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ユーロドル1.28台前半まで続落 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は東京時間に109円46銭まで上昇し、約6年ぶりの

    円安水準を記録したが、海外市場では利益確定の円買いが勝る。

    米長期金利の低下もあり108円60銭まで下落した後、109円台に

    乗せて取引を終える。

  • ユーロドルは続落。スコットランドでの独立を巡る動きも落ち着いた

    ものの、ECBによる量的緩和観測が根強く、ユーロドルは1.2828

    まで下落。

  • 株式市場は高安まちまちながら、アリババが上場後93ドル台まで

    買われたことを好感。ダウは13ドル上昇し、3日連続で最高値を更新。

  • 債券相場は反発。特に30年債が買われ、10年債も連れ高となり

    長期金利は2.57%台まで低下。

  • スコットランドの独立が否決されたことで金は続落。1216ドルで

    取引を終え、約8ヶ月振りに安値を記録、原油も小幅に続落。



    本日の注目イベント



  • 欧   ユーロ圏9月消費者信頼感(速報値)

  • 欧   ドラギ・ECB総裁、欧州議会で証言

  • 米   8月中古住宅販売件数

  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演 

    ドル円は先週末の東京時間に、株高や、スコットランドの独立を巡る投機的な

    ドル買いから109円46銭までドル高円安が進みました。

    ここ1ヶ月で約7円ほどの円安はさすがに急ピッチすぎるとの印象もあります

    が、ほぼ「調整らしい調整」がないまま、110円が手の届く水準まで来ました。

    ここまでのドル高は想定を上回る速さでしたが、その背景にはFOMCで201

    5年末の政策金利見通しが上方修正されたことと、スコットランドの独立を巡る

    報道で、独立反対派が優勢と伝えられたことがありました。結局予想された通り、

    独立は否決され、FOMCでも声明文には前回とほとんど違いはありませんでし

    た。それでもドル高が進んだのは、市場のセンチメントがドル高に大きく傾いて

    いたものと思われます。

    問題は2つの大きなイベントを終えた今週の動きです。

    ドル高のセンチメントは継続されているとしても、110円台に乗せ、さらに上

    を目指す動きが見られるのかどうかが焦点になります。

    急ピッチのドル高に対する警戒感が前面に出てくるようだと、107円台までの

    ドル反落の可能性も考えられそうです。

    オーストラリアのケアンズで行われた「G20」では、欧州と日本の経済成長は

    期待はずれだった、とのコメントも聞かれましたが、基本的には現在のドル高が

    承認された格好です。

    日欧ともに、自国通貨安はデフレ成長からの脱却にはプラスに働くことから異論

    はでません。米国にしても、先週ルー財務長官は「強いドルは米国にとってプラ

    ス」との発言を行っています。今後は日欧に対して、財政出動を含めた需要を喚

    起する政策が求められるかもしれません。

    「G20」を終えた黒田日銀総裁は「日本銀行の量的・質的金融緩和に関する国

    際的理解が十分に得られていると感じた」と述べています。

    また麻生財務大臣との共同会見でも、2%の物価目標は道半ばだとした上で、日

    本経済について「デフレからは脱しつつある」との認識を示し、「量的・質的緩

    和を着実に実施していく方針に変わりはない」と述べています。(ブルームバーグ)

    日米の金融政策の違いからドル高センチメントが維持され、今後110円台に乗

    せることは十分考えられますが、そこからさらに一段のドル高が進むかどうかの

    カギは12月に安倍首相が判断するとされる、「消費税10%」にあると思います。

    増税が予定通り実施されるのか、あるいは延期されるのかという点が極めて需要

    です。その判断の決め手となるのが7-9月期のGDPの数値ということになり

    ます。

    4-6月期の改定値が「マイナス7.1%」だったことで、消費税増税の影響は

    やはり小さくはなかったという見方が広がりましたが、夏場の大雨など、天候不

    順の影響を考えるとややネガティブな結果が予想されます。

    本日はドラギ総裁が欧州議会で証言を行うため、ユーロの動きには注意する必要

    があります。

    ドル円のレンジは108円50銭~109円50銭程度と予想します。


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