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円全面安で、ユーロ円138円台回復 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は引き続き底堅い動きを続け、一時106円89銭まで

    上昇。利上げ観測が依然強く、米長期債も売りもの優勢となり、

    日米金利差の拡大を背景にドル買いが優勢に。

  • ユーロドルは1.29台半ばを天井に徐々に下落。それでも

    ユーロ円の買い戻しも旺盛なため、ユーロドルの下落は緩やか。

    ユーロ円は1週間振りに138円台まで反発。

  • 株式市場は3日振りに反発。アップルなどのハイテク株に

    買いが集まり、ダウは54ドル高。

  • 債券相場は続落。10年債入札は好調だったものの、利上げ観測

    懸念が重石となり価格は下落。長期金利は2.54%台まで続伸。

  • ドル高が進んでいることから金は続落。原油も在庫が予想されたほど

    減少していなかったことで大幅安。


    本日の注目イベント

  • 豪   豪8月雇用統計

  • 中   中国 8月消費者物価指数

  • 中   中国 8月生産者物価指数

  • 独   独8月消費者物価指数(改定値)

  • 欧   ECB月例報告

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   8月財政収支

    米長期金利は上昇したものの、重要な経済指標の発表もない中、ドルは堅調

    に推移しており、その中でも円の弱さが目立つ展開です。

    ドル円は106円89銭まで上昇し、107円台も手の届く水準になってき

    ました。昨日はドル高が進んだことで、主要通貨に対してドルが買われただ

    けではなく、金や原油などの商品もその影響を受け下落しています。

    金は1245ドルで取引を終えており、こちらは約3ヶ月振りの安値を付け

    ており、原油価格は1年4ヶ月振りに91ドル台半ばまで下落しています。

    資金がドルに向かっており、改めて通貨としてのドルの存在感が増している

    状況です。原油価格の下落は、これからドライブシーズンに入る米国にとっ

    てガソリン価格の低下につながり、個人消費が伸びることにもつながりそう

    です。

    昨日のこの欄では105円80銭辺りを下回れば「調整」が入るかもしれな

    いと書きました。

    ドル円が前日のNY市場で106円47銭まで上昇した後、106円台前半

    まで下落したことで短期の「30分足」ではローソク足が「雲」の中まで落

    ちており、「雲の下限」である105円80銭を下回ればその可能性があり

    ました。

    実際ドル円はしばらく106円20銭辺りで何度も「雲の上限」で跳ね返さ

    れ、上値の重さも感じさせましたが、結局106円を割り込まず、106円

    25銭で「雲の上限」を抜けてからはご存知の通りの展開でした。

    ドル高が進んだことで、それまで前日比マイナス50~100円程度で推移

    していた日経平均株価も大引けは39円高で取引を終えており、ドル円が株

    価を押し上げた格好でした。

    さてドル円は連日ドル高が続いており、107円も見えて来ました。

    ドル円の上昇スピードが早すぎるとの認識は当然ですが、それでもほとんど

    「調整らしい調整」は見られません。このような展開があるとすれば、来週

    のFOMCで、早期利上げを示唆する何らかのメッセージがあった後ではな

    いかと予想していましたが、その動きを先取りした形になっています。

    こうなると、FOMCの声明文で失望のドル売りとなり「調整」を迎えるの

    か、あるいはさらにドルが続伸するのか、17日の結果が非常に重要になっ

    てきます。ある意味、ここから年末の相場を決定することになる可能性もあ

    ります。

    ただ、最近の動きは早期利上げ観測に大きく傾いていることから、仮に利上

    げの前倒しを示唆する内容になったとしても、そこからのドルの一段高には

    慎重になる必要があると思います。場合によっては「絶好の利食いの場」に

    なるかもしれません。

    本日は107円台に乗せるかどうかが市場参加者の関心を集めそうです。

    スピード調整はいつ起きてもおかしくはありませんが、今日の日経平均株価

    は堅調に推移しそうです。

    東京タイムの11時から12時半と、いつものように海外市場が参入した際

    の動きには注意が必要です。

    レンジは106円50銭~107円40銭程度を予想します。


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