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ドル円レンジグレイクできず 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は雇用統計発表の直前に120円24銭まで上昇したが、
    4月の雇用統計は概ね予想通りだった。ただ、3月分が大幅に
    下方修正されたこともあり、ドル円は119円台半ばまで下落し、
    その後はもみ合い、119円70-80銭で越週。
  • ユーロドルは1.13目前まで上昇したが、上値も重く、
    1.12台前半まで売られる。
  • 株価は大幅に続伸。雇用統計の結果を受け、利上げ観測が
    後退したことから、ダウは267ドル上昇し、一気に1万8100ドル台
    を回復。
  • 債券相場も続伸。雇用統計を受け、12月の利上げの確率も低下し、
    価格は上昇。長期金利は2.15%と小幅に低下。
  • 金、原油は続伸。


  • 4月非農業部門雇用者数 → 22.3万人
  • 4月失業率       → 5.4%

    本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏財務相会合
  • 米   4月労働市場情勢指数(LMCI)
  • 英   BOE議事録

    4月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が22.3万人と、市場予想の
    22.8万人からは若干下振れしたものの、概ね予想に近かった。
    ドル円は、発表時間が近づくに連れ上昇し、120円24銭までドルが買
    われ。「もしかしたらいい数字では」との期待も高まりましたが、結果は
    上述の通りでした。
    ただ3月分が、12.6万人から8.5万人に大幅に下方修正され、市場
    はこちらに反応した形でした。

    3月分が下方修正され、平均時給も予想ほど伸びていなかったこともドル
    の上値を抑えた格好でしたが、反対に利上げへの警戒感が緩和され、株価
    は急反発しています。
    ダウは267ドル上昇し、前日の上昇分を併せると360ドルほど上昇し
    たことになり、最高値に迫る水準を確保しています。
    今のところ「セルインメイ」の格言も不発のようです。

    今朝の経済紙の一面にもありましたが、米中の景気の先行きに暗雲が漂っ
    てきたようです。
    雇用者の伸びは2ヵ月連続で市場予想を下回り、3月の8.5万人は、
    2013年12月の8.4万人以来の低水準です。
    このため、9月の利上げ観測もやや後退し、12月の利上げの確率も低下
    しています。
    現時点では、年内の利上げの可能性がなくなるような状況ではありません
    が、米景気に対する強気の見方は徐々に低下していると見られます。

    結局今回の雇用統計で、118円台半ば~120円台半ばのレンジが破れ
    るのではないかとの期待も不発に終わりました。
    今週は13日に小売売上高が発表になり、こちらは注目度が高いようです
    が、それでも上記レンジをブレイクするとも思えず、膠着感が深まってい
    ます。

    本日は、NY株の株高を受け日経平均株価も上昇しそうです。
    米長期金利も下がったといっても2.15%台を維持しており、ドル円の
    サポート材料と見られます。そのため、ドル円も119円台は維持できる
    と見られ、株価次第では120円もあるかも知れません。

    予想レンジは119円20銭~120円20銭程度としたいと思います。


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