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ユーロドル1.27台割れ 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円はアジア時間から欧州時間にかけ109円で推移し、先週記録した

    109円台半ばを試したものの抜けきれずに反落。NY株式市場が大幅な下落を

    示したことや、長期金利の低下を手がかりに108円台半ばまで下落する。

  • 緩和観測の強いユーロは対ドルで3日続落し、欧州市場では一時

    1.2697までユーロ安が進む。NYでは1.27台前半から半ばで推移。

  • 株式市場は大幅に反落。中東やロシア情勢の緊迫化に加え、アップル株が

    大幅に売られたことで相場全体の下げにつながる。ダウは264ドル下げ、

    2週間振りに1万7000ドルの大台を割り込む。

  • 株価の大幅下落に伴い債券相場は上昇。10年債利回りは2.50%台

    まで低下し、ドル上昇の重石となる。

  • 金は反発し、原油は続落。


  • 新規失業保険申請件数→ 29.3万件

  • 8月耐久財受注   → -18.2%


    本日の注目イベント

  • 日   8月消費者物価指数

  • 中   中国 8月景気先行指数

  • 米   4-6月期GDP(確定値)  

  • 米  9月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)


    ドル全面高の展開が続く中、ドル円は109円台前半まで勢いよく上昇した

    ものの、先週記録した109円46銭のドル高値を抜けきれずに反落。

    一方ユーロや豪ドル、NZドルなど主要通貨は対ドルで直近の安値を更新し

    ており、その結果ユーロ円などクロス円が軒並み安値を付ける展開になって

    います。市場全体で見れば「ドル高、円高」が進行している状況です。

    ドル円は昨日の東京時間に109円36銭まで上昇し、先週の高値更新の期

    待もありましたが、NY時間でも109円半ばを抜けきれずに反落しました。

    NY株式市場が大幅な下落を見せ、前日の大幅上昇分を吐き出す格好になり、

    資金が株から債券にシフトしたことで米長期金利の低下につながり、円買い

    が活発になっています。

    ドル円は108円台半ばで下げ止まり、前日と同様に108円台半ばを維持

    しています。

    この辺りから108円台前半の水準が、今のところ「今回の調整」の下限に

    なっていますが、本日は昨日高値を更新した日経平均株価の大幅下落も見込

    まれることから、上記水準を維持できるかどうかが注目されます。

    日本株は今日から「権利落ち」のため、NY株の大幅下落に加え、「配当落

    ち」の分も下げ幅に加わりそうです。

    昨日塩崎厚生労働大臣がテレビ番組で、GPIFの運用方針変更は急がない

    と述べたことで、ドル円が売られた側面もあるようです。

    現在日本国債や国内債に偏っているポートフォリオを、国内株や外国債券、

    あるいは外国株にシフトしていく方針は確認されていますが、今月中か来月

    早々にも発表される見通しだったものが、昨日の発言で遅れる可能性がある

    ことが、ドル売りにつながったようです。

    ポートフォリオの変更がドル買い需要を押し上げ、ドル高円安につながると

    いう見立てです。

    9月も本日を含めて3営業日を残すのみです。

    急激な円安と株高が進んだ9月でしたが、なかなかドルを買い切れていない

    のが実情のようです。そのため、108円を割り込み107円台では旺盛な

    ドル買い需要が見込まれそうですが、多くの人が110円はすぐ届く、と言

    い始めていることで、その手前で「Uターン」してしまうことも考えられます。

    事実これまでのドル円の動きを見ると、109円台に乗せ109円46銭の

    高値をつけたのが先週の金曜日です。

    そこから丁度1週間、110円に乗せないどころか上記水準を抜けていません。

    この1週間のドル上昇スピードは明らかにそれまでのものと異なります。

    大台を目前にしたスピード調整ですが、一方でドルロングにとっては「109

    円台が徐々に重く感じてきた」

    という声も聞かれます。足許で進行しているドル高トレンドが今後も続くと予

    想していますが、ドル買いに入る水準には慎重さが要求されると思います。

    本日のレンジは108円20銭~109円10銭程度を予想します。


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