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ドル円米長期金利上昇で119円台回復 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場



  • ドル円は欧州市場で118円台後半まで上昇し、NYでは
    長期金利の上昇を手がかりに119円42銭までドルが買われる。

  • ユーロドルは続伸。ギリシャが18日にも救済プログラムの
    延長を申請する可能性があると伝わったことが背景。ユーロドルは
    1.14台半ばまで上昇し、前日の下落分を埋めた。

  • 株式市場は続伸。ギリシャ問題が好転するとの見方や、原油が
    上昇したことを好感し、ダウは28ドル高で取引を終える。

  • 債券相場は続落。ギリシャの支援問題が進展するとの見方や、
    FOMC議事録公表を控え、利益確定の売りに押される。
    長期金利は年初来高水準に近い2.14%台まで上昇。

  • 金は反落。原油は3営業日続伸。

  • 2月NY連銀製造業景気指数  → 7.78

  • 2月NAHB住宅市場指数   → 55



本日の注目イベント

  • 日   日銀金融政策決定会合
  • 日   黒田日銀総裁記者会見 
  • 英   1月失業率
  • 英   BOE議事録
  • 米   FOMC議事録(1月27、28日分)
  • 米   1月住宅着工件数
  • 米   1月建設許可件数
  • 米   1月生産者物価指数
  • 米   1月鉱工業生産
  • 米   パウエル・FRB理事講演

ドル円は119円台を回復しました。
米長期金利が2.14%台まで上昇し、この水準は今年最も高い水準に近く、日本の
長期金利が低下していることから、「日米金利差拡大」で、ドルが買われたものです。
NYダウも小幅ながら続伸し、1万8000ドル台を固めつつあります。
そのため、やや「リスクオン」モードが進んだ格好です。

また懸案事項のギリシャ支援問題では、ブルームバーグ・ニュースは「ギリシャ政府は
融資合意の6ヶ月延長を申請する可能性があると、事情に詳しい関係者が述べた」と
伝えています。
債権団とツイプラス政権との協議が物別れになったばかりで、事態の進展を危ぶむ声が
高まっていましたが、今月末で期限の来る支援プログラムを、ひとまず半年延長すれば、
ギリシャのデフォルトは回避できそうです。
ただ、6ヶ月延長を申請するにあたって、ツイプラス政権側は何か条件をつけてくる可能
性もあり、そうなると債権団側が受け入れないこともないとは言えず、まだ事態は流動的
です。

ドル円は119円台を回復したことで、「1時間足」では再びローソク足が「雲」を上抜け、
「好転」を見せています。
短期的には再度ドル高の気配はありますが、先週は119円台前半から一気に118円台
までドルが急落したこともあり、119円台ではドル売り意欲もそこそこ見られるはずです。
従って、ここから120円にかけては、そう簡単にはドル高が進まないと思われますが、
支援材料としては米長期金利の上昇傾向があります。

米長期金利は2月1日に1.68%台まで低下しましたが、そこから約50bpも反転して
来ました。市場で「6月利上げ説」が強まっていることが背景ですが、株式市場も出直りを
見せており、「株高債券安」が進行しているとも見て取れます。

「6月利上げ説」がさらに確実なものになるのかどうかは、いよいよ今夜のFOMC議事録の
公開から市場が判断する材料を提供してくれます。
来週にはイエレン議長の議会証言もあり、さらには翌週には2月の雇用統計、そして
3月18日はFOMCと続き、この頃には利上げが実施されるのかどうかは、かなり明確に
なっていると思われます。

2月の雇用統計が先月のそれのように大幅に上方修正され、さらに雇用の質も改善して
いれば「6月説」が、俄然現実性を帯びてきますが、まだ不透明感はあります。
ギリシャ、ウクライナがそれにあたります。

本日は午後3時半の黒田総裁のコメントが最も注目されそうです。
先週のブルームバーグの報道では、日銀内部でこれ以上の追加緩和は消費者心理を
悪化させるとの見方が広がっているというものでした。
これまでの黒田総裁の発言からは、そのような認識をもっているとのイメージはありません。
おそらく、総裁自身その意見には組しないと予想しています。

予想レンジは118円50銭~119円80銭程度と考えます。

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