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ドル円前日の水準を回復 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は昨日の東京市場で117円46銭近辺まで下落したものの、その後は

    買戻しが優勢となり、118円台半ばまで反発。NYでは小売売上高が予想を

    上回ったことや株価が急反発したことで119円台半ばまでドル買いが進み、

    118円90-95銭で取引を終える。

  • ユーロドルも1.24台後半からじり安の展開となり、1.24を割り込み、

    1.2370までドル高ユーロ安が進む。

  • 小売売上高が8ヶ月ぶりの高い伸びを示したことで、株価は大幅に反発。

    ダウは一時200ドルを超える上昇を見せたが、引けに掛けては上げ幅を縮小し、

    63ドル高で終わる。

  • 良好な経済指標を受けて債券は3日ぶりに反落。ただ長期金利は前日より

    小幅な上昇に留まる。

  • 金は続落。原油は世界需要の見通しが低水準との見方から2009年7月以来

    となる60ドル台割れまで売られる。

  • 11月小売売上高    → +0.7%

  • 新規失業保険申請件数   → 29.4万件

    本日の注目イベント

  • 中   中国 11月小売売上高

  • 中   中国 11月鉱工業生産

  • 欧   ユーロ圏10月鉱工業生産 

  • 米   11月生産者物価指数  

  • 米  12月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) 

    ドル円は結局「往って来い」の相場展開でした。

    昨日の朝方には株価の下落に反応し、一時117円46銭近辺まで円が買われた

    ものの、午後には日経平均の下げ幅が150円程度まで縮小すると118円台ま

    で値を戻し、NYでは株高と良好な経済指標を背景に119円55銭までドル高

    が進みました。

    やはり「ドルの買い場」を探す戦略が効を奏した格好になりましたが、一時20

    0ドルを超える上昇を見せたNYダウが63ドル高で終わったことで、ドル円も

    高値から70銭ほど押し戻されています。

    依然として中国や、ギリシャへの懸念がくすぶっていることを物語っており、今

    後もNY株式市場の動きがドル円の先行きを予想する上で極めて重要な鍵を握っ

    ていると言えます。

    それにしてもドル円は荒っぽい展開が続いています。

    9日には1日で3円以上の値幅がありましたが、その後も連日の2円以上の振

    幅を見せています。今年の12月は明らかに例年とは異なり、最後まで予断を

    許さない展開が予想され、良い忘年会が迎えられるか、あるいは湿っぽいもの

    になるのか、最後まで気を抜けません。

    昨日の展開を見ていると、117円半ば辺りではそれなりにドル買い需要があ

    ったようです。

    今朝の日経電子版では「ミセスワタナベ、巨額のドル購入」との記事を紹介し

    ています。

    テクニカルを見ると昨日のNYではドル急反発も「一目均衡表」の「雲」の上

    限で見事に抑えられた格好です。

    そして、その後の下落で118円65銭程度まで下落していますが、こちらも

    「雲」の下限でサポートされており、現在「雲」の中でもみ合っている状況で

    す。従って、ここから上抜けするのか、再び下抜けして117円台を試すのか

    をしっかりと見極める必要があります。

    WTI原油価格がついに60ドルを割り込んでいます。

    サウジが減産する必要はないと表明したことがきっかけですが、一部には採掘

    コストが極めて低く、さらに財政的にも裕福なサウジが米国のシェールオイル

    への打撃を狙っているとの見方もあります。採掘コストが60ドルとも言われ

    る米国のシェールオイルですが、現在では技術革新が進み、採掘コストはさら

    に下がっているとも言われています。

    注目されたECBによる第二回の条件付長期リファイナンス・オペ(TLTRO

    )の利用額はアナリストの予想中央値に届きませんでした。

    ECBの発表によると、ユーロ圏の銀行の借入額は1300億ユーロ(約19兆

    1600億円)で、アナリストの中央値である1400億ユーロには届いていま

    せん。

    この結果、ECBが量的緩和に踏み切る可能性が一段と高まり、来年1月にも実

    施する見方も台頭しています。

    今度の日曜日は衆議院選挙です。

    自民党の300議席超えが予想されており、自公では2/3を確保できるとの見

    方です。アベノミクスへのさらなる推進につながり、円安要因とみられますが、

    選挙は水物と言います。ふたを開けるまでわかりません。

    仮に予想通りであっても、この結果だけで121円に戻すのは無理があると考

    えています。

    本日のレンジは118円30銭~119円80銭程度を予想します。

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