、米金利の低下を材料に下値をテスト。欧州時間には

    一時103円55銭辺りまで円買いが進んだが、その後米景気の

    好調さを示す経済指標に反発し、103円70-75銭近辺で引ける。

  • ユーロドルは東京時間に上値を試し、1.3219辺りまで

    買われたものの、依然として戻りは限定的となりウクライナ情勢の

    悪化に1.31台半ばまで売られる。ECBの追加緩和観測から

    再び直近安値近辺までユーロ安が進行。

  • 株式式市場はウクライナ情勢の悪化や、小売り企業の決算が期待はずれ

    だったことから下落。ダウは4日振りに反落し、その他の指標も下落。

  • 債券相場は続伸。ECBによる緩和観測が強まり、欧州債の金利低下

    の影響から米国債へも資金流入が続き、10年債は2.36%台まで低下。

  • 金は反発。原油は3日続伸。

  • 新規失業保険申請件数    → 29.8万件

  • 4-6月期GDP(改定値) → +4.2%

  • 7月中古住宅販売成約指数  → +3・9%

    本日の注目イベント

  • 日   7月失業率 

  • 日   7月消費者物価指数

  • 日   7月鉱工業生産 

  • 独   独7月小売売上高  

  • 欧   ユーロ圏7月失業率

  • 欧   ユーロ圏8月消費者物価指数(速報値)  

  • 米   7月個人所得

  • 米   7月個人支出

  • 米   7月PCEコアデフレーター

  • 米  8月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)

  • 加   カナダ6月GDP


    ドル円は徐々に上値を切り下げ、昨日は104円台を見ることもありませんでした。

    欧州時間にはウクライナ情勢の悪化などから下値を試し、103円55銭近辺まで

    円買いが進みましたが「200日線」(1時間足)に下落を止められ、好調な米景

    気を示す指標にややドルが反発していています。地政学的リスクと好調な米景気が

    綱引きを行っている格好です。

    ドル円の103円台半ばまでの下落は想定内の動きと言えます。

    先週のイエレン議長の講演で一気に104円台半ばまで円安に持っていかれました

    が、発言の内容はこれまでの慎重な言い回しと大きく異なってはいませんでした。

    104円台半ばまで円安に振れたこと自体が個人的には「驚きだった」と、この欄

    でも書きましたが、これは週明け月曜日早朝独特の「流動性の低さ」が大きな要因

    だったと言えます。

    ドル円はその後3日続けて104円台まで反発しましたが、ことごとく押し戻され

    ています。特に東京時間帯でのドル売り意欲は思ったより根強いものがあるという

    印象でした。そして昨日1日は104円台には一度も届いていません。

    このように徐々に104円台が重いというイメージが出来つつあります。

    しかし、昨日のGDP改定値が上方修正されたように、米国から発表される経済指

    標は好調です。101~103円のレンジを上抜けしたという事実とあいまって、

    ドル円は再度104円台半ばを試しに行くと予想しています。

    ただ、ウクライナ情勢が再び緊張の度合いを強めて来ました。

    ロシア軍1000人がウクライナ東部のドネツク州に侵攻したとの情報です。

    今週火曜日にはロシアとウクライナの首脳会談が行われ、プーチン大統領は「前向

    き」とのコメントを残した矢先のことです。もっともこの言葉も、多くの人は信じ

    ていなかったことも事実ですが。

    豪ドル円が堅調です。

    昨日も朝方、第2四半期の民間設備投資が発表され、予想を上回ったことから97

    円台を回復しています。

    既に今年の最高値である96円台半ばを上抜けしています。

    ドル円が円安傾向を示していることもあり、豪ドル円への投資は妙味があると考えて

    います。いずれは昨年春先の100円台まで回復してくる可能性は十分あると予想し

    ています。97円台では利益確定の売り物も出やすい状況ですが、それらをこなして

    いけるかどうかがポイントになりそうです。

    テクニカルでは明らかに上昇を示唆していると見ています。

    本日のレンジは103円50銭~104円10銭程度と予想します。


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