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イエレン証言でドル円反落 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円はイエレン議長の議会証言前に119円84銭近辺まで上昇したが、

    「利上げは急がない」との証言でドルが急落。高値からほぼ1円のドル安で

    118円後半で取引を終える。

  • ユーロドルは1.28台後半まで売られた後、イエレン証言で1.13台半ばまで

    反発。その後は方向感もなく、もみ合いに。

  • 株式市場はイエレン議長の証言で、早期の利上げはないとの見方が広がり、安心感から

    反発。ダウは92ドル上昇し1万8200ドル台に、ナスダック指数も10日続伸し、

    15年ぶりの最高値更新も視野に。

  • 債券相場もイエレン証言を好感し続伸。10年債利回りは約2週間ぶりに2%を

    割り込む。

  • 金、原油はともに続落。

  • 12月ケースシラー住宅価格指数 → +4.46%

  • 2月消費者信頼感指数      → 96.4

  • 2月リッチモンド連銀製造業指数 → 0

    本日の注目イベント

  • 中   中国 2月HSBC製造業PMI(速報値)

  • 欧   ドラギ・ECB総裁議会で証言

  • 米   1月新築住宅販売件数

  • 米   イエレン議長議会で証言(下院)


    注目されたイエレン議長の上院での証言は、「利上げを急がない」というもので、

    直前に119円84銭まで上昇していたドル円は急落。ドルは約1円売られて1

    18円75銭近辺までドル安が進みました。昨日の朝方にも118円台後半を見て

    いたこともあり、ドルがそれ程急落したイメージはありませんが、またしても1

    20円には届かなかったことは、今後の展開に影響するかもしれません。

    議長は証言で利上げのタイミングについて「(辛抱強くなれる)というFOMC

    のガイダンスについてはそれは利上げがどの会合でも起こりえることを示唆する」

    とし、「政策当局者が引き締めの時間枠に縛られることはない」との認識を示し

    ました。その上で、「そうではなく、ガイダンス修正は、近いうちにどの会合で

    も目標レンジ変更が正当化され得る状況になるという水準にまで情勢が改善した

    とのFOMCの判断を反映していると理解すべき」と加えています。

    さらに議長は、「少なくとも今後2回の会合で」利上げする可能性は低いことを意

    味する、と改めて説明しています。(ブルームバーグ)

    利上げについて慎重な見方を示したイエレン議長でしたが、その一方で、FOMCは

    利上げまで長く待ちすぎるリスクについても認識しておく必要があるとも述べてい

    ます。

    米経済については、海外の起因するリスクを指摘しており、諸外国は「数多くの課

    題に直面しており、それが経済活動を抑制する恐れがある」と述べています。

    今回の議会証言で「6月利上げ」がやや後退したとの印象を残すことになりました

    が、上述のように、「辛抱強くなれる」という文言を外した後には、どの会合でも

    利上げに動く可能性があることを維持しているため、「6月利上げ」が全くなくな

    ったとも思えません。

    利上げを決めた際の金融市場の混乱をできるだけ少なく抑えようとする配慮から、

    慎重な姿勢を見せながらも今後の経済指標次第という、これまでの方針を維持して

    いたと見られます。

    イエレン議長の証言を受けて、株式市場はまだしばらく低金利が続くとの見方が強ま

    り、ダウは史上最高値を更新しました。

    主要株価3指数の中で、唯一2000年の最高値を更新していないナスダック指数も

    上昇し、あと1.6%の水準まで迫っています。

    ドル円は直前高値から1円ほど下落しましたが、それでも118円台後半です。

    米株高の影響もあり、円高がやや進んだ割には日本株も堅調に推移すると見られます。

    本日は119円を挟んだ展開が予想され、レンジは118円50銭~119円50銭

    程度と予想します。


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