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ECB理事会控え神経質な展開続く 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は荒っぽい動きを繰り返しながら結局118円近辺まで

    値を戻す。株安や日銀の政策決定会合内容に失望したドル売りで

    117円18銭まで円高が進んだ。その後は全般的にドルが買い戻された

    ことでドル円は118円台を回復し、117円台後半で引ける。

  • ユーロドルはECBによる緩和策が確実視される中、ユーロ買戻しが

    優勢に。一時は1.1680まで上昇し1週間ぶりの水準をつけたが、

    その後は徐々に売られ、1.15台半ばを記録。

  • 株式市場は3日続伸。ECBの緩和観測が株価を支え、原油価格が

    上昇したことでエネルギー株も反発し、ダウは39ドル高で取引を終える。

  • 債券価格は反落。ECBが大規模な緩和策を実施するとの見方が

    拡大し、欧州景気にもプラスといった見方から債券は売りが優勢となる。

    長期金利は1.85%台まで上昇。

  • 金は小幅に反落。原油価格は反発し47ドル台に。

  • 12月住宅着工件数 → 108.9万件

  • 12月建設許可件数 → 103.2万件


    本日の注目イベント

  • 欧   ECB金融政策発表

  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見

  • 欧   ユーロ圏1月消費者信頼感(速報値)

  • 米   11月FHFA住宅価格指数

  • 米   新規失業保険申請件数

    昨日もドル円は神経質な動きを見せ、値幅も大きく、115-120円のレンジ内での

    取引ながら方向感が定まらない展開でした。

    朝方の118円76銭辺りを頂点にドルが徐々に売られる流れとなり、昼過ぎには日銀

    決定会合の内容が発表されると118円を割り込み、その後の海外市場でも117円台

    前半までドルが下落。しかし、NYの後場には118円台まで戻すなど、今夜のEC

    B理事会を控え荒っぽい展開が続いてます。

    ブルームバーグ・ニュースは、「ドラギ総裁は1.1兆ユーロの量的緩和計画を提案す

    る」と報じています。同ニュースは、欧州中銀当局者からの情報として「総裁を含むE

    CB理事会は月500億ユーロずつの資産購入を2016年末まで続けることを提案」

    と伝えており、最終決定前に計画に変更を加えることもあり得るとしています。

    また、新たな購入対象は国債が中心となる公算が大きいものの、社債など他の資産につ

    いても討議されるようです。

    日銀の決定会合の内容に、市場はやや失望しました。

    一部には、日銀に預けられる準備預金の超過分に対する付利金利を引き下げるのではな

    いかといった観測もありましたが、見送られました。

    黒田総裁は記者会見で、「2%の物価上昇は2015年を中心とする期間に達成される

    可能性が高い」と、これまでの主張を繰り返しました。

    同時に、期間については「ある程度前後の幅はあり得る」とし、「若干前後にはみ出る

    余地はある」と述べています。

    そして、2015年度物価上昇見通しを、従来の1.7%から1.0%に引き下げてい

    ます。また2016年度については、これまでの2.1%から2.2%に引き上げ、「

    原油安の影響が剥落することで物価が上昇する」との見立てを示しました。

    この発言から、追加緩和観測がやや後退したことでドル売りが進んだものと思われます。

    ドル円は足元では119円台に乗せることができるかどうかがテクニカル的に重要な鍵に

    なっています。118円台後半までは上昇しましたが、その上には一目均衡表の「雲」が

    「日足」でも「8時間足」でもさらに「4時間足」でも確認できます。

    現在「雲の下限」が上昇を抑えている格好になっており、119円台にしっかり乗せてく

    れば上昇に弾みが付くことも考えられますが、基本は115-120円のレンジが継続さ

    れていると見られます。

    本日もECBの政策発表をにらみ神経質な展開になりそうです。

    株式市場や原油価格の動きにも影響されますので、幅広く情報には注意が必要です。

    レンジは117円~118円50銭程度を予想します。


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